2011年12月07日
王女オリザ・アンジェリカ・ラゥオールの肖像・・・?


「もっとイラスト入れたら


(その娘に描いて欲しかったんだけどね。

なにせ、TVタレントさん達を、実体モデルにしてるから、

今の所、別にどこからも、何も行って来ないし、大々的に下手な絵を描きますか。







The Song of Wind (150)
少女は、口を開けたが、やはり声はでない。
相手に出来て、自分が同じように、出来ない事に、初めて、
異常さを感じたのだろう。表情に、焦りが過ぎった。
だが、ミランの方は、相手が喋れないと知ると、
さっさと話題を、変えてしまった。
「それよりさあ、ここ、どこなんだろう。
きのう・・・って言うか、ちょい前まで、オレ、
牢屋につながれてた筈なんだ。手に痕があるもん。
それで、突然これって・・・どういう事なんだろう。
天国じゃないって事は、確かだよね。窓の下、見た?」
少女は、言語能力全てを失って、いるようだった。
窓の下、と言われても、窓には、見向きもせず、
ミランが指差すのを見て、初めて窓の方を向いた。
が、その下、と言う意味が分からないらしい。
ミランは、少女の手を引いて、窓の外を見せた。
さすがに、あっと言う声が、その唇から発せられた。
「声、出るじゃん。なんか喋ってよ。」
ミランは、詰め寄ったが、次の声は無い。
諦めて、共に窓から、景色を見回す。
雨は、降りしきる。が、雲を通る日差しが明るい。
雨の止むのが、近いのかも知れない。
ミランは、ふいに室内を振り返った。
いつの間にか、豪華な食卓が現れ、王侯の食事のような、
数々の料理が、あつあつの湯気と、よい匂いを立てている。
「あれ、いつの間に?腹は減ってるけど・・・
食べていいのかなあ?」
少女は、おずおずと食卓に近付いた。空腹なのであろう。
「いいや、食べよう。」
ミランは、自ら席に着き促した。
二人は、飯事の夫婦の様にぎこちなく、食べ、飲み、
喋るのはミラン一人だったが、ドアを開けて、
他の部屋を、巡ってみたりした。
そのうちにミランは、自分がどこかへ、行こうと
していた事を思い出した。
「どこだっけ・・・急いで行って、戻らなきゃなんない
筈なんだけど、・・・思い出せない・・・」
隣の部屋も、その向こうのバスルームも、薄緑色で、
統一されている。一通り巡って、もうこれ以上、
見られる所は、無いという時になって、ミランは頭を抱えた。
「誰かに、大事な物を、持ってってあげなきゃ・・・
って、そこまでは、思い出せるんだけど・・・」
ミランは、必死に思い出そうとし、頭を振ったり、
こめかみを叩いたりしていたが、ややあって、急に、
「ドリス・・・」と、つぶやいた。
「・・・ドリス、って、誰だっけ?きみ、知らない?」
少女は、その名にも、何の反応もない。
続く




どうも、この二人、ここの居心地が





次回には、動かしたいですね。近くに王様とユーディス、アルフィーニがいるはずだもん。
なんとか、進めなきゃ。では、また次回。今日もお越し下さって、ありがとうございました。






脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
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