2012年08月11日
スキャナーの使い方

カレンダーの絵が、気に入ったので、UPできないかと、初めて、スキャンしてみました。
割と、できた




失敗するのは


・・・・・と、思う・・・・・

The Song of Wind (247)
「シド・ジュノス伯爵の御要請により、お迎えに上がりました。
オヴィディオ陛下、並びに皆様方には、お話せねばならぬ事が、
起こりましたとか。それゆえ、速やかに下山され、ジュノス伯の
テントに、お越し頂きたいとの、御伝言でございます。」
行列の先頭は、ガラノデルムから、ミランについて来た兵士だ。
ミランが、詰め寄った。
「お前、何、使いっぱしり、やってんだよ。
シドの用なら、シドの隊のヤツが来りゃ、いいじゃん。
王様のお出迎えなら、分かるけど・・・」
「いえ・・・ジュノス様は、今、大変な難儀に会われて・・・」
「ミラン、押し問答は後だ。急いだ方が良いのだろう。
すぐ出発だ。訳は、歩きながら聞く。」
ソルダムが、人数分の空き馬の先頭に、ひらりと、飛び乗った。
振り返ると、ケルビンとアルフィーニは、既にいず、
ただ、ユリシアが、困惑した表情で、立ち尽くしている。
いつもなら、真っ先に風になって、飛び去っていくはずだ。
兵士の一人が、軽々とした少女を抱き上げ、馬の背に乗せた。
「セヴィリス、行くよ!」
ミランは、僧院の玄関にたたずむ、見送りの尼僧に、まだ、
何かを、言いかけようとしている、セヴィリスを急かした。
セヴィリスは、黒いヴェールに、頭部をすっぽり覆い、
表情も見せず、余分な口も聞かぬ尼僧達に、やっと
諦める気になったらしく、長杖を小脇に、ついに馬に跨った。
馬車用に、なだらかに作り直された山道を、十数頭の馬が、
早足で駆け下りて行く。数多い篝火に、さすがの獣も、近付かぬ。
程なく、麓に着き、ジュノス隊野営地まで、一気に駆け付ける。
ルテシア北部とはいえ、タンベルディ地方は、豊かな地域だ。
野営地は、数多い徴用兵士用テントで、小さな村の様になっている。
その奥に、いかにも首長用らしく、色鮮やかな、房飾りの旗を掲げた、
シドのテントがあった。
ソルダムは、案内も、挨拶もなしで、いきなり、幕を跳ね除け、
中へと踏み込んだ。折り畳み椅子に、へたり込む様に座る、
ケルビンと、困惑しきった表情のアルフィーニ、おろおろと、
両手を揉み絞る様にして、歩き回るシド、そして、テーブルに
突っ伏して、おいおいと、泣き続ける、オリザ姫が居た。
ソルダムは、その様子を見回し、はっ、として、
ケルビンに詰め寄った。
「シシィは?シシィは、どこにいる?」
「シシィはいない・・・ここには・・・」
代わりに、オリザ姫の泣き声が、大きくなった。
アルフィーニが近付いて、宥めた。
「姫のせいではない。シシィが、自分の意思でした事だ。」
「でも・・・でも、私が気付かなければ、いけなかったのに、
こんな事になるなんて・・・」
「一体、何が・・・?」
ソルダムは、呆然として呟いた。
ミラン、ドリス、ジャドゥビス、セヴィリスが、入って来た。
気付くと、ひっそりとユリシアも、皆と共に入って来ている。
一番、表情が暗いのは、この、風の娘かもしれなかった。
「シシィが、いなくなりました。」
「いなくなった?どう言う事だ?」
後から入って来た五人は、唖然として、周りの人々を、
見守るばかりだ。
続く




シシィの失踪を、何処に持って来ようか、迷った末、第四章初っ端に、やってしまった。
つまり、第四章は、シシィなしで、動くわけで・・・あの喋リンがいないと、話が進むかどうか、
ちょっと不安です。











脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
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