2013年08月03日
へんな妖精の絵・・・?

やや突飛な物を・・・
まるねこの絵。葉陰の妖精・・・かなぁ

何だろう・・・



それとも、トトロの親戚


まあ、いいや。
まるねこ製キャラは、何だか癒される。
ちょっとおとぼけで、不思議な目線。
・・・って思うのは、ただの親馬鹿

The Song of Wind (377)
アクイラへの道は、なだらかに整備されてはいたが、まだ雪深く、
山陰へ入ると、踏み固められていない新雪で、騎乗では進めない。
二人は轡を取り、馬を宥めながら、山道を登って行った。
ソルダムは、シシィを気遣って、時折、振り返りはするが、
無口の上、重大な気がかりを抱え、一言も喋らぬ。
それが、いつもの事だから、シシィは、黙ってついて行く。
街道の道標は、雪道に目立つよう、赤い印がつけられている。
時折、それを確かめては、地図と見比べ、また進む。
雪の山道にしては、相当な早足だ。シシィは、遅れがちになる。
だが、「待って」と言う言葉を、シシィは言わぬ。
ついて行ってるのは、自分の勝手だ。
もともと、この道を、一人で辿る心算だった。
ソルダムの母の王太后に、一言、「結婚はさせられぬ」と、
言われれば、諦めがつく、そう思い詰めて、踏み込んだ道で、
ニグに攫われたのだ。その道を再び行く。
シシィにとっては、終結への道である。だが、心のどこかに、
許しを貰えまいかと、一縷の望みを、繋ぐ自分もいる。
いつしか、前を行くソルダムの姿が、小さくなっていた。
峠の頂上で、立ち止まっている。
シシィを待っているのか。急いで追いつくと、ソルダムは、
緩い下り道の先の、山の端を指差した。
「アクイラだ。」
ついに、来るべき地へ着いた。シシィの心に迷いが奔った。
「行こう。」
ソルダムは、シシィの肩を、軽く叩いた。二人と二頭が、峠を下る。
山の早い夕暮れは、夜闇と入れ替わりつつあった。
二人が、村長宅に着いた時、夜はとっぷりと、更け切っていた。
寝支度をしていた一家は、てんやわんやの大騒ぎになった。
耳聡いミリカは、真っ先に、異変に飛び起きて、玄関に走った。
「王様!!」
甲高い子供の叫びに、アルナス后が、目覚めた。
小さな屋敷である。村長が、慌てて案内しようとするより、
ミリカが、ソルダムとシシィの手を取って、廊下を駆ける方が、
速かった。
「おばあさま!!」
枕頭台の蝋燭を、震える手が、ようやく灯した時、
ソルダムが、扉を開けた。
そこには・・・
この三旬余りの間に、言い知れぬ辛酸に、晒され尽くし、
思いがけぬほど老けてしまった、母と子の姿があった。
続く
いい加減、季節はずれのシーンも、慣れてきたみたい。真夏に、雪景色を想像してます。
実は、このシーン、サフィール市内に設定してたんですが、
さすがに、そんなに簡単に、復興は進まないと、実際の東北のニュースを見てて、
気付いたわけです。・・・で、サフィールは、ハズリック副市長の報告に留めて、
アクイラで再会させました。ちょっと、感動ものでしょ

「アルプスの少女ハイジ」の、デルフリ村が、アクイラのイメージです。
では、また次回。今日も、お越し下さって、ありがとうございました。
脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
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Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
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