2011年06月11日
こごま便り 4

どうも、嫌われてしまったようで・・・

貰って来た当初、戸棚に乗ったりしたのを、叱ったら、
怖いオバハンや


隅っこに入る


う~ん・・・可愛くない態度だ・・・



The Song of Wind (72)
「現世の兵では、戦えぬ。墓陵島駐留軍から、
報告を受けられた筈だ。怪異は、人心を惑わす。
員数が、多ければ多いほど、混乱が増す。」
突然の切り口上に、取り巻き達がざわついた。
平静なのは、王一人だ。
「では、・・・?」
ケルビンの口調は、近侍等の堪忍袋の緒の、切れ目ぎりぎりだ。
縄縛されないのは、闇の魔人への、畏怖があるからに他ならない。
「兵は、いらぬ。我等六名と一頭、パストリア国内の、
自由通行の証しが、頂きたい。」
「ちょっと待って!ウチは?」
シシィは、咄嗟に口を挟んだ。
「パパ!また、ウチだけ、のけモンにする気?
ウチにも、役割があるやんか!!」
シシィは、またもや、置き去りの危機を感じて、
必死に食い下がった。が、ケルビンは、お構い無しだ。
「それから、やはり、オリザ姫にご同行願いたい。
姫は、怪異の黒い霧を、解きほぐす。
怪異は、姫を、あからさまに避ける。
どういう作用で、そうなるのかは、精査してみねば
分からぬが、三王女奪還の為に、必要な力は、
シシィより、オリザ姫に胎在していると、思われる。
如何か?」
王が、オリザ姫を振り返った。姫は、レエスのショールの端を、
きつく握り締めて、立ち尽くしていた。顔色には、血の気が無い。
王妃が、つと、姫の前に立ちはだかった。
この度の騒動で、オリザ姫が、どれほどの危険に
巻き込まれたか。自分達の正気の無い間とは言え、
いや、だからこそ、これ以上、危険に晒す訳には、
いかないと、いう思いが強い。
「陛下、いけませぬ。姫は、この国の女王となるべき、
我等の一粒種。これ以上の、危険は・・・
お赦し下さいませ。愚かな事を申しております。
三人の義妹姫達は、もちろん大切でございます。
しかし、オリザの母として、申し上げます。
姫の身に危険が及ぶ事は、母として耐えられませぬ。
・・・どうか・・・」
「でも、お母様。叔母様達を、助けなければ・・・」
オリザ姫は、セヴィリス救出の際に、図らずも発揮した、
自分の力を自覚し始めていた。
同じ力が、きっと叔母達の救出に、役立つのだろう。
しかし、王妃も頑なだった。
「そなたは、いずれこの国を継ぐ身。いえ、なにより、
私の苦しみを想っておくれ。叔母上たちには、
申し訳ないが、母として申しておる。
聞き分けておくれ。」
「でも、行かなくては。大丈夫。ドリスが付いていてくれるわ。
ドラゴンのアルフィーニもいるし・・・」
「オリザ!!」
母妃は、絶叫した。しかし、姫の決意は変わらない。
父王が、姫の手を取った。
「危険すぎるとなったら、その時は、諦めてくれてよい。
一番大切なのは、そなたゆえ。
だが、彼女等の母君たちも、不幸な暮らしの中、
そなたの母と同じく、娘等を愛し、案じていた事を、
私は、知っている。出来るだけの事はしたい。」
王妃は、顔を覆ってしばらく泣きじゃくっていたが、
ややあって、険しい面持ちを上げた。
「そういえば、六名と一頭、それに姫・・・
後一人は、どうしやる?」
「シシィは、戦士ではない。トルトバイトに帰国させます。
モンティエ公にお願いして、フェティエまで・・・」
ケルビンが、説明し終らぬうちだった。
王妃は急に、護衛の兵等に合図して、
シシィを、捕らえさせてしまったのだ。
続く

どうするんでしょ・・・

まあ、何処の世でも、母親ってのは、愚痴っぽいものです。
特に娘の事になると、頭に血が昇ります。


息子の事は、冷静なんだけど、特に、一人娘だと・・・ね










ええっと・・・設定ミスを発見しました。




200年ほど前まで、コーブリオンという国でした。

事にさせてください。

地図を作ったとき、何を想ったか、クレーベスタって書いたんだな



まあ、本当の歴史上も、国名が変わる事はありますよね。ビルマとミャンマーとか・・・

往生際悪いね・・・ごめんなさい



では、また、次回。





今日も、お越し下さって、ありがとうございました。
脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
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Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
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