2011年02月24日
ワカサギ釣り



ワカサギ、釣ってるんだって。

今までは、釣っても逃がしてたらしいんだけど、






これは、



ここで、すぐ、



気分は、半々。
金子みすずの、いわしの詩を、思い出してしまうから。

The Song of Wind (34)
墓陵島は、ラゥオール島の北東にある、小さな島で、
上空から見ると、こんもりとした、緑の木々の間に、
灰色の石造りの建物が、点をばら撒いた様に、
あちこちに見える。
少し下降すると、島の周囲は、厳重に石垣で囲われ、
あちこちに、砦が築かれているのに、気付かされる。
墓を集めた島と言いながら、実際は、昔から外洋に対する、
最前線であったのが、一目で知れる。
それでも、石垣の内側に沿って、無数の墳墓と、
祭殿が本当にある。そして、墓守の名目で置かれた、
かなり異質な感じの否めぬ、大振りな兵舎と、高い灯台。
ケルビンは、島の北側に降り立った。アルフィーニが後に続く。
南側にある兵舎からは、ちょうど死角になっている。
アルフィーニは、背からジャドゥビス達を下ろすと、黒馬に変身した。
周りを、見張ってくれている。
ジャドゥビスは、この変身動物の、知能の高さに驚いた。
ケルビンは、時間を惜しがって、人語を理解するし、
機嫌を損ねると怖いぞ、と、ごく簡単にしか説明しない。
事実、それどころではないのだ。
「上から見ても、降りても、特に異常は感じられない。
よほど、地底深くに、厳重な結界を張って、巣食っているのだろう。」
「我々の方が、先回りしたからじゃないですか。
城からこの島まで、真っ直ぐな地下通路が、あったとしても、
普通の速度で歩けば、二日以上かかるでしょう。」
「妖怪本体がいなくても、拠点には、奴の波動が残る。
それが感知できない。この辺は、セヴィリスの方が、
若干勝っているはずだが。アルフィーニは、彼が嫌いなのか?」
黒馬のアルフィーニは、ぶるぶると首を横に振り、
前足で、地面をトントンと、二度踏み鳴らした。
「定員二名だそうだ。初耳だな。」
「しかし、彼が着くのを待っていては・・・」
「おっつけ着くだろう。瞬発力がないだけで、上がってしまえば、
速度は出るはずだ。私の波動を追って来るから、心配ない。
先に、地下通路への入り口を、探し始めよう。」
ジャドゥビスは、オリザ姫の手を引き、ケルビンの後に続きながら
アルフィーニがいないのに、気付いて驚いた。が、アルフィーニは、
とっくにロバに変身して、植え込みの下草に隠れていた。
「悪いな、待たせてばかりで。」
ケルビンが小さく手を振ると、確かにその目は、
『大丈夫、全部心得ている。』と、言っているように見える。
そして、すぐに下草に潜って、姿も気配も消してしまった。
三人は、未だ厳重に警備されている、先代王の陵墓から、
葬祭殿へと向かって行った。石畳で歩き良いが、
四方から、丸見えである。
オリザ姫のためには、具合良かった。階段一つでも、
侍女に手を引かれて、上がり降りするような育ちなのだ。
「あの・・・今思ったのですけど、叔母様たちの後を追って、
あのまま、地下通路を進めば、その方が、簡単だったのでは
ないでしょうか。ここまで来なくても、よかったのでは・・・」
オリザ姫は、あの荒堀りで、石くれだらけの、通路を思い出した。
足弱の自分のために、周りの人々を、危険に晒しているのでは
ないだろうかと、気になり始めたのだ。
が、ケルビンの考えは、そんな配慮に、充ちた物では無かった。
「あの通路が、どういう構造か、分からぬまま、むやみに
後を追って行って、行き止まっていたら、どうなります?
むこうを追い詰めるか、こちらが追い詰められるか、
どちらか一つです。それに、三王女を盾にされたら、
手出し出来ない。出口があるなら、それを塞いで
挟み撃ちに、した方がいいし、そのためにも、
ドリスを、助け出さねばならない。」
「ドリス・・・では、ドリスは、ここにいると?」
「ドリスの波動は、あの大灯台から出ている。
おそらく妖怪共は、我々が、彼女を助けに、一直線に
あそこを目指して来ると、思っているのだろうが、
そんな手にやすやすと、乗る訳にはいかない。」
しかし、はるか上空で、その波動を察知して、一直線に
セヴィリスが、大灯台へ向かっていることを、三人は
全く気付かなかった。
続く

最近、いつでもどこでも見られる

お皿洗いながら、洗濯物干しながら、一人で楽しんでます。



だって、私の脳みその中では、もう、ラストシーンまで
できちゃってるんだもん。


ただ、時々、実体三次元モデルが、このストーリーと
リンクしたかと思うような行動で、週刊誌なんかに、お出になると、びっくりします。

大体、週刊誌とか、そういうもの普段、読まないから、

銀行とか、お医者さんとかで、偶々見て、「ぎゃっ」って言う感じ。



あります。っていうか、います。


こんがらがりもしないし、行動もセリフも、かぶらない自信があります。

この人が、この役で喋ると、このセリフはこんな感じ、って
簡単に想像がつくからです。






それが、実体から独立して、一人歩きし始めちゃった。

いい事なのか、悪いのか。





どうなんだろ

2日もお休みしちゃった。






もし、楽しみにしてくださってる方が、本当にいらしたら、ごめんなさい。

がんばりますので、見捨てないで下さい。m( _ _ ;)m


今日も、お越し下さって、ありがとうございました。
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
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