2011年02月06日
つくりかた その十一



つまみ縫いの糸を引き絞り、下を、やや多めにカット

平たい花になるようにするわけです。

これの大きさは、最初の直角二等辺三角形の段階で、


斜辺の長さが、青い方は、5.5cm、白い方は、3cmです。

The Song of Wind (20)
「なんで、あんたが身元引受人に、ならんなんの?
お人よしにも、程があるって!」
シシィは、部屋に入るなりわめき立てた。前の部屋ではない。
伯爵一行が出立して、どの宿も急に空き、シシィとソルダムは
やっと別室が取れたのだが、ソルダムは、暴れ牛にやられた男を、
連れだと言って医者に診せ、さらに、自分の部屋に運び込んだのだ。
「放ぉっといたらええねん。自業自得やん。」
「そうもいかぬ。頭を酷く打ってるし、見世物の一座も
押しかけ芸人の面倒まで見切れぬと、置き去りにして行ったし。」
一座は、伯爵の行列見物の、人出を見越して来ただけで、
次の興行があると言って、ほんの涙金を置いて、旅立って
行ってしまった。この男はこの街で、初めて加わったらしい。
「どうせ私は、目的地もない。怪我が治るまで、
付き合ってやっても、一向に構わない。
そなたには、迷惑かけぬ。お父上を探しに、行かれるが良い。」
シシィは驚いた。ソルダムの事を、朴訥だが、
もっと親切味のある人物だと、思っていたからだ。
それが、こんなに突き放した物言いをされるとは・・・そう思うと、
急に心細さが込み上げて来た。
「そうかて、ウチ、まだどうするか、決めてへん。
帰るか、探しに行くか。」
「そうだったな・・・」
「そうや。相談乗ってくれるって、言うてたやん。
せやのに、このアホなんがアホな事するさかい、
ややこしなったんや。」
「アホアホ言うな!」
よほど堪えていたらしい。寝かされていた男は、
飛び起きて反論した。しかし、傷がうずいて「痛ぇ・・・」と
呻くと、また横たわってしまった。
「そんなん、アホやなかったら、なんやの?」
「名前くらいあるよ。ミランって」
「ミラン?」
「そう、紅蓮の魔戦士、ミラン・アクティオン。カッコいいだろ?」
聞くなり、ソルダムはぷっ、と噴き出し、
シシィは、けたたましい声を上げて笑い出した。
笑われて、初めてミランは、自分の状況が、
名乗りに全く、ふさわしくない事に気がつき、
赤くなって、布団に潜り込んでしまった。
しばらく笑い転げていた、シシィとソルダムは、
気を取り直すと、シシィの行き先について、話し始めた。
シシィの父親は、クレーベスタの首都、ベルバミーノに、
一人で暮らしているはずだったが、訪ねた先の家は、
長く留守のようで、人気もなく、周囲の誰も、いつから留守で、
どこへ行ってるか、知らないというのだ。
「他に心当たりは?」
「ルテシア生まれって言うのは、聞いた事あったんやけど。」
「大国だな。ルテシアの、どのへんか分からぬか。」
「都とアルテミシアのちょうど中間あたり・・・」
「あ、オレ、アルテミシア、行った事あるよ」
突然、ミランがしゃしゃり出た。身を乗り出して、目を輝かせている。
続く
また、変な所で、


それにしても、困った人を拾いましたね。

ソルダムみたいに、お金持ちでもなさそうだし・・・

「紅蓮の魔戦士」だって。w(^0^)w
「ま、戦士、みたいな・・・」ぐらいですよね。









お名前表、あった方がいいですか?じゃあ、Lady Firstで、
オリザ・アンジェリカ・ラゥオール・・・最初にさらわれてた王女様です。
ドリス・ドルフュス・・・美人で、強~い女騎士さん。
シシィ(シティス)・ノルトレーン・・・関西弁の女の子。
アルフィーニ・・・天馬に変身できるドラゴン。ちゃんと、女の子です。
もう一人は、もうちょっとしてから登場なので、割愛・・・
次、男性陣です。
ケルビン・ナルキサス・・・闇の魔人
ジャドゥビス・デ・ラ・モンティエ・・・森の国の貴公子
ソルダム・オヴィディオ・・・誰でしたっけ・・・そう、王様です!
セヴィリス・セレンホルト・・・隠者の弟子
そして、ミラン・アクティオン・・・紅蓮の魔戦士(?)
お分かりかと思いますが、RPGのノリです。多分古いタイプの。
息子達が夢中なのを見て、やってみたいな~って、
おばさんは思ったんです。で、作っちゃったわけです。
ゲームじゃなくて、物語を。






だから、読んでくださる方には、本当に感謝してます。



今日も、本当に、ありがとうございました
脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(2)
│ファンタジー
この記事へのコメント
こんにちは さあちゃん!
すごくたくさんの登場人物ですね〜♪ (笑)頭がこんがらがりませんか‥?
それに毎日の更新もすごいし‥、感心しています。
すごくたくさんの登場人物ですね〜♪ (笑)頭がこんがらがりませんか‥?
それに毎日の更新もすごいし‥、感心しています。
Posted by 風 at 2011年02月06日 12:42
to 風さん
グインサーガに比べたら、まだ大丈夫です。「楡家の人々」とか、「細雪」
とか、もっと凄いですよね?まあ、この2つは、実在のモデルがあるおはなしですが・・・
The Song of Wind も、実在モデルが・・・?なんちゃってw(^0^)w
だから、こんがらがらない。・・・のかな?
序章すんだので、一日お休みしますね。また、読みにきてください。
ありがとうございました。
グインサーガに比べたら、まだ大丈夫です。「楡家の人々」とか、「細雪」
とか、もっと凄いですよね?まあ、この2つは、実在のモデルがあるおはなしですが・・・
The Song of Wind も、実在モデルが・・・?なんちゃってw(^0^)w
だから、こんがらがらない。・・・のかな?
序章すんだので、一日お休みしますね。また、読みにきてください。
ありがとうございました。
Posted by さあちゃん
at 2011年02月07日 00:55
