ぶるんねん文庫

　青いアジサイ。

　例の如く、紫で無いので、カタカナです。

　我が家にあらず。隠れ庭です。

　人目のないのを見計らって、

　やっこらさと、石垣を昇り、ケータイを構えて、

　「カシャ」途端に、下から、「ワンワン！！」

　犬の散歩の方が、「」顔

　でも、ケータイ片手に飛び降りたのを見て、

　「なぁんだ」と言う顔。会釈しあって、お別れ。

　やれやれ・・・見たことある方だったし、

　大丈夫でしょう。


　　　　Ｔｈｅ　Ｓｏｎｇ　ｏｆ　Ｗｉｎｄ　（２３５）

　聖堂のドーム上部の回廊に、三方向に分かれて潜んでいた、

ケルビン、セヴィリス、ラダンの三人を、凄まじい波動が捕えた。

　ドーム地下、と言うより、地の底から湧き上がるエネルギーが、

心臓を、脳髄を、鷲掴みにし、猛烈な勢いで揺さぶりかかる。

　背筋から、指先足先から、振動を跳ね返しきれず、

石化の魔術が、這い登って来る。

　結界は効かずとも、直接かけられた術は、対抗し切れない。

　ガタン、と、音を立てて、ラダンの体が回廊に転がった。

　「ラダン！！」

　ケルビンの叫びは、最早その耳に響かぬ。

　ラダンの身体は、完全に石化していた。

　ミシリ、と、ドームが軋んだ。

　ドーム天頂の、大きな六花弁の花のレリーフが、揺らぎ、

外れたのだ。今や、聖堂全体が、この波動に耐えられるか、

と言う瀬戸際まで、激しく振動し続けている。

　突如、詠唱が巻き起こった。六神官は、六方に散り、

ドームの内部に、光のヘキサグラムを描いていた。

　グラウコスは、とっくに石化して、床に転がっている。

　一人、中央に描かれたヘキサグラムに、取り残された、

ネレイド王は、余りの振動に、動けずにいた。

　石の床が、波打っているかとも思われた。

　いや、床全体の振動は、六神官の力が鎮めていた。

　ただ、ヘキサグラムのある、床の、その部分のみが、

揺れ続けていた。真上は、外れかかったレリーフである。

　六神官は、聖堂を死守する事のみを、目標としている。

　ネレイド王の生死は、関わらぬ心算なのだ。

　それを踏んで、ケルビン達は、ネレイド王を守るべく、

三方向から、魔法の陣を張ろうとしていたが、マヤリス妃の

魔力の前に、ラダンが倒れ、最早、為すすべがない。

　ケルビン達の目の前を、ゆっくりと、花のレリーフが、

降下してゆく。何者かが、見えない手で支えながら、

担ぎ下ろしているかのようである。

　と、同時に、ネレイド王を乗せた、ヘキサグラムのある床が、

丸く外れ、地下に向かって、降下し始めた。

　さすがの王も、沈む床に肝を拉がれ、声も上げられぬ。

　花のレリーフと、王を乗せた床は、連動しているかのように、

双方、等しく降下して行く。ネレイド王が、今少し、早くに

事態を理解しておれば、周囲の床に、飛び移れただろうが、

気付いた時には、背丈より遥かに深く、床は、落ち込んでいた。

　「誰か手を貸せ！！我を引き上げよ！！」

　王の声は、虚しく地下に吸い込まれて行き、床の無くなった

丸い穴に、降下してきたレリーフが、ぴったりと嵌り込んだ。

　驚いた事に、レリーフの裏面、つまり、新たな上面には、

落ちた床と同じ、ヘキサグラムの象嵌が、施されてあったのだ。

　「・・・こんな、からくりが・・・」

　その時、最後の巨大な振動が、ドームを揺るがした。

　地下へ降りるための、黒い螺旋階段の、入り口が、

周囲の壁の崩落で、埋まってしまったのであった。

　　　　　　　　　　　　　　続く

　生まれた時刻に、東の地平線に掛っていた星座を、上昇宮（アセンダント）といいます。

　占星術では、結構重視しているけど、出生時刻と出生地が必要になる。　

　嵐の、生年月日と、出身地は公表されてるけど、出生時刻は分からない。

　だから、アセンダントは推測しか出来ないけど、見てれば、何となくわかる。

　翔君は獅子座。相葉君は双子座。ニノは乙女座。潤君は蠍座。

　問題は、大野君。多分、牡羊座の終わりから、牡牛座の初めに、掛ってると思う。

　両方の特徴がある。瞬発力も、持久力もある。ゆっくりした動作、かと思うと敏捷。

　丸顔童顔、でも色浅黒く細身。芸術家肌は、牡牛座だね。

　・・・と言う具合に、占星術って、色々分かって楽しいです。

　でも、タレントって、大変だな。変なファンが、こんなに根掘り葉掘り調べて、

　公表しちゃうなんてね。

　　では、また次回今日も、お越し下さって、ありがとうございました。