ぶるんねん文庫

　実は、さあは、もう一つ好きなものがありまして、何を隠そう、「涼宮ハルヒ」の、ファンなのです。

　何それ、と、お思いの方は、このコーナー飛ばしてくださって結構です。

　一昨年の夏休み、しんどい思いして、

　娘の文化祭を手伝ったのも、

　ひとえに、ハルヒファンだったから。

　この衣装

　まさか、さあが着る訳にはいかない。

　でも、さあが作った衣装を、誰かが着て、

　ハルヒになってくれた訳で、

　それだけで、満足でした。

　で、今、机の中に、ある訳。

　「涼宮ハルヒの驚愕」が。次男から借りた奴。

　う～～ん読みたいっ

　２巻あるけど１日だろうな。でも一応、時間食うわけで・・・まだ、ページを開けずにいます。


　　　　Ｔｈｅ　Ｓｏｎｇ　ｏｆ　Ｗｉｎｄ　（２７８）

　「では、あなたが、陛下のお話の、『奇跡の歌姫』なのですね？」

　トゥモーロスは、シシィの横の、近すぎない所に荷を置き、

その上に、腰を下ろした。地面の様子が、直に、座るのには、

どうにも、相応しくなかったからだ。

　シシィは、ぼんやりと、トゥモーロスが座を占める仕草を、

眺めていたが、「歌姫」と呼ばれた事には、反応した。

　「あの人、まだそんな事、言うてんの・・・

　　ウチなんか、奇跡でも、姫でもあらへんのに・・・

　　奇跡を起すんは、オリザ姫やん。正真正銘の姫君やん。

　　ウチは、偶々、行き遇うただけの、ほんまの、行きずりや。

　　いちいち関わらんと、さっさと西に帰ったら、よかったんや。」

　トゥモーロスは、王の同行者は、魔人と法術師、それに、

後から来た、異国の婦人と、白髪の少女しか知らなかった。

　だが、王と一緒に旅した面々、南の島国の姫や、

公子と跳ねっ返りの女騎士、風来坊の戦士については、

シシィの話と共に、王自身から直接、聞いていたのだった。


　「真白き三日月」の南、グロリオーサの小神殿で、ニグに、

奇妙な世界へ送り込まれ、どういう経緯でか、九峯聖堂の

六神官に助けられた王は、僧院の客殿で、休息を取っていた。

　そこへ、ファーゴが、現れたのである。

　僧院の客殿は、決して広い物ではない。

　応接広間、居間、幾つかの寝室、それだけである。

　王は、宛がわれた寝室で、僧達がざわめくのを感じ、

広間の隣の居間に、出て来ていたのである。

　僧侶も尼僧も、ファーゴを畏れているのか、うやうやしく、丁寧に

言葉を選んでおり、対等に接していたのは、六神官のみだった。

　しかし、それも話し途中から、様子が変わった。

　ファーゴを、九峯聖堂における、最高権力者として、六神官が

不承不承ながら、認めてしまったからである。

　あくまで、コーブリオン皇帝、戴冠式の為の、暫定的人事だと、

六神官は、しつこく念を押したが、ファーゴの態度は、甚だしく、

尊大であり、そのまま九峯聖堂に、法王の座を設けさせ、

居座りそうな勢いであった。

　　　　　　　　　　　　　　　　続く

　ストレスです。凄まじいストレス。やっぱり、まるねこ娘には、「大学」って、無理だったのかな

　でも、残してやるほどの、財産も地位も名誉もない。付けてやるのは、学歴しかない。

　上の二人は、長男＝土木施行管理技師、測量士。次男＝放射線技師。

　国家資格は強い。あとは自力でって、言える。でも、まるねこは・・・ごく軽いとは言え、

　情緒面と学習面に問題がある。軽い、って言っても、親からすれば、まだるっこしい。

　もっと、大問題のお子さんは、おられるはず。そう思っても、ため息は出る。

　人を押しのける、自己主張の強さもない。でも、親馬鹿を別にして、娘の絵には、

　オーラがあると思う。見るものを癒す、何かがある。線一本でも、目を引くものがある。

　で、なければ、インターネット投票で、逃げ切り一位なんて、取れない筈だ。

　なのに、描き散らす勢いが途絶えると、生きる気力ごと、萎えてしまっている。

　私大にとって、学生の親はお客様だから、相談しても、なかなか正解は得られない。

　医者に行っても、画家のメンタルなんか、理解の外だから、正解なんか期待できない。

　お金に余裕があれば、留年させてもよいが、そうもいかない。何とか４年で、卒業して欲しい。

　まるねこが、唯のサボりなら、大学辞めさして、おさんどんさせて、私が、何か起業する手もある。

　でも、まるねこの中に、描きたい物が渦巻いて、出口が見つからずに、ぐちゃぐちゃになってる。

　これは分かる。分かるから、何も言えない。学校辞めて、家事をしろと言ったら、首を括りかねない。

　どうしたらいいんんだろう。どこに正解があるんだろう。

　　　・・・と言うわけで、少々短かった本文。続きは、また次回。

　　　　　　今日も、お越し下さって、ありがとうございました。