2010年10月24日

ファンタジー  もうちょっと続きます

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上:  花見うさぎ(春)

中右: 夢見うさぎ(夏)

中左: 月見うさぎ(秋)

下:  雪見うさぎ(冬)



職場体験でうさぎの世話をした娘によると

うさぎは、こんなポーズを絶対にしないとか。

でも、ピーターラビットの例もあるし

・・・ねえ・・・kao10


 




     真夏の昼の夢    (3)
 

  

 黒い石段の下の果てが見えないことに、

私は言い知れぬ恐怖を覚えた。

何かが、この闇から上って来る、そんな思いに駆られたのだ。

私は必死に階段を駆け上がった。

だが、後を追って来るものはなく、外の光に包まれて

私は、ようやく少し自分を取り戻しかけた。

 だが、驚愕の事態は続いていた。

外の世界には、あり得ない色の光が差し込めていたのだ。

紫より淡い、ラヴェンダー色に満ちた風景。

空も遠景も、この色に染め上げられている。 

そんな所に、私は来てしまっていた。


 地面は、真っ白な蝋細工のように半透明な草花に、一面に覆われ、

風が吹くたびになびいて、海の波を思わせる。

 私の出てきてしまったような、黒い石の建物はほかにもあるが、

生き物の気配が無い。

 地平近くの空は薄赤く、紫味を帯びて上空へと続く。

その空の約半分を巨大な二つの天体が占めている。

ひとつは、望遠鏡で見た月のよう、もうひとつは、

ほぼ同じ見かけ大のガス惑星。

この星の太陽は二つの星に隠され、日食の状態らしい。

 それに、こんなに他天体が近くては、

この星が天体として形を保つことは難しい。

潮汐力による地殻変動の激化で、生き物は、

この蝋のような草花以外、皆、滅んだのだろう。

いずれ、この星自体がバラバラに砕け散る

 私は冷静に自分の持つ知識をこの景色と

照らし合わせていた。 

                続く




  やっぱり説明っぽいんですね。理科の教科書みたい・・・iconN27

 こういう説明のいらない内容にするべきなんでしょうね
 
 とりあえず、最後まで行きたいので、あと、1~2回

 お付き合いください。この次は、説明だらけになりませんから。kao_19

 今回もお読み下さった方に、感謝の心を・・・ハート

  本当にありがとうございました。

 


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Posted by さあちゃん at 22:38│Comments(0)ファンタジー
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