ぶるんねん文庫

　 大野君・・・勉強、仕事、趣味、恋愛、

　何をやっても、すべてよし。

　話術にも自信が持てるようになる。


　櫻井君・・・星では、心身のバランス悪し。

　と言う事は、このカードは、恋愛成就よりは、

　二者択一に際し、知性に従うか、感情に従うか、

　迷う時期と、読むべきかも。

　良き事を求めれば、得られると読むべきかも。

　相葉くん・・・これも二回目だよ。何でかな。

　翔君の反対。心身バランス、最高によし。

　情報から、成功の鍵を得る。

　お金は、勉強、熟考、情報管理に使うべき。


　二宮君・・・自分でトラブルを起こさなければ

　何事も、成功へと、自然に導かれる。

　人気、出世、思いのまま。

　
　
　松本君・・・銀行に縁がある時期。

　数学的要素のあるもの、すべて良し。

　やるべき事が明確に見えてくる。

　　　　　　　★　★　★　★　★　

　嵐の皆様。２4時間TV、お疲れ様。

　彼ら、よっぽど、充足感、感じてるのかな。

　５枚とも正位置。大アルカナとコートカード。

　ありえない。７８枚中、大アルカナ２２枚。

　コートカード１６枚。つまり、半分以上数札だよ。

　こう言う、意味の濃い、ラッキーカードが、続くと、ホント、びっくりする。
　　　　


　　　　Ｔｈｅ　Ｓｏｎｇ　ｏｆ　Ｗｉｎｄ　（２５５）

　誰一人、声すら発する者は、無かった。

　満々とした水。北風に波頭が、白く泡立っている。

　新たな火山は、湖の北東部に、溶岩で台地を築いていた。

　周囲の山々と比べれば、火山、と言うほどの、高さはない。

　だが、深い湖底から、噴火した事を思えば、どれほどの溶岩が、

湖を埋め尽くして、姿を現したか、俄かには信じ難い。

　「サフィール湖は、凍らぬ湖だった。

　　ここより南の、標高も低い湖沼が、真冬に、どんなに凍っても、

　　決して凍らない。それゆえ、年中、漁ができ、船が通れた。

　　ただ、不思議な事を言う者もいた。湖底の水が、温かいと。

　　また、水底に、巨大な鏡があるとも、言われていた。

　　それらは、恐らく、この火山が、湖底に隠されている事を、

　　表していたのだろう。」

　静かな声で語るソルダムの胸に、どれほど猛風が、吹き荒れて

いる事だろうか。ここは、あの厄災の翌朝、市民の多数が避難した、

ポルトラーