2013年06月22日
オヤジの赤い花

古い園芸の本に、写真があって、
「夏の花だから、まだ咲かないよ。」
って、見せても、頑固に、
「鉢植えなんか、弱いもんだ。」
って言って、春先に捨てようとした。
でも、葉の芽は次々出てたし。
何より、「元気ですっ


「暖かくなったら花芽が出るよ。
もうちょっと待とうよ。」
5月末に蕾が出ても、「わからん」って。
ご覧の通り。6月20日。蕾もいっぱいついてます。大事にしよう。命。
The Song of Wind (359)
「それは違う!ベインダリファ電磁砲を再起動して、
粒子状生命体を殲滅する為に、それが可能な人員の
揃うのが、『今』だったのだ!
間違えるな、北の王よ!敵は、『黒い霧』だ!奴を殲滅せよ!
さすれば、そなたは、全宇宙の王にもなれる!!」
「そうか。ニグにも、そう言ったのか。」
ぎらりと、大剣のやいばが、アルダイスの喉元に迫った。
いつの間にか、ソルダムが、アルダイスの傍らにいた。
アルフィーニのドラゴンが、ソルダムを乗せている。
「『サフィールの涙』を適当に使う事で、宇宙の王になれると、
あの、野心に取り付かれた男に、囁いたのだな。
真実を葬って、虚偽に塗りたくられた、栄冠を示したのだ。」
「そうだ!!私は全宇宙の王になる!!
この世の全てを、支配する!!」
「黙れ!!亡者め!!」
喚きだしたニグの亡霊に、ケルビンが喚き返した。
鍾乳石のように垂れ下がる、逆さ柱の間では、凄まじい、
電撃対電撃の対決だった。
が、ニグには直撃のショックがない。
青い火花は、ニグの体の表面を走り、自然減衰するばかりだ。
逆にケルビンには、瞬間、意識を飛ばすほどの威力がある。
墜落すれば、しつこい小水妖の、餌食になるばかりだ。
「アルフィーニ!アネッサ・リーが!!」
ドリスの叫びに、アルフィーニが、巨体を捻った。
ソルダムは既に、ドリスの一声に、その背から跳んでいる。
床まで、五階相当の高さだ。落下、イコール死である。
「ソルダム!」
アネッサに追われながら、アルフィーニが悲痛な声を上げた。
だが、ソルダムは、落下しなかった。
体が跳ね、天井に近くなった途端、その脚がくるりと反転した。
足裏が、天井に吸い付く。
・・・何だ、これは・・・
どうやら、天井近くは、別の重力の場が、あるようだった。
アルダイスが、ソルダムを追って、天井に来た。
「ベインダリファ結晶をよこせ!
所詮、貴様らは、この宇宙の内側を、這いずるだけの存在。
偶然の産物は、必然の前に、黙って消えればよいのだ!!」
ソルダムは、再び黄晶石を外していた。
それでも、数多い柱の彫刻を、欠け飛ばすには充分だった。
破片は、重力場を越えて飛び、曲面床で戦う人々の頭上に、
ざらざらと降り注いだ。ソルダムは、臍を噛んだ。
それは、高く跳ぶと、この不思議な場の影響を離れ、
今は頭上にある、逆さドームの底に、墜落すると言う事だった。
アルダイスの黄金の長杖が、ソルダムの足元をさらった。
跳んで避けるしかない。ソルダムの体を、浮遊感が襲った。
「しまった!!」
ソルダムは、頭を下に、亡者ひしめく黒い花の床目掛けて、
一直線に墜落していった。
続く
アルダイスは、クァランドール世界の最高神だと、信仰されているけど、
実は激情家で、「創造者」の忠実なる「パシリ」だって事です。
「神」って、何なのでしょうね?キリスト教も、仏教も、イスラム教も、
信仰対象としての、「神」的人格があり、更に上の最高神がいる。
何を信じ、何を頼み、何を祈ればいいのか、全く分からない。
外国で「無宗教です」なんて言うと、危険人物扱いされるから、
さあは、一応「仏教です」とは言ってたけど、
実際、「仏」の「存在」を、信じてるかといえば、「

今回、あえて、「存在」に、カギかっこを付けました。・・・倫社の時間だね。
実は、さあは高校で、倫社を習ってない。高校普通科卒なら、必修のはずだけどね。
理由を書くと、また、母親への恨み言になるから、書かないけど。
ではまた次回



脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
│ファンタジー