2013年03月31日

黒い花・・・Noir・・・

黒い花・・・Noir・・・ 

 白の中の黒

 前回、前々回の、白い方が、

  Blanc

 これは、

  Noir

もったいぶってますが、

 
黒い花・・・Noir・・・

 早い話が、「白と黒」 

 でも、白レースとパールの中の、

 iconN08黒い花iconN08

 なかなかに、kao12鮮烈だと思うのですが・・・

 実際に使うには、カット金髪か、明るめの茶髪。

 ・・・それでも、強烈過ぎますか・・・

 一応、コームですが、これはもう、

 髪飾りより・・・見る物・・・

 目・・・かもね。



    The Song of Wind (324)

 「建国神話によれば、ジルコニアス王の死は、確認されていない。

  サフィール宮・・・今のサフィール神殿の地下へ、降りて行き、

  それ切り、行方不明となっている。

  次政権の、クーデターによる暗殺とも、思えない。

  次代王アルカスは、初代王の、忠実な踏襲者だ。

  あの建国神話に、偽りがあるのか?他国の神話に比べて、

  成立後、年浅い、むしろ、歴史と言うべき物語に?」

 ソルダムの問いに、神官長は、渋面のまま答えた。

 「偽りは、あります。

  表に出せぬ事実や、初代王の、行方についての示唆・・・

  そもそも、ジルコニアス王が、何者であったか・・・

  バルツァード建国神話は、それらを隠す為に作られた、

  王家存続のための、いわば、選話集とも言うべきものです。

  コーブリオンの歴史が、千年もの長きに渡って、詳細に、

  複数の記録者によって、記されているのに、バルツァードでは、

  たった五百年前の事が、単一の神話として語られている・・・

  不自然だとは、お思いになりませんでしたか?」

 「勿論、思っていた。」

 セヴィリスが、口を挟んだ。神官長は、身分をわきまえぬと、

目を剥いたが、怒涛のように喋りだしたセヴィリスを、

止め立て出来る者は、誰もなかった。

 「ジルコニアスの治世そのものが、常人の寿命を越えている。

  建国時、成人していながら、百十余年の治世は、あり得ない。

  しかも、建国以前の足跡が、クァランドールに留まらず、

  全世界に及んでいる。南海洋を越えた、彼方の国々からも、

  彼の足跡が発見されている。

  これらを、全て事実とするならば、彼は、アナトスさえ越えた、

  超弩級の魔術師であったことになる。

  しかし、彼の行動に、魔術師らしい所は無い。

  この国の文物にも、クレーベスタのように、殊更、

  魔法に傾倒した様子は、見られない。これらの事から、

  法術界では、ジルコニアスを、単一の個人ではなく、

  数代に亘る、ジルコニアス朝と言うべき、政権組織としている。」

 「それは誤りです。」

 神官長は、即座に否定した。

 「ジルコニアスは、ただ一人です。

  後にも先にも、あのような人物は、他にはあり得ません。

  ・・・いえ、あってはならないのです。

  彼こそは、このクァランドールの聖なる九神に連なる、

  十人目の神にして、暗黒と憎悪を統べる神なのですから。」

 ぞわり、と、地底から、邪悪な波動が湧き上がった。

 小御堂の中は、魔法陣に守られている。

 が、その周りは、憎しみを飽食した、獣にすらあるまじき、

色に例えるなら、どす黒いに違いない波動に、包まれている。

 やにわに、神官長が、がば、と、平伏した。

 「お許し下さい!!

  決して・・・決して、それだけは、口外致しませぬ!

  ・・・決して・・・!!」

 一旦、平伏したその体が、仰のいた。と、その、口鼻、耳目、

・・・否、全身の毛穴すらからも、黒い霧が吹き上がった。

 「ぐあああぁぁ・・・」

 その様な声が、人の口から発せられると、誰が想像したであろうか。

 声が止んだ時には、神官長の呼吸も、心の臓の鼓動も、

動く事を止めていた。

 黒い霧は、神官長の体から発生した以上の体積となって、

小御堂の天井付近に、かたまって漂っている。

                   続く


 「Last Hope」終わりましたね。最先端医療。勉強になりました。

 っていうか、すごく、引っ掛かりのあるドラマでした。

 20年近く前、ノート小説を書いてて、サブキャラで、波多野 舞華」って、人物を作ってた。

 それから、別のサブキャラが、「再生不良性貧血」で、親戚の若夫婦に、

 「ドナーベビー」が誕生するか、4分の1の確立に、賭けるシーンもある。

 ・・・だれか、さあのノート、盗み読みしたiconN06

 「ドナーベビー」、「再生不良性貧血」、「波多野」・・・iconN053箇所も一致する事なんか、

 あってもいいんだろうか・・・偶然にiconN05あり得ないiconN04

 この小説の存在を知っている人は、絶対にいない。世に出せない。全編妄想小説だから。

 なのに、東日本大震災、日立のCM 、近い所で、西野カナさん「今でも『姫』!」 の一件。

 さあは、自分の頭の中を疑う。どうなってるんだiconN05本当の所・・・

 ・・・誰か教えて下さい。よくあることなんですかiconN06未来予知的小説kao_12

  ではまた次回 iconN06kao_4iconN06 今日も、お越し下さって、ありがとうございました。

  



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Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(2)ファンタジー
この記事へのコメント
ラストホープ 見てました!驚きやな~
Posted by 寺村邦子 at 2013年03月31日 12:55
Dear 寺村先生
 相葉君のドクター姿、なかなか可愛かったです。
波多野卓巳の聴覚の鋭敏さを、もう少し掘り下げていないのが、惜しいところでしたが、1クールでは、無理なんでしょうね。
 耳がいいということは、音感も鋭いとか、そう言うシーンが今に出てくるかと、期待してたんですが。
   ・・・残念です。
Posted by さあちゃんさあちゃん at 2013年04月01日 03:00
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