2011年12月18日
金沢 旅記録 2

金沢のJALホテルの、ツリーです。


実は、物凄い駆け足旅行だったんです。





希望の所、全然見られなかった。








でも、二泊目は、結構

次回からも、旅記録、暫く続けます。



The Song of Wind (155)
空の、怒りの顔面は、貼り付けたように、そのままである。
その前で、それが本体であるらしい美女が、緋色のローブを、
翻しながら、ふわりふわりと、漂うように飛んでいる。
ソルダムは、かなり急勾配の屋根に、足元にも気を
取られながら進み、とうとう屋根の端まで、辿り着いた。
下は垂直の壁と、更に遥か下方に、ユーディス達のいる、
大テラスが見えるだけだ。ユーディスが、何か喚いている。
それを見下ろしつつも、アネッサは隙あらば、ソルダムの
手に握られた宝石を奪おうと、ゆらゆらと、近寄っては、
鋭い剣捌きに、また遠退く。
「そんなに、これが欲しいのか?」
ソルダムは、左手の中の宝石を示しながら、言った。
「欲しいとも。バルツァード建国神話に、直接関わる、
この世で最も硬い魔石、『サフィールの涙』。
本当は、これが欲しゅうて、手伝ぅたのじゃ。
この石の力を、我が用いれば、北の山谷一つどころか
世界中、津波に沈めてやれるわ!!」
「そうか。それなら、賭けをしよう。
私は、これを投げ、このボウガンで射って、
あのテラスの、家臣の元に、弾き落とす。
ボウガンの矢よりも早く、そなたが生身の手で、
これを掴めば、そのまま呉れてやってもよい。
しかし、私の矢が速ければ、そなたが、今までに食った物、
全て、持ち主に戻せ。」
ホッホッホッと、甲高い笑い声がした。
「そんな簡単な賭けで、良いのかえ?」
下のテラスで、また喚き声がした。ソルダムは、無視した。
「いいとも。行くぞ! 一、二、三!!」
青い光跡を引いて、ソルダムの手から、輝く物が放たれた。
だが、次の瞬間、それは、素早く射られた矢に砕かれ、
空中に飛散し、同時に、魔女の口から、この世のものとは思えぬ
断末魔が起こった。
ソルダムは、同時に二本の矢を放ったのだ。
一本は、宝石と一緒の手に握っていて、その身代わりに放った、
小さなガラスの飾り瓶を、撃ち砕き、もう一本は、アネッサが、
ガラスの砕けるのを見て、宝石でない事を見破り、
伸ばした手を引っ込める直前、その額を、撃ち抜いたのだった。
空の顔は雲散霧消し、アネッサは、真下のテラスへ、墜落した。
「よくも・・・よくも、やったな・・・謀り者め。
君主も家臣も、そろって我を謀りおって・・・
覚えていよ。今にそなたは、この世の全ての魔術師から、
裏切りを招こうぞ。仲間の魔術師とて、例外ではない。
忘れるなよ・・・赤い魔女、最後の呪いじゃ・・・」
アネッサは、毒の言葉を吐きつつも、次第に干からび、
ミイラのような、小さな老女となって、死んだ。
ソルダムは、再び敵中突破する危険を、冒すことなく、
アネッサの部屋から、ロープを垂らして、テラスに降り、
額を射抜かれた遺体と、対面した。
「謀り者だと?そうとも。謀ってやったとも。
その矢は、山津波に飲まれた、幾百千の民の命だ。
あの世へ行く道すがらに、思い知るがいい。」
テラスには、大々的な変化が、起こっていた。
ドリスとミランが、記憶を取り戻していただけではない。
長い黒髪を、二つの髷に結い、真紅の異国の、
長衣を纏った美女が、天馬の代わりに現れていた。
「我が名は、トゥ・ファーレン・アルフィーニ。
遥か西国より参った、仙術師にして、竜の貴婦人と
人々に称されし者。この姿、初にお目に掛ける。
お見知り置き戴きたい。」
続く
ちょうど(

次回、156回は、一周年記念で、1月15日から、再スタートします。
一年だよ~~~っ


アンデルセンと、年末年始の色々と、パン屋は、既に忙しくなってるし・・・(本日7日すみません

また、ピザフェアやってます。クリームシチューピザだって。なんか、こわい・・・



では、また次回。





Merry Christmas




脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
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