2014年12月22日
地震・火山・地球と火星・そしてピラミッド・・・4

京都へ行って来ました。
「日展」を見に。


絵葉書4枚中、左上の1枚。
女の人が1歩、踏み出してる絵。
これが、まるねこの先生、
佐渡一清先生の絵。「兆(きざし)」


前回の、オレンジ色ブーケのハナシ。
これのお祝いだった訳で。

保育士試験の絵も、見て貰って。




いや~~・・・大っきい・・・1枚ずつの「絵」が、ね。

まるねこは、今のところ、1番大きくても、B1サイズ。
それの、4倍くらいの絵が、ずら~~~り・・・

そして、それぞれに、結構、凝った額縁が・・・
大抵、つや消しの金か、燻し銀、アイボリー、黒か焦げ茶・・・

絵が大きいから、巾も15cmくらいある。・・・結構なお値段だろうな。
で、気がついたら、5時PM直前で、美術館を追い出されたわけ。

売店で、絵葉書買っただけ。3時間じゃ見切れん。物が、でっかすぎる。
まるねこを応援して下さる方々が、
「大きい絵を描かなきゃ、ダメよ

こう言う事なんだな。大きいって言うだけでも、結構なインパクト。
あとは、上手いか下手か・・・まあ、下手な人なんか、いない訳で。
ぐいぐい来る上手さか、やんわり上手いか、それくらいの差だね。







前回からの続き。
金星は、なぜ、逆立ちしてるか。
①惑星が出来た時から、自転が逆だった。
②マントル対流と地殻の摩擦で、徐々に逆に回りだしてしまった。
③小惑星の衝突で、地軸がひっくり返ってしまった。
①は、どうだろう・・・金星1個だけ、こんな事、あるかな

もっと太陽から離れた外惑星なら、兎も角、太陽の引力の影響が強い所で、
一個だけ、逆に回転を始める惑星が、出来上がるだろうか

②この説が、実は、最も有力らしい。
ただ、マントル対流も、地殻のプレートテクニクス運動も、
ここに書こうとしている内容から言うと、結局、小惑星の衝突説と関連している、
と、言う事になる。③の、直接的に、衝突の衝撃でひっくり返ったか、
衝突により、地殻変動が激化して、結果的に自転を止めてしまったか。
ただ、火星、水星の大気の希薄さから言って、金星の大気の厚さは尋常じゃない。
やはり、ドライアイスを大量に含んだ小惑星が、落っこちたんだ。
地球に、水を多く含んだ小惑星が落ちたように。
「水」の惑星。地球。
水は、酸素と水素で、出来ている。簡単に言うなら、水素が燃えて水が出来る。
じゃあ、酸素や水素は、どうやって出来たのか

宇宙の始まりは、水素しかなかった。(理科の授業ね)
水素が集まって星が出来た時、超高温高圧の星の内部で、
水素+水素でヘリウムが出来た。(核融合と言う・・・コピペじゃないよ)

水素が少なくなって、星が年老いて来ると(水素が減ってヘリウムが多くなると)
水素とヘリウムが色々な組み合わせで核融合して、さまざまな元素が出来る。
ホウ素、窒素、炭素、そして酸素。
核融合はどんどん進み、重い元素がどんどん出来て、
星は、ついに自身の重量でつぶれ、白色矮星となり、
軽いガスの成分は、逃げ出して星雲を形成する。
注意が必要なのは、この星雲はガス星雲だって言う事。
50歳代以上の方は、ウルトラマンはM78星雲から来たって、
ご記憶の事と思うが、星雲はガスだから、これが故郷な訳は無い。
初代ウルトラマンの頃は、望遠鏡の精度が低く、
星雲と銀河の区別がつかなかったから、起こった誤解だと思う。
正しく(


おとめ座としし座の間、くらいに、実際にあるそうだ。
このように、今は、星雲と銀河は厳密に区別されている。
今、問題にしてるのは、ガス星雲。
恒星の一生の内に作られた、さまざまな物質が、ガスとして宇宙を漂う間に、
他の星のガスとも混ざり合い、そこに、超新星爆発などの衝撃波が届く。
と、飛び散りかけていたガスが、拠り集められ、モヤモヤが、ドロドロになり、
暗く濃い暗黒星雲となり、そして終に、第二世代の恒星として、



