2013年08月10日
近づくお盆・・・

カーネーション。マミーキッス。
わたしゃ、あんたの母ではないよ。

・・・と、言いたいが、言えない。
親と疎遠な人でね。

昔、





自分で言えず、


携帯電話の無い時代。
公衆電話代を考えると、

盆暮れに帰省しても、会話がない。


暑い寒いと白髪の話じゃ、5分と持たない。口下手親子と、口下手嫁。



The Song of Wind (380)
「『闇の魔人の娘』と言う、事実を隠し果せる事は、
不可能ではありますまい。聞けば、実兄、義兄、
共に、コパロスの役人とか。ケルビンを表に出さず、
彼等を名代に据えれば、よいのです。
しかし、ただの市井の娘を王妃候補に、となると、
国中の、年頃の娘達が、一斉に王宮に押しかけ、
門前市をなしましょう。
幾ら、厄災の元凶を、退治た功績があると言っても、
シシィ一人の力と、言うでもなし・・・
民衆を納得させるには、不十分過ぎましょうし。」
一方に解決策。一方に最大の問題点。
ハズリックの意見は、あまりにも、もっとも過ぎた。
村長が、再び反対の意を唱えた。
向こうの部屋からは、クラヴィフォンの音色が響いて来た。
「シシィおねえさん、じょうずねぇ!」
村長の娘の、感心した声が混じる。
「決して、無教養な育ちではないと言うに・・・
惜しい事じゃ。」
アルナス后が、子供達の部屋の方へ目をやり、呟いた。
ソルダムは、意を決した。
「討議会を招集する。触れを回せ。」
小さなアクイラ村は、蜂の巣をつついた様な騒ぎになった。
* * * * *
本来なら、サフィール宮殿で、行われるものである。
それを、この小さな村で行うと言うのだから、
村中が、上を下への大騒ぎになったのも、無理は無い。
幸い、古い神殿は、会議に堪える規模を有していたし、
小さくとも宿場町であるから、一応、上宿や本陣もある。
大商人の蔵屋敷もある。数十人の要人が集まっても、
とりあえずは収容できる。
が、晩冬の山間部の雪国で、一大重要会議を開くのは、
容易ではない。
「会議のみだ。関係者の宴の類は禁ずる。」
そうは言っても、身軽でない人物が、多く集まるのだ。
騒ぎは一通りではない。
シシィは、村長の館を出され、本陣の一室に移された。
厳重に護衛され、と言う事は、ほぼ軟禁状態である。
・・・えらい事になった・・・どないしたらええんやろ・・・
ルナンシア近くの、宿場町外れで拾ったおっさんと、
こんな事になるなんて、誰が想像するもんか。
通りに面した窓は無い。外の様子は、一切分からない。
ソルダムとの連絡も絶たれた。
そこへ、面会の申し込みがあった。
・・・ソルダムが来られへんのに、誰?・・・
訪問者は、ジャドゥビスとオリザ姫であった。
ジャドゥビスは、身分を隠す必要がない。
大公子息といえば、大抵の無理は通るのだ。
従者の扱いで、セヴィリス、ドリスに続いて、そっと、
ケルビンが入って来た。
シシィの双眸に、涙が溢れた。
続く
クラヴィフォンは

持ち運びできない分、上流階級の

良家のお嬢様は、音楽を演奏するのに、自分の手で、楽器を担いだりはしない、

バレエ曲、くるみ割り人形の、

林先生のブログで、緑の服の小人さん達が踊ってますが、

本当は、お菓子の国の女王様の踊りです。
この楽器を、シシィが弾けるって事は、シシィは、割と良い家のお嬢様・・・
ケルビン、頑張ってたんだね。・・・って事で。ではまた次回。






脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
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