ぶるんねん文庫

　大野君・・・突然の事故、病気に注意。

　心が不安定で、忘れ物多し。口が災い。

　万事大雑把。火曜日、特に注意。



　櫻井君・・・感情抑制が上手く行かない。

　孤独になる。避けようとすれば、乱費する。

　優柔不断、特に水曜日、何もかも迷う日。

　相葉君・・・表現上の独創性開花。

　ビジネスの成功。楽しみに走ると凶。

　友情知性良し。火曜日、準備不足。

　

　二宮君・・・チャンス到来！本性発揮！

　好きな事が飛躍的に上達。

　でも、野心と打算が見えて嫌がられる。

　金曜日、きちんとしたい日に、間違いあり。

　　松本君・・・頭の冴える週。発想良し。

　でも、我儘、気まぐれも起こる。

　木曜日、欲しいものが手に入らず、苛々。

　　　　　　★　★　★　★　★

　う～ん・・・さあは、大野君が一番お気に入り。

　だからって、三週続けて大アルカナ出るかな
　
　７８枚中、大アルカナ２２枚、小アルカナ５４枚。

　確率的に低いよね。やっぱりリーダーだから

　でも、塔のカードは、強烈だよ。

　知らせる手段が無いけど、気をつけて欲しい


　　　　Ｔｈｅ　Ｓｏｎｇ　ｏｆ　Ｗｉｎｄ　（２４８）
　
　「旅の占い師が入り込んで来て、何か言ったらしい。

　　何か・・・詰まらぬ事を。それにショックを受けて・・・」

　「詰まらぬ事？」

　「やっと、会える所だったのに・・・なんで？」

　ミランが呟いた。オリザ姫は、泣きじゃくって、言葉が出ない。

　シドが弁解した。

　「私が迂闊でした。もっと、厳しく見張らせておれば、

　　そんな胡乱なやからが、入り込む事も無かったのに・・・」

　が、いずれも、ソルダムの疑問に、答えていない。

　「旅の占い師が、どうしたって？何を言ったと？」

　「・・・多分・・・」

　ケルビンは、言い難そうに口ごもった。

　「姫！あなたは？何か知っているんでしょう？」

　「私は・・・ただ、シシィが・・・私には、許婚がいるのかと、

　　訊ねるから・・・今の所、いないけれど、いずれ、お父様が、

　　お決めになって、その方と、国を治めて行く事になる、と・・・」

　オリザ姫は、切れ切れに、やっと、そう言った。

　ケルビンが、意を決して話し出した。

　「占い師は、ソルダムと、結婚できる望みが無いと、

　　言ったらしい。会えば、別れ難くなる。私も反対したし・・・

　　だから、再会前に身を引いて、トルトバイトに帰ったと・・・」

　「そんな馬鹿な！！待っていてくれと、あれほど・・・！！」

　ソルダムの言葉に、ケルビンは、カッと、頬に血を昇らせた。

　「どうして！そんな無責任な約束を！！

　　一国の王ともあろう者が、なぜ、果たせもせぬ約束をした？」

　「果たそうとした！！いや、必ず果たす！！

　　その心算で、ここまで戻って来た！」

　「北の古国の王妃に、一介の魔術師の娘を？」

　「すると決めた！！何が悪い！！」

　アルフィーニが割って入った。

　「止めないか。今更、行ってしまった者は、仕方ない。

　　それより、セヴィリスが、方角を追っている。

　　静かにしてやってくれ。」

　ケルビンとソルダムは、テントの隅で、じっと、

念を凝らしている、セヴィリスに、向き直った。

　「トルトバイトでは、ないな・・・恐らく、北へ向かっている。

　　無国籍地帯から、直接バルツァードへ入るルートだろう。」

　「そんな・・・もんのすごーく、険しい山道だよ！」

　ミランが叫んだ。
　
　「第一、彼女、お金あんの？」

　「・・・シタールを持っている。それと、ロバを一頭、

　　連れて行った。山越えの為だろう。」

　ソルダムは、セヴィリスの言葉に、やや安堵したらしかった。

　「北ならば、心配ない。

　　これから、私が戻るルートだ。途中で追いつくだろう。」

　だが、ぜヴィリスは、はっとした面持ちで、顔を上げた。

　「・・・消えた・・・シシィの波動が・・・今、突然・・・」

　　　　　　　　　　　　　　　　　続く

　３週占って、分かってきた。

　嵐って、誰かが決定的に悪くても、必ず、誰かの所に、フォローの星が巡る。

　誰かが、元気良すぎても、誰かが、抑制する。そういう、星回りなんだ。

　それと、年が近い・・・と言う事は、ハプニングの天王星と、秘密の海王星の位置が、

　全員、ほとんど一緒。だから、いい時はみんないい。起こる事は、いっぺんに降りかかる。

　勘の冴える時も、一緒だから、誰かだけ、トンチンカンな間違いをする事もない。

　いい仲間だと思う。なかなか、こんな風に、うまくは、集まらないんじゃないかな？

　ではまた次回今日も、お越し下さって、ありがとうございました。