2012年04月22日
こんな所に咲くの?






桜の蕾が膨らんできました。
(4月9日)
こんな、幹から、直接つぼみが・・・
枝は、ないわけ。
もちろん、上の方は、普通に枝がありますが。
なんとも、不思議な感じ。





The Song of Wind (199)
暫く、放心状態だったイーヴェルは、事態を飲み込むと、
慌てて、兄の後を追おうとした。
が、ドアには、外から、かんぬきが掛けられたらしく、
部屋から出ることは、出来なくなっていた。
激しくドアを叩くと、重装備の甲冑を付けた兵士が、
僅かに、隙間ほどドアを開けてくれて、兜の面頬を
下ろしたまま、くぐもった声で、詳しい話をしてくれた。
「兄上様の容疑は、パストリアへの内通です。
先日の、クヌー川での奇襲の際、捕虜にした
パストリア兵が、『ディールヴァ城への、侵攻については、
内通者の言が、大きく関わっていた。』と、証言したのです。
ヘリアンタでも、反逆者、ファーゴ元参謀長の部屋から、
この城の合鍵の一つが、発見されています。
恐らく、容疑は確定的かと・・・」
「それは違います!!」
イーヴェルは叫び、何とか部屋を出ようと、ドアの隙間に、
手を掛けた。兵士は、イーヴェルを監禁するよう、命じられて
いるらしく、頑として、それ以上、ドアを開けなかった。
「どうか、お聞きください!
パストリアの方々に、お会いしたのは、私です!
お城の事を、あれこれと、お教えしてしまったのは、
この、私なのです!!兄は、何も存じません!
どうか、隊長様にお取次ぎ下さい!!」
しかし、重装備の割りに、背の低い甲冑兵は、兜の前に、
鎖手袋の指を一本立てて見せ、
「お静かに。」と、イーヴェルを制した。
「お客様方に、お騒がせをお聞かせしては、なりません。
お嬢様に、お尋ねの儀あらば、お呼び出しが
参りましょう。それまで、どうか、お静まりを。」
それだけ言うと、兵士は、イーヴェルの手を放させ、
再び、ドアを閉め切った。かんぬきを下ろす音がする。
イーヴェルは、己のした事の重大さに、
後悔の涙を流すしかなかった。
* * * * *
イヴェルトは、食料庫とは別の、古い地下室へ
押し込められた。古代のものではなく、単に昔の仕様であり、
粗雑な事、この上ない。水が染み出し、虫が床を這っている。
本来、下級平民の罪人用なのだろう。
イヴェルトは、そこで粗末な木の椅子に、
縛り付けられ、尋問が始まった。
だが、領地からの仕送りで、贅沢な都暮らしを
謳歌するばかりだった、形ばかりの領主には、
余りに分からぬ事が、多すぎた。
まして、妹が、自分を想う余り、どのような考えを
持つに至ったかなど、理解している筈は無かった。
「知らぬ!知らぬ!知らぬ!!」
イヴェルトは、喚き散らすばかりだった。
続く
この、「背の低い甲冑兵」誰だろう

何で、こんな重要な捜査内容、べらべら喋るんだろう

いくら、本編無関係のリベンジ劇場でも、只ではすまさない、けちんぼ根性


勿論、彼です。




すごいね。こんな所にまで・・・って事は、吹き飛ばされた黒い霧は、彼が回収したのかな

さあ、どうでしょう




脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
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Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
│ファンタジー