2012年07月25日
「魔王」とタロットと、嵐の話
絵的に好きな2枚。 Capの1とLavers (恋人達)です。

(前回の続き)
その頃、丁度、TVで、「魔王」が始まった。大野智主演。
でも、大野君も嵐も、まだ、全然眼中に無く
、「宝永タロット」のために、ドラマを全部見た。
原画展があるのを知った。
成安造形大学。県内だった。娘をダシに見に行った。


感激した。


あの、けちょんけちょんに(失礼)酷評されてた人が、大学の先生になってる。
立派なイラストレーターになってる。そして、タロットを描いてる。それも、78枚

娘は、広すぎない敷地と、琵琶湖一望と、ケーキ屋さんに魅せられて、「ここに入りたい」と言った。
馬鹿親さあは、(娘が通えば、宝永先生にお会いできるかも・・・)と、ミーハーな考えを起こした。
でも、他の大学も見てみようと、あちこち行って見た。遠かったり、広すぎたり、印象が暗かったり。
で、結局、成安に入った。宝永先生にも、お会いできた。
舞い上がったのは、さあだけだったが・・・


嵐ファンになって、考えてみれば、共通項は、宝永タロットだった。買わない訳には行かない。
で、やっと買った。4年越しだった。
これで、何をするかって?・・・次回へ続く。
The Song of Wind (240)
列席者に混じって、シドの従者の格好で、並んでいた、
ジャドゥビスは、ソルダムの言葉に驚いて、目を見張った。
ジャドゥビスは、ヘリアンタで、ファーゴを見た。
ケルビン、セヴィリス、アルフィーニに、三方から攻められ、
最後に、法術師ではなく、魔術師である事を、見破られた時だ。
だが、その時、空から純白の天馬が、降りて来た。
着地と同時に、天馬は、異国の美女の姿になり、
背に乗っていた二人も、地面に降り立っていた。
ミランとドリスだった。二人は、ファーゴを見て、
「エウビュコス神殿長!!」
と、呼びかけた。
アルフィーニは、苦笑いを浮かべた。
「そう言う事だったのか。
なぜ、あれ程しつこく、私を異教徒として、遠ざけたのか、
やっと分かった。私が、ファーゴを知っていたからだ。
なぜ、私に、ファーゴの波動が、感知できないのか、
不思議だったが、やつは、法術と魔術との波動を、
使い分けられるのだな。だが、私は、その双方をも、
知っている。困り抜いて、微妙に両方を混合させて、
誤魔化していたが、終に誤魔化しきれず、マチアスに
乗り移る様にして、姿そのものを、隠していたらしい。
だが、ここに出てこぬ訳には、いかない。
己の野心の、集大成の時なのだから。」
ジャドゥビスは、艶やかな黒髪を、高く結った美女に、驚いた。
ドラゴンの正体は、女性の魔術師だと、聞いた事があった。
「あれが・・・アルフィーニなのか?」
隣のシドも、驚いていた。シドの知る、アルフィーニは、
黒い馬か、天馬の姿か、だけであった。
聖堂の大扉が、開け放たれた。
六神官と、続いて、ケルビン、セヴィリス、ラダンが現れた。
セヴィリスは、手に、長杖を二本持っていた。
緋色の道を行き、一本をネレイド王に渡す。
ファーゴの頬が痙攣した。じりじりと、後退る。
六神官だけではない。五人の術師にまで、囲まれては、
とても、敵うものではない。突然、重すぎる冠を投げ捨て、
ファーゴは、空中へ逃れようとした。
しかし、浮上も出来なかった。
頭上には、見えぬ大気の渦があった。
思わず頭を庇い、屈みこむ。
空気から、生み出されたように、ユリシアが地上に立った。
六神官は、既に、ファーゴを中心に、巨大な六角の魔法陣を
空中に描き出している。下級魔法使いなら、これだけでも、
もう、動きを封じられる所だ。
が、相手はファーゴ。アナトス・リグストラムの高弟。
その魔力は、ケルビンと同等かも知れぬ。
セヴィリスが、長杖を掲げた。アルフィーニが駆けつけ、
ケルビンと並んだ。その三人に加わえ、ラダン、ユリシア、
そして、ネレイド王がいる。
空中の光るヘキサグラムは二重になった。
・・・二重の魔法陣を、破れるか?・・・
ファーゴは、顔面蒼白となっていた。
居並ぶ人々は、恐れ戦き、地にひれ伏して、
己の無事を祈るしかない。
ファーゴの周囲は、高い鐘の音の残響の様な、
殷々たる音が満ちていた。
光のヘキサグラムは、あたかも、光る籠の様に、ファーゴを
包み込もうとした。ファーゴは、耳を押さえて、喚き散らした。
どうやら、光の内側では、この音が、なにかの作用を
起こすらしいと、人々が考えた時、屈みこんでいた、
ファーゴが、投げ出された冠から、外れた宝石を、いくつか、
手の中に拾い上げた。
と、思うが早いか、ファーゴは、その石を、自分を包囲する
術師達に投げつけた。石は、黒い霧を、蛇の尾のように
長く後ろに引いて飛び、術師達に襲い掛かった。
それぞれの石には、それぞれへの、強い呪いが掛っていた。
ネレイド王に、星辰を読ませるのに、使っていた石だ。
その十個の石に、ファーゴは、彼らに対する呪いをかけて、
冠に嵌め込んでいたのである。その内四つを、ファーゴは、
相対する者達に、投げつけたのだ。
石に撃たれなかったのは、ユリシアだけだった。
ユリシアに投げられた石の呪いは、ダルトンに
対するものだったからだ。
だが術師達は、三人が倒され、内側の陣は破れた。
ファーゴは、上空に飛び、マチアスに命じた。
「戦え、マチアス・メイガン!!戦だ。
相手は、バルツァードだ。
国王と新将軍の、二つ首そろえて、我に捧げよ!!」
ぼんやりと、立ち尽くしていた、マチアスの目が、凶暴に、
ぎらりと光った。
続く
お待ちかね
次回、「怪物くん」の最終回と、被りシーンです。
時間的に言うと、(さあの妄想の順序的に)さあが、嵐ファンになったのが、2010年1月。
3月に突然、グインサーガの神様に「ファンタジーを書きなさい」と言われて、


