ぶるんねん文庫

もみじの名所って知らなかったし、ギャラリーって、大抵カメラ禁止だし・・・

だから、カメラ持って行ってなかったんです。

しかたないから、携帯で撮った写真を載せたら、北海道から苦情が来た。

ブロガーが、カメラ持たずに外へ出んな　だって。

大きい息子は、怖いです。





　　　　　　　　　　　　　　　碧氷窟の双生児　　　　　（１８）


　町には、ダクリー婆さんと取引のある薬屋が、

何軒もあるようだった。婆さんは、

値段の交渉をしながら、次々に店屋を回って行く。

　その一方で、ジルとサフィールに、いちいち、

なぜこう言うか、そうするのかを、矢継ぎ早に、

覚えこませようとする。

　ダクリー婆さんは、疫病の薬を、女の子の母親に

子供たちの分といって持ち帰らせたが、

親の分を失念したのである。

以前は、こんな失敗はなかった。薬については、

いつも細心の注意を払っていた。

　老いた、と、ダクリー婆さんは、悩んだ。

自分の育て親が、老いる日が来たとき、

もう、婆さんは、一人前になっていた。

　しかし、何人か弟子もいたのに、婆さんは、

一人前の薬使いを、育てきれていないのだ。

　時間がない。死なないまでも、感覚や、判断力が鈍る前に、

ふたりを、一人前の薬使いにせねばならない。

ダクリー婆さんは焦ったが、ふたりには、

その焦りは伝わらなかった。

　　　　　　　　　　　　　　　続く



どうやら、息子は、滋賀方面担当の北海道大使のつもりらしいです。

写真載せろって、言うから、載せます。

屈斜路湖や、釧路川で釣りを楽しんでいるようです。

ニジマス釣りだそうです。

えらの赤いところは、オーロラ色に光っているのですって。

ちりめん細工も、ファンタジーも関係ないけど、時々、北海道通信もしようかな。　　

　では、また次回・・・お読みくださってありがとうございました。