2012年01月15日
年の初めから・・・金沢 旅記録 3






明けまして
おめでとう
ございます
今年は、おめでたくないから、と
年賀状も、気遣いした言葉が、
使われているようです。

さあの場合は、「『風の歌』一周年おめでとう」の、意味もあるので、















最後まで、カニのお皿の陰に、置いておいたのに、〆に来たのは、カニの炊き込み御飯。


The Song of Wind (156)
アルフィーニは、髷のかんざしを揺らして、
ソルダムに深々と頭を下げた。
「貴殿の故国が、関わっていたとはいえ、
危険な賭けをさせて、本当に申し訳なかった。
おかげで、二百七十年ぶりに、人に戻れた。」
ソルダムは跪き、貴婦人に対する、最高の敬意を払い、
アルフィーニに、一礼を返した。
だが次の瞬間には、態度は、仲間に対するものになっていた。
「もう、ドラゴンには、なれぬのか?」
「いや、天馬にも、ロバにもなれるが?」
アルフィーニは、ふっと、口の端に笑みを洩らした。
自分の本性を見て、態度を変えぬソルダムに、
安堵を感じたのだろう。
ミランとドリスは、突如、記憶を取り戻し、
寝巻き姿でいる場合で無いのに気づき、控えの間に、
用意されていた衣類から、有り合う物を、身に着けていた。
アネッサは、派手好きだったから、どれも、やや華美に
過ぎたが、仕方が無かった。
ミランが、ソルダムに近付いて来た。
「ソルダム、ありがと。俺の記憶、取り戻してくれて。
・・・子供の時の分も・・・
親父の病気を治す代わりに、アネッサに攫われて、
ラムゼーに捨てられた時の事、オレ、思い出した。
折角、連れ戻してもらったのに、オレ、親父とお袋に、
反発ばかりして、弟や妹達にも、可哀想な事してた。
だから、今回の事で手柄立てて、偉くなって、
親父達の、自慢の息子になりたい。
今まで、成り行きだったけど、最後まで、付き合わせてよ。」
ソルダムは、「そうか」と、軽く受け流しかけたが、
急に、じっと、ミランの顔を凝視した。
「なに?」
「跪いてくれぬか?」
「はぁ?」
呆気にとられたミランの前で、ソルダムは、普段使いの剣を、
すらりと、抜き放った。ひぇっと、ミランが飛び退る。
「何やってるの!跪くの!!右手は胸に当てて!!」
ドリスは、記憶が戻るや否や、いつもの気強さも取り戻し、
ミランの両肩を押さえつけた。
ユーディスにもせっつかれて、ミランが跪くと、
ソルダムは、臣下にする作法通りに、剣を頭上ではらい、
その柄を、ミランに持たせた。
ドリスが、君主に返す作法を、いちいち教えて、やらせる。
ミランが、たどたどしくやり終えると、ソルダムは剣を納め、
そこにいる全員の、度肝を抜くような事を言った。
「ミラン・アクティオン。
そなたを、バルツァード南部国境防衛の、司令官に任命する。
人材が足りぬ。協力してくれ。」
続く
・・・と、言う事です。


娘作。緊急に描かせたので・・・
やけに素直に書いてくれたな、
と、思ったら、自分用でもあったらしく。
元旦の昼過ぎから、ばたばたと、
プリントアウトして、
出しに、走って行きよりました。





今日もお越し下さって、ありがとうございました。



脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
│ファンタジー