2012年11月11日
花のきれいな作物

豊作



そう、これは、作物。


古代から、重さと同じ黄金で

取引されたと言う、貴重品。
・・・のわりに、簡単に咲く。

赤い雌しべが薬。もう、収穫後。
今夜の、胃弱娘の御粥は、


サフランリゾット。チーズ抜きで。
The Song of Wind (280)
「こうしては、いられない。何とか、ここから出なくては。」
トゥモーロスは、カンテラを手に、立ち上がった。
「私は、その、王に会う為に、テッセリムを出てきたのです。
あそこは、確かに、冬の厳しい土地です。
でも、周囲の山間には、小さな盆地が点在する。
整備された道で繋げば、大きな町に、発展させる事ができる。
リューデンに橋を架けなくとも、ルナンシアやアルテミシアへは、
他のルートを、開拓すればいいのです。無ければ、作る!
でも、保守的な年配者は、失われた物ばかり、懐かしんでいる。
それでは、厄災に負けた事になる。
厄災を引き起こしたのが、ニグだと言うなら、そんな悪者に、
してやられたくは、無い!!だが、ガラノデルムから派遣された、
神官達は、それを理解してくれないのです。
陛下の一声、書付の一筆、それだけでいいのです。
それがあれば、彼らも住民も、納得して、冬を耐えて行ける。
だから、私は行かねばならない。」
トゥモーロスは、シシィが共に立ち上がる事を、期待した。
だが、シシィは、抱えた膝を、離そうとはしなかった。
「動かん方が、ええよ。恐ろしい目ぇに、遭いとぅなかったら。」
・・・なにを、気弱な事を・・・
トゥモーロスは、シシィに背を向けた。
足元には、シシィのカンテラの明かりで、自分の影が出来ている。
トゥモーロスは振り返った。思い返して、一緒に来てはくれまいか・・・
何しろ真っ暗闇なのだ。二人の方が、確かに気強い。
・・・え?・・・
シシィが、いなくなっていた。夢幻のように、消えている。
・・・そんな馬鹿な・・・今、ここに、確かに・・・
どきり、と、脈が打った。後ろに明かりがある。
自分の前に、影が延びている。
恐る恐る、振り返ると、そこには・・・
さっきと全く同じポーズで、座り込んでいる、シシィの姿があった。
・・・!!!!!・・・・
トゥモーロスは驚き、二、三歩後退り、それから、くるりとシシィに
背を向け、一散に駆け出した。
駆けながら、振り向くと、シシィはいない。
そして、前に向き直ると、ほんの目の前に、見覚えのあるカンテラの
明かりが灯っている。トゥモーロスは、最早、半狂乱だった。
「どういう事だ!!どうなっているんだ!!」
「言うたやろ。怖い目に遭う、て。」
シシィは、ようやくその顔を上げて、トゥモーロスを見た。
「ウチから、どない見えたか、教えたろか?
初め、あんたが立ち上がって、後ろ向いた途端、あんたの後姿が
反対側に現れてん。ほんで、走って行った時も、向こうへ走って
行ったのに、こっち側から、また近付いて来たんや。
ここは、前も後ろも無い。右も左も、混ぜこぜや。上下だけは、
あるようやけど、それも、確かや無いかも知れへん。」
シシィは、恐らく、この空間に迷い込んでから、散々、
ありとあらゆる事を、試してみたのに違いない。この無気力さは、
唯の諦めではなく、最早、自分の限界を知ってしまった、後の、
進退窮まった状態だったのである。
続く
さあは、ハーブや生姜、山椒とか、好きだけど、ウチのオヤジは、特に生姜が駄目。
サフランもミントも、好きではない。だから、さあは、欲求不満気味。
もっと、自然な香りの生活したかったんだけど、オヤジのタバコと、猫関連の臭い消しは、
どうしても、合成芳香剤の方が、強い。どうして、こんなに合わないのに、夫婦なんだろね

食べ物も合わない。お肉と納豆と酢の物が、駄目なさあ。この3つが大好きなオヤジ。
好きなら、一人で食べればいいのに、人に強要するオヤジ。
さあだけでなく、お客さんにまで、生レバーを強要した。(去年の話ね)
どうして、嫌がる人に無理強いするかな


では、また次回。







脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
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