ぶるんねん文庫

　 田中真紀子氏。

　こんな不勉強な人とは、

　思わなかった。

　「美大？絵描きなんかいらない」

　そんな乗りなんだ。

　美術を目指す者が、どういう

　受験勉強してるか、

　方向転換できないほど、

　時間かけてるか知らないんだ。不勉強きわまりない。

　文科大臣なら、宇宙開発から、マンガ＆アニメの端まで、

　全て網羅して然るべき。ノーベル賞受賞者出すのも、幼児が、クレヨンでなぐり書きするのも、

　同じレベルで、いとおしく思えないなら、文科大臣の資格はない。まして、一つは医療系大学。

　これから人材が要求される分野に、なにすんねん！！

　これ以上大学いらない、と言うなら、今後の計画は凍結と、言うべきだろう。

　怒り狂ったまるねこ娘は、胃痛をおして登校した。怒りの功名引きこもりが治った。

　今回の発言で良かった事は、琵琶湖の畔で、引きこもりを１匹、寝床から引っ張り出しただけだぞ


　　　　Ｔｈｅ　Ｓｏｎｇ　ｏｆ　Ｗｉｎｄ　（２７９）

　王は、姿を、しかと確かめてはいなかった。が、声は、はっきりと

聞き取った。声は、確かにニグに似ていた。だが、その口調は・・・

　王は、よもやニグ本人ではあるまいと、ドア越しに、耳をそばだて、

次いで、我慢できずに、そのドアを、僅かに開けた。

　その時、王が見たものは・・・

　広間を満たす、黒い霧。それが、部屋中央に寄り集まった、

渦とも繭とも思える中に、微かに認められる人影。

　・・・！！ニグ！！・・・

　すっ、と、視界が白く閉ざされた。

　どうやら神官の一人が、王の存在を、ファーゴに覚られまいと、

結界を張って、王を隠したらしかった。

　が、間違いようはなかった。

　王は、寝室に戻り、考えに考えた。そして、ニグがファーゴなら、

これまでの疑問の、半分は解けると言う、結論に達した。

　アネッサ・リーを謀った、北の神殿長。

　出処を偽って渡された、宝の大剣。

　グロリオーサに現れた、黒い霧の軍隊と、ニグ本人。

　クァランドールに騒乱を起し、世界を私せんと企むなら、

仮面の下に、幾つの顔を隠していようとも、不思議はない。

　王は、看護の尼僧が止めるのを振り切って、九峯聖堂を後にした。

　何が何でも、ファーゴに唆された内乱を、止めねばならなかった。

　テッセリムに集結していた若者達の前に、突然現れた王は、

一度だけ目通りさせ、見知っていた、元副市長のハズリックを

頼みの綱に、扇動者達を捕らえ、ニグの似姿を描かせて突きつけ、

うろたえる所を問い詰め、追放する事に成功したのだった。

　しかし、一度、決起した若者のエネルギーは、収まり処を

失っていた。王は、出兵を決意した。

　どの道、ニグ＝ファーゴを、叩かねばならない。

　さもなくば、黒い霧に支配された軍隊が、いつ何時、

国境を侵すか知れぬし、国内に、奸物を抱えて置く訳には

いかない。それに、ニグ＝ファーゴだと、信じていない者に、

事実を知らせる必要もあった。

　戦は、あっけなく決し、勝利で終わった。

　次いで王は、リューデン架橋計画を立てた。

　だが、冬が来て、計画は頓挫に追い込まれていた。


　・・・トゥモーロスが知るのは、それだけであった。

　後は、黒い霧の怪異と戦う、オリザ姫やジャドゥビス、

赤い魔女、アネッサ・リーと、奇妙な係わりのあった、

紅蓮の魔戦士と、竜の貴婦人などは、まるで、

語り物の様にしか、思えなかった。

　まして水妖魔王や三つ首犬など、どう捉えればいいものやら、

皆目分からぬのであった。

　だから、シシィのシタールを見つけ、落胆する王の姿に、

ようやく、実感を得た気が、していたのである。

　それが、よもや自分が、このような羽目に陥るとは・・・

　トゥモーロスは、やや気力を取り戻すと、今度は、

居ても立っても、いられなくなって来た。

　　　　　　　　　　　　　　　　続く

　怒りついでに、こっちの怒りも。ドカンと一発

　もう、ホントに毎日、パート先の悪魔の、話の分かりにくい事と言ったら

　話の論点が、何時もずれてる。AとBの話の時に、Cの話をするから、混乱する。

　だから、こっちが勘違いするんだ。それが、分からんらしい。

　人のしてる事は一切見てないし、急いでる時に来週の話するし、

　速けりゃ、いいってもんじゃない所で、急かすし。嗚呼、腹立つ。

　まあ、がんばろ。悪魔になんか、負けないさあなのです。

　ではまた次回。（これ、天丼？）今日も、お越し下さって、ありがとうございました。