2011年02月16日
つくりかた 十九
ちょっと、
1日お休みしてしまいました。
一応、お仕事も、あるので・・・
「お仕事」と、言っていいかどうか、
かなりビミョーですが、
自分なりに、根性入れて
、やってる・・・つもりです。・・・和裁を・・・


ぐさっと開けた穴に、

ラインストーン付きの、ワイヤーを通します。
しっかり引っ張って、花芯と裏側に、ボンドをつけて、止めます。

小さいラインストーンの裏側に、ボンドをつけて、花芯に貼ります。

ワイヤーを通したかったので、ここは、予定外・・・
ピンセットをお持ちの方は、使われた方が良いと思います。
指では無理でした。ペンチの先で、急遽代用
The Song of Wind (28)
ティムは、姿だけではなく、気配までも殆ど、掻き消された様に、
いなくなっていた。慌てたセヴィリスは、ケルビンに構わず、
明かりを灯した。ケルビンも、叱る余裕を無くしていた。
辺りには、三王女の、怪しい精神の波動が充ちている。
その中から、常人であるティムの、波動の残響を探すのは、
容易ではない。ケルビンはじっと、空間の気配を窺っていたが、
矢庭に来た道を、駆け戻り始めた。セヴィリスも後に続く。
が、その足は、すぐに止まった。
来るときには無かった壁が、通路をふさいでいる。
からくりでも、魔術でもなく、壁はその重さで閉じている。
押せども動かず、引く手懸りはない。
二人は完全に、閉じ込められてしまっていた。
小餐会は、本当に内輪だけの、夕食会であった。
ジャドゥビスを主賓に、国王夫妻とオリザ姫、
王族の傍系に当たる、貴族の夫妻が二組。それだけである。
王妹の三王女が、欠席なのはおかしいし、オリザ姫の
侍女達の数が、尋常ではない。
招待客達は、会話も続かず、居心地悪そうにしており、
食事が終わると、酒席を断り、早々に帰って行く始末である。
ジャドゥビスは、オリザ姫を十重二十重に取り巻いた
侍女達の中に、ドリスがいないのに気づいていたが、
オリザ姫に中々近づけない。思い余って、客達の見送り後、
侍女達を押しのけ、オリザ姫に話しかけた。
「姫!ドリスはどうしました?」
「ドリス?」
オリザ姫は、不思議そうにジャドゥビスを見返した。
が、その間にも、わさわさと、侍女達が割って入ろうとする。
これでは話ができぬと、ジャドゥビスは、宛てがわれている
控えの間に、オリザ姫を引っ張りこみ、中で、ティムの連絡を
待っていたカインに、廊下の侍女達を、追っ払ってくれと頼んだ。
「何事ですの、ジャドゥビス様」
室内に男性と二人きりになり、オリザ姫は警戒気味だったが、
ジャドゥビスは、それどころではない。
「ドリスは、どこです?決してあなたから離れぬよう、
命じてあったはずだ。どこへ行ったんです?」
「ドリスは、ティムが、ジャドゥビス様の御用だといって、
呼びに来たので、出て行って、まだ戻りません。」
そんなはずはなかった。ティムは、ケルビンと一緒におり、
ケルビンは、オリザ姫にドリスが、護衛に付く意味を、
熟知している。ケルビンがさせたことでは、あり得ない。
その時、ドアを開けて、カインが呼びかけて来た。
「ジャドゥビス様、ティムが戻りました。ご報告があるようです。」
しかし、ジャドゥビスの応えを待たずに、ティムは、
カインを押しのけて、室内に乱入した。異常な態度に
カインが止めようと、立ちはだかると、突然短剣を振りかざし、
切りかかって来た。それはジャドゥビスが、ドリスに持たせた
短剣に違いなかった。カインは敏捷に飛び退いたが、
間に合わず刺されてしまった。
ティムは顔色も変えず、ジャドゥビスに向き直ると、
はっきりと殺意を持って、短剣を構え、突進してきた。
しかし、それを予測したジャドゥビスは、椅子の飾り布を
ティム目掛けて投げつけ、一瞬視界を無くしたティムを、
難なく押さえ込んだのだった。
カインが、傷を押して当身を食らわせ、気絶させると、
くたり、と、抜け殻のように、ティムは倒れた。
「何かに・・・怪異に取り憑かれたか。」
「では、ドリスは・・・」
オリザ姫は、早や泣きそうになっている。
「ケルビン達もどうなっているか。この隠し通路を
開けられれば・・・」
ジャドゥビスが錦織の壁を見回したとき、オリザ姫が、
意外なことを言った。
「ここが、隠し通路の入り口なのね。今、開けます。」
そういうと、姫は、横の柱の飾り彫りに手をやり、
簡単に外して見せた。中に取っ手があり、それを引くと、
壁は、ケルビンがした時の様に、向こうへ持ち上がった。
驚きながら見守るジャドゥビス達に、オリザ姫は言った。
「ここは、王家の最後の切り札となっている所です。
この城に生まれた王族は、開け方を知っています。
でも、どこへ通じているかは、成人するまで教えて
もらえないの。隠れるだけならいいけど、奥へ進むのは・・・」
時は夜更け。やや下降気味の隠し通路は、
完全な闇の支配下にあった。
続く
また、長くなりました。m( _ _ ; )m
お読みいただければ、お分かりかと思いますが、
切れませんでした。すみません。
このティム君、中々良い子で
、ごちゃごちゃになりそうな展開の、
いいところに、スパッと出て来て
、話を短くまとめさせてくれるので、
助かってます。
でも、出番、終わりなんだな。
下書きが、間に合わないと、キャラに任せちゃう。

ダメ作者です。

今日も、お越し下さって、ありがとうございました。


一応、お仕事も、あるので・・・

「お仕事」と、言っていいかどうか、

自分なりに、根性入れて





ぐさっと開けた穴に、



しっかり引っ張って、花芯と裏側に、ボンドをつけて、止めます。



小さいラインストーンの裏側に、ボンドをつけて、花芯に貼ります。



ワイヤーを通したかったので、ここは、予定外・・・

ピンセットをお持ちの方は、使われた方が良いと思います。

指では無理でした。ペンチの先で、急遽代用

The Song of Wind (28)
ティムは、姿だけではなく、気配までも殆ど、掻き消された様に、
いなくなっていた。慌てたセヴィリスは、ケルビンに構わず、
明かりを灯した。ケルビンも、叱る余裕を無くしていた。
辺りには、三王女の、怪しい精神の波動が充ちている。
その中から、常人であるティムの、波動の残響を探すのは、
容易ではない。ケルビンはじっと、空間の気配を窺っていたが、
矢庭に来た道を、駆け戻り始めた。セヴィリスも後に続く。
が、その足は、すぐに止まった。
来るときには無かった壁が、通路をふさいでいる。
からくりでも、魔術でもなく、壁はその重さで閉じている。
押せども動かず、引く手懸りはない。
二人は完全に、閉じ込められてしまっていた。
小餐会は、本当に内輪だけの、夕食会であった。
ジャドゥビスを主賓に、国王夫妻とオリザ姫、
王族の傍系に当たる、貴族の夫妻が二組。それだけである。
王妹の三王女が、欠席なのはおかしいし、オリザ姫の
侍女達の数が、尋常ではない。
招待客達は、会話も続かず、居心地悪そうにしており、
食事が終わると、酒席を断り、早々に帰って行く始末である。
ジャドゥビスは、オリザ姫を十重二十重に取り巻いた
侍女達の中に、ドリスがいないのに気づいていたが、
オリザ姫に中々近づけない。思い余って、客達の見送り後、
侍女達を押しのけ、オリザ姫に話しかけた。
「姫!ドリスはどうしました?」
「ドリス?」
オリザ姫は、不思議そうにジャドゥビスを見返した。
が、その間にも、わさわさと、侍女達が割って入ろうとする。
これでは話ができぬと、ジャドゥビスは、宛てがわれている
控えの間に、オリザ姫を引っ張りこみ、中で、ティムの連絡を
待っていたカインに、廊下の侍女達を、追っ払ってくれと頼んだ。
「何事ですの、ジャドゥビス様」
室内に男性と二人きりになり、オリザ姫は警戒気味だったが、
ジャドゥビスは、それどころではない。
「ドリスは、どこです?決してあなたから離れぬよう、
命じてあったはずだ。どこへ行ったんです?」
「ドリスは、ティムが、ジャドゥビス様の御用だといって、
呼びに来たので、出て行って、まだ戻りません。」
そんなはずはなかった。ティムは、ケルビンと一緒におり、
ケルビンは、オリザ姫にドリスが、護衛に付く意味を、
熟知している。ケルビンがさせたことでは、あり得ない。
その時、ドアを開けて、カインが呼びかけて来た。
「ジャドゥビス様、ティムが戻りました。ご報告があるようです。」
しかし、ジャドゥビスの応えを待たずに、ティムは、
カインを押しのけて、室内に乱入した。異常な態度に
カインが止めようと、立ちはだかると、突然短剣を振りかざし、
切りかかって来た。それはジャドゥビスが、ドリスに持たせた
短剣に違いなかった。カインは敏捷に飛び退いたが、
間に合わず刺されてしまった。
ティムは顔色も変えず、ジャドゥビスに向き直ると、
はっきりと殺意を持って、短剣を構え、突進してきた。
しかし、それを予測したジャドゥビスは、椅子の飾り布を
ティム目掛けて投げつけ、一瞬視界を無くしたティムを、
難なく押さえ込んだのだった。
カインが、傷を押して当身を食らわせ、気絶させると、
くたり、と、抜け殻のように、ティムは倒れた。
「何かに・・・怪異に取り憑かれたか。」
「では、ドリスは・・・」
オリザ姫は、早や泣きそうになっている。
「ケルビン達もどうなっているか。この隠し通路を
開けられれば・・・」
ジャドゥビスが錦織の壁を見回したとき、オリザ姫が、
意外なことを言った。
「ここが、隠し通路の入り口なのね。今、開けます。」
そういうと、姫は、横の柱の飾り彫りに手をやり、
簡単に外して見せた。中に取っ手があり、それを引くと、
壁は、ケルビンがした時の様に、向こうへ持ち上がった。
驚きながら見守るジャドゥビス達に、オリザ姫は言った。
「ここは、王家の最後の切り札となっている所です。
この城に生まれた王族は、開け方を知っています。
でも、どこへ通じているかは、成人するまで教えて
もらえないの。隠れるだけならいいけど、奥へ進むのは・・・」
時は夜更け。やや下降気味の隠し通路は、
完全な闇の支配下にあった。
続く
また、長くなりました。m( _ _ ; )m

お読みいただければ、お分かりかと思いますが、
切れませんでした。すみません。

このティム君、中々良い子で

いいところに、スパッと出て来て

助かってます。


下書きが、間に合わないと、キャラに任せちゃう。


ダメ作者です。





今日も、お越し下さって、ありがとうございました。
脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 14:10│Comments(0)
│ファンタジー