構想ノートを起稿。4月には、キャラ設定とあらすじが、出来上がってました。
この頃、「怪物くん」の放送スタート。それを見て、「ヤッシーを悪役にしよう」と、決定

息子娘達に、RPG風の構成を相談。
二枚目悪役、仲間内の裏切り者を、
配置するように教わりました。でも、嵐の誰かが、裏切り者って、想像つかない・・・
否、想像したくない。で、TOKIOを出す事にして、松岡君、長瀬君を、敵役にした。
その頃、「怪物くん」で、ず~っとおフロに入ってる(・・・って、ニノが言った)敵役が、
「松岡君だ!」と、娘に言われ、あらら・・・。


でも、気にもせず、大野VS松岡のシーンを書き上げた。(つまり、もう出来てる)
まあ、やや似てるか・・・。さあ的には、川中島のイメージなのだが・・・。

では、次回をお楽しみに。

今日も、お越し下さって、ありがとうございました。


(前回の続き)
その頃、丁度、TVで、「魔王」が始まった。大野智主演。
でも、大野君も嵐も、まだ、全然眼中に無く

原画展があるのを知った。








あの、けちょんけちょんに(失礼)酷評されてた人が、大学の先生になってる。

立派なイラストレーターになってる。そして、タロットを描いてる。それも、78枚


娘は、広すぎない敷地と、琵琶湖一望と、ケーキ屋さんに魅せられて、「ここに入りたい」と言った。

でも、他の大学も見てみようと、あちこち行って見た。遠かったり、広すぎたり、印象が暗かったり。
で、結局、成安に入った。宝永先生にも、お会いできた。

舞い上がったのは、さあだけだったが・・・



嵐ファンになって、考えてみれば、共通項は、宝永タロットだった。買わない訳には行かない。
で、やっと買った。4年越しだった。


The Song of Wind (240)
列席者に混じって、シドの従者の格好で、並んでいた、
ジャドゥビスは、ソルダムの言葉に驚いて、目を見張った。
ジャドゥビスは、ヘリアンタで、ファーゴを見た。
ケルビン、セヴィリス、アルフィーニに、三方から攻められ、
最後に、法術師ではなく、魔術師である事を、見破られた時だ。
だが、その時、空から純白の天馬が、降りて来た。
着地と同時に、天馬は、異国の美女の姿になり、
背に乗っていた二人も、地面に降り立っていた。
ミランとドリスだった。二人は、ファーゴを見て、
「エウビュコス神殿長!!」
と、呼びかけた。
アルフィーニは、苦笑いを浮かべた。
「そう言う事だったのか。
なぜ、あれ程しつこく、私を異教徒として、遠ざけたのか、
やっと分かった。私が、ファーゴを知っていたからだ。
なぜ、私に、ファーゴの波動が、感知できないのか、
不思議だったが、やつは、法術と魔術との波動を、
使い分けられるのだな。だが、私は、その双方をも、
知っている。困り抜いて、微妙に両方を混合させて、
誤魔化していたが、終に誤魔化しきれず、マチアスに
乗り移る様にして、姿そのものを、隠していたらしい。
だが、ここに出てこぬ訳には、いかない。
己の野心の、集大成の時なのだから。」
ジャドゥビスは、艶やかな黒髪を、高く結った美女に、驚いた。
ドラゴンの正体は、女性の魔術師だと、聞いた事があった。
「あれが・・・アルフィーニなのか?」
隣のシドも、驚いていた。シドの知る、アルフィーニは、
黒い馬か、天馬の姿か、だけであった。
聖堂の大扉が、開け放たれた。
六神官と、続いて、ケルビン、セヴィリス、ラダンが現れた。
セヴィリスは、手に、長杖を二本持っていた。
緋色の道を行き、一本をネレイド王に渡す。
ファーゴの頬が痙攣した。じりじりと、後退る。
六神官だけではない。五人の術師にまで、囲まれては、
とても、敵うものではない。突然、重すぎる冠を投げ捨て、
ファーゴは、空中へ逃れようとした。
しかし、浮上も出来なかった。
頭上には、見えぬ大気の渦があった。
思わず頭を庇い、屈みこむ。
空気から、生み出されたように、ユリシアが地上に立った。
六神官は、既に、ファーゴを中心に、巨大な六角の魔法陣を
空中に描き出している。下級魔法使いなら、これだけでも、
もう、動きを封じられる所だ。
が、相手はファーゴ。アナトス・リグストラムの高弟。
その魔力は、ケルビンと同等かも知れぬ。
セヴィリスが、長杖を掲げた。アルフィーニが駆けつけ、
ケルビンと並んだ。その三人に加わえ、ラダン、ユリシア、
そして、ネレイド王がいる。
空中の光るヘキサグラムは二重になった。
・・・二重の魔法陣を、破れるか?・・・
ファーゴは、顔面蒼白となっていた。
居並ぶ人々は、恐れ戦き、地にひれ伏して、
己の無事を祈るしかない。
ファーゴの周囲は、高い鐘の音の残響の様な、
殷々たる音が満ちていた。
光のヘキサグラムは、あたかも、光る籠の様に、ファーゴを
包み込もうとした。ファーゴは、耳を押さえて、喚き散らした。
どうやら、光の内側では、この音が、なにかの作用を
起こすらしいと、人々が考えた時、屈みこんでいた、
ファーゴが、投げ出された冠から、外れた宝石を、いくつか、
手の中に拾い上げた。
と、思うが早いか、ファーゴは、その石を、自分を包囲する
術師達に投げつけた。石は、黒い霧を、蛇の尾のように
長く後ろに引いて飛び、術師達に襲い掛かった。
それぞれの石には、それぞれへの、強い呪いが掛っていた。
ネレイド王に、星辰を読ませるのに、使っていた石だ。
その十個の石に、ファーゴは、彼らに対する呪いをかけて、
冠に嵌め込んでいたのである。その内四つを、ファーゴは、
相対する者達に、投げつけたのだ。
石に撃たれなかったのは、ユリシアだけだった。
ユリシアに投げられた石の呪いは、ダルトンに
対するものだったからだ。
だが術師達は、三人が倒され、内側の陣は破れた。
ファーゴは、上空に飛び、マチアスに命じた。
「戦え、マチアス・メイガン!!戦だ。
相手は、バルツァードだ。
国王と新将軍の、二つ首そろえて、我に捧げよ!!」
ぼんやりと、立ち尽くしていた、マチアスの目が、凶暴に、
ぎらりと光った。
続く
お待ちかね

時間的に言うと、(さあの妄想の順序的に)さあが、嵐ファンになったのが、2010年1月。
3月に突然、グインサーガの神様に「ファンタジーを書きなさい」と言われて、



構想ノートを起稿。4月には、キャラ設定とあらすじが、出来上がってました。
この頃、「怪物くん」の放送スタート。それを見て、「ヤッシーを悪役にしよう」と、決定


息子娘達に、RPG風の構成を相談。

配置するように教わりました。でも、嵐の誰かが、裏切り者って、想像つかない・・・

否、想像したくない。で、TOKIOを出す事にして、松岡君、長瀬君を、敵役にした。
その頃、「怪物くん」で、ず~っとおフロに入ってる(・・・って、ニノが言った)敵役が、
「松岡君だ!」と、娘に言われ、あらら・・・。



でも、気にもせず、大野VS松岡のシーンを書き上げた。(つまり、もう出来てる)
まあ、やや似てるか・・・。さあ的には、川中島のイメージなのだが・・・。


では、次回をお楽しみに。



脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
│ファンタジー