ぶるんねん文庫

　出来立てほやほやです。ｗ（＾。＾）ｗ

もう、お嫁入り先が決まってます。ピンク系でっていうご注文でしたから。

なぜか、白を入れると、引き締まります。

色彩についての、基礎知識がないので、勘だけが頼りですが・・・




　　　　　　　　　　　　碧氷窟の双生児　　　　（２３）


　「ねぇサフィール、僕たちが、前にいた所は、

　　洞窟なんかなかった。

　　僕たちは、なにか、霧のようなものに包まれて、

　　あの碧い氷窟の中に紛れ込んだんだ。

　　だから、どこかの洞窟から、前の世界に帰れる、と

　　思うのは、単純すぎないか？

　　なにか、とんでもない事が起こって、それで、

　　ここに来てしまったんじゃないだろうか。」

　ジルは、サフィールに誤解や、失望を与えないように、

慎重に、言葉を選んで話した。

　「とんでもない事って何？」

　「たとえば・・・火事とか、地震とか・・・」

　ついこのあいだ、そういうことが、立て続けに起こり、ふたりは、

気を失うかと思うほどの、恐怖にかられたのだった。

　いずれも、たいした規模ではなかったが、

地面が揺れたり、森から炎が立ち上ってくる様は、

子供たちの肝をひしぐのには、十分だった。

　「そんなこと、向こうでは、起こらなかったわ。」

　「それが、起こったら？」

　「ジルは、帰りたくないの？」

サフィールには、ジルの言葉の奥にある

諦めの感情が、理解できなかった。

　「あたしは、帰りたいの。きっと、どこかに

　　帰る道が、あると思うの。どこか、それこそ、
　　
　　とんでもない所に、きっとある。だから、

　　湖の中の話も、もっと聞きたかったのに・・・」　

　いつも根気がなく、飽きっぽいと、ダクリー婆さんに、

呆れられるサフィールの、どこにそんなこだわりが、

保たれているのかジルにはわからなかった。

　しかし、帰れるか否かとは、別のところでふたりは、

薬使いになるよう、ダクリー婆さんに、期待を背負わされていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　続く


　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　
　ちょっと、買い物疲れしてます。来春、大学進学する娘が、

部屋の模様替えをしたいと言って、カーペットだの、カーテンだのって・・・

量販店が近いので、まあ、助かりますが、逆に、希望通りのものがないと、

「じゃあ、お取り寄せで」って。　また来るのぉ？

・・・私、忙しいんですが・・・っていうより、買い物があまり好きでないから、

一回で終わらせたかったんですが、どうやら、二回でもすまないかも・・・

どうなることやら・・・ままちゃんの疲れは、当分取れそうにありません。　・・・
　
　皆様も、お疲れ出ませんように、

　　　　　　　　　　　　　　　お読みくださって、ありがとうございました。