ぶるんねん文庫

　

　なぜだか、鉢植えにキノコ。勿論、植えるわけ無い。本命はコレ

　「サンパラソル」と、言うそうで、オヤジ御購入。その根元にキノコ・・・

　この人の色彩感覚も、さあに負けない、幼児性。お花は、赤く咲くもんだそうで、

　何年か前に、山茶花の赤いの、植えてましたな・・・　　

　ニゲラ、オダマキ、ラヴェンダー、・・・青系の花好きの、さあとは、相容れない・・・


　　　　Ｔｈｅ　Ｓｏｎｇ　ｏｆ　Ｗｉｎｄ　（２４３）


　六神官は、危機を感じた途端、聖堂内へ立て籠もり、

何者も近づけぬ、魔術の粋を尽くした結界を、張り巡らせた。

　ユーディス隊が到着すると、戴冠式の列席者達は、我勝ちに、

この異国の軍に、救いを求めた。丸腰の弱者達は、敵対国、

バルツァード軍の兵に導かれて、次々に落ち延びて行った。

　麓に待機していた、各領地から来た兵士達は、

ユーディス隊の出現に驚いたが、『ファーゴ謀反』の

情報に慌てて、己が領主を迎えに、聖堂に向かって、

部隊を繰り出した。

　しかし、バルツァード軍を阻止できなかった、太陽宮の

直属部隊が、味方の行く手をも、阻んだのである。

　王も、騎士団長も、参謀長もいない中で、多地方の兵隊が、

連絡を取り合う手段は無い。ユーディスからの伝令がなければ、

無為に抵抗して、全滅していたかも知れぬ。

　それほど、ファーゴの謀反は、ありそうな話であったのだ。

　誰もが、・・・やはり・・・と、感じ、己の信じる所に従った。

　自国軍に、闇雲に切り掛かる、ファーゴの軍勢に、彼らは、

それを、出来るだけ相手にせず、猛スピードで走り抜け、

　九峯聖堂へと、駆け上がったのだった。

　ジャドゥビスは、次第に夕景色を帯びて来る、

九峯の変化に気付いた。黒い霧が晴れている。

　西に傾く陽射しに、万年雪の峯々は、一足先に黄金色に

染まっている。空はまだ、真昼の青色だ。

　黒いものは、何も無い。

　戦場は、九峯聖堂前の、白い広場から、その周囲へと、

展開して行った。だが、ソルダムとマチアスは、まだ、

踏みにじられ、捩れ、汚れ果てた、緋色の敷物が、

血の川の様にのたうつ広場で、果てしなく戦っていた。

　ソルダムもまた、山の色の変化に、気付いていた。

　それは、ファーゴの影響が、聖域から去った証に

違いなかった。

　ソルダムは、マチアスに向かって、必死に叫んだ。

　「マチアス・メイガン！ニグは・・・ファーゴは逃げ去った！

　　そなたは、操られているだけだ。その剣技では、

　　体格と力に勝ろうと、私を倒す事は出来ぬ。

　　剣を自ら退けば、罪は咎めぬ。剣を収めよ。

　　故郷には、帰りを待つ者もあろう。

　　その心から、ファーゴの支配を解き、善良な民として、

　　ネルンブ村に帰るがいい！！」

　「笑止！！」

　意外な返事が、マチアスの口から発せられた。

　「何が、善良な民だ！

　　その善良さを脅かすのは、一体誰だ？！

　　いつも、王だ、貴族だと、偉そうに人を踏みつけて、

　　その何処に、偉かった事があるか？

　　筋道の通った話も、先々の見通しも持たず、

　　税だ、年貢だ、賦役だと、搾り取る事しか、

　　思いつかない族が言う事を、善良な民は、いつも、

　　『はい、左様で』と、聞いてばかり、いられはせぬ。

　　畑には畑の、山林には山林の、そこに住まう民にしか

　　見えぬ流れがある。それに逆らう命令には、従えぬ。

　　俺は、それを言う為に、太陽宮に赴き、参謀長に会った。

　　参謀長は、貴族と王政の、二重支配を解き、

　　民が民を支配する体制を作ると、言ってくれた。

　　だから、俺は、参謀長に従う事に決めたんだ。

　　俺がまず、初代の支配者になり、貴族を追い出し、

　　奴等に代わって、皆を導く為に！！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　続く
　
　しまった前回分、ＵＰ時間指定、入れたのが、土曜日夜遅く。

　やれやれと、「嵐にしやがれ・・・９０分ＳＰ」の、録画を、じっくり見て、

　（本放送は、ＴＢＳ「７ＤＡＹＳ」見てました。）終わりの所で、翔君が、

　「私、今、ロンドンに行ってます！」って言うから、あっ、て、時計見たら、１２時すぎ・・・

　占いの結果・・・翔君の所、「対人関係に緊張あり」当然じゃん

　あの・・・真剣に占ってます。ロンドン五輪忘れて。決して、事前情報で、カード選んでません。

　・・・こう言う事、起こります。これが、タロットです。結構、プライヴェート出てきます。

　・・・やばい事とかも？出たらどうしよう。早くも、１週目で、迷いが生じてます。

　では、また次回。★★★★★今日もお越し下さって、ありがとうございました。