ただし、この恒星は、もはや純粋な水素で出来た恒星ではない。
酸素や炭素、さらには、鉄や金までをも含む、複雑な組成を持つ。
現在の我々の太陽は、更に時を経て、第三世代だそうだ。(NHK『宇宙』より)
だから、太陽系には、物凄く色々な元素が入り乱れている。
小惑星同士が寄り集まって、惑星へと成長した時、
重い元素は太陽の引力に引かれて、内側へ集まり、
水星・金星・地球・火星を形作り、軽いガスは遠心力で外へ飛ばされ、
木星・土星・天王星・海王星を形作った。
これらの惑星の内、太陽に近すぎる水星は別として、
我等が地球を真ん中にした、金星・火星、この3惑星は、
岩石の組成が非常に良く似ている。
基本、玄武岩質なのだそうだ。
ならば、大気だって、きっと、最初は似たような厚さと組成を
持っていたはずなのだ。なのに、なぜ、火星の大気は薄く、
金星の大気は濃いのだろうか

惑星の大きさによって、重力の強弱があり、
重力の弱い火星の大気が宇宙空間に逃げ出したと言うならば、
金星の大気だって、逃げ出さねばならないはずだ。
金星は地球より小さいのだから。だが、そうは、なっていない。
私は、そこに、ジャイアントインパクトの爪痕を感じる。
火星の大気を剥ぎ取り、地球に分不相応な衛星を持たせ、
金星を灼熱地獄にしてしまった、それは、何らかの宇宙的重大事件の、
大きな痕跡なのではないだろうか

続く
やれやれ、本題に1歩近付きました。
今日の所、グーグルのお世話になったのは、
ウルトラマンの所だけだったゾ(



結構な、リケジョ振りでしょ




では、また次回。今日も、お越し頂いて、ありがとうございました。
Posted by さあちゃん at 00:25│Comments(4)
│メルヘン
この記事へのコメント
こんばんは、
もう、不思議に満ちた「太陽系の惑星たち」よくもまあ〜!
この「水の惑星」に。この時に生まれてきたモンだと・・思わず
「不思議の世界」に感謝です。・・・本題に近づいて来たって・・
どんな、頭脳の持ち主なんだろう〜〜〜! イヒ、
もう、不思議に満ちた「太陽系の惑星たち」よくもまあ〜!
この「水の惑星」に。この時に生まれてきたモンだと・・思わず
「不思議の世界」に感謝です。・・・本題に近づいて来たって・・
どんな、頭脳の持ち主なんだろう〜〜〜! イヒ、
Posted by 風
at 2014年12月24日 20:42

凄いですね! リケジョさん!
専ら、文系オンリーの私は、口あんぐり、です。*\(^o^)/*
専ら、文系オンリーの私は、口あんぐり、です。*\(^o^)/*
Posted by 夢想花
at 2014年12月25日 03:03

Dear 風さん
本題は・・・だから、ピラミッドですよ。
なぜ、古代人は、ピラミッドを作らねばならないと、思い込んだのか・・・
それを思いついた時、いつか、ちゃんと、文章にしたいな、って、
ずーっと、狙ってた訳なんです。
来年も続きますので、ヨロシク!!
本題は・・・だから、ピラミッドですよ。
なぜ、古代人は、ピラミッドを作らねばならないと、思い込んだのか・・・
それを思いついた時、いつか、ちゃんと、文章にしたいな、って、
ずーっと、狙ってた訳なんです。
来年も続きますので、ヨロシク!!
Posted by さあちゃん
at 2014年12月25日 10:49

Dear 夢想花さん いえいえ・・・ホントの理数系女子は、こう言う事を、すべて数式で理解するんですが、 それはできません。(笑)だから、カテゴリーが、メルヘンなんです。 女優の〇〇さんと歌手の△△さんが・・・と言う話より、 冥王星は太陽系外を漂流していて、太陽の引力に捕まった、よそ者惑星だとか、 火星の衛星達は、火星から分裂したんだ、とかの方が、面白いと感じるだけなんです。 だから、理科の好きな文系の女、で、リケジョ、です(笑・笑)
Posted by さあちゃん
at 2014年12月26日 00:16
