2012年04月18日
黄色ちゃん
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今年の黄色ちゃんは、
何だか、とんがってる。
どうしてかな
三本とも、とんがり黄色。
今年のチューリップの妖精さん達、
とんがり帽子が流行ってるの
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The Song of Wind (197)
その姿を見た途端、イヴェルトは苛立ちを、はっきり自覚した。
そうだ、城の留守を預けていた筈なのに、乗っ取られたのは、
こいつのせいだ。そう思うと、幾らでも怒る原因は思い付けた。
「夜も更け切ったというのに、報告にも来ず、
何をしていたのだ!
客達のもてなしなど、使用人に任せて置け。
まず必要なのは、城主への報告だろう!」
いきなり、大壇上に構えられ、イーヴェルは、言葉を
見つけられずに、口ごもった。
「報告!分からぬか?報告!!」
「あ・・・あの、実は・・・地下の食料庫の奥に、
・・・多分、何かの魔法でしょうけど・・・突然、
三人の王女様達が、御出でになったのです。
どうすればいいか、分からなかったのですけど、
お疲れのようでしたし、とりあえず、地下にお部屋を
ご用意して、暫く、ご滞在頂いて・・・」
ばたっ、と、イヴェルトが椅子を蹴って、立ち上がった。
「なぜ、すぐにヘリアンタへ、知らせなかった!!」
「・・・でも・・・間接的にでも、敵対する国の、お姫様達が、
どう言う訳か分からないまま、突然、現れたなど・・・
何と言って、お知らせするべきか・・・」
「ありのままで、よいではないか!!
今、言った通りで!!
大体お前は、いつもいつも、弁解ばかりしか言わぬ!
もう、聞き飽きたわ!! 」
ここまで言われては、言葉はなかった。
イーヴェルは、ただ俯いているしかない。
しかし、もし、ヘリアンタの兄に、これらの事を知らせても、
事態は、あまり好転しなかったのではないかと、
イーヴェルは考えた。
むしろ、三王女が「御方様」と呼んだ、黒い霧が、
地底の泉に引き下がった後、何処からともなく現れた、
小男の魔法使いの方が、重要人物であるような気がした。
しかし、彼の事を話すと、話は必然的に、イーヴェルが、
パストリアに通じてしまった事に、及ぶだろう。
ケルビンは、決して口に出してはならぬ、人生の内に、
無かった事にせよと、堅く口止めをした。
自分でも、まずい事をしたと言う、自覚がある。
黒い霧に触れた者は、どうやら、心の憂いを、
激しく想うようになるらしい。三王女が、そうであり、
イーヴェルも、危うく取り憑かれかけ、直後に現れた、
魔法使いの言葉に、いとも容易く、乗せられた。
ケルビンは、小男の正体について、言及しなかった。
だから、イーヴェルは、真実を、全て話そうにも、
何一つ、正確な事が、分かっていない。
この状態で、この怒りっぽい兄に、何の報告が、
出来ると言うのか。迂闊な事を言えば、
怒鳴られるだけである。
「一体全体、どうして、これほどの大事を、
城主に知らせずにおこうと、考えたのだ!?
理由を言え!理由を!!」
しかし、イーヴェルには、弁解と、理由の違いが、
分からなかった。
「心づかず、申し訳ありません。」
イーヴェルは、謝るしかない。
「もうよい!お前の詫びなど、物の役にも立たぬ。
王女達は無事だったし、私も無事。
城は、無事とは言えぬが・・・もともと、古かったのだ。
ここらで取り壊して、本格的に、引き払うべきだろう。
丁度の潮時だ。お前もヘリアンタに移れ。」
続く
さあのリベンジ劇場。終わらなかった。すみません・・・長々と詰まんない話で。
でも、本当に、こんな事言われたら、返事に困る。
「弁解は聞かない。理由を言え」主観と客観の違いだろうけど、書くのは兎も角、
喋りながら、主観を排除するのは、難しいです。言ってる本人、分かってんのかな
ではまた次回今日もお越し下さって、ありがとうございました。
脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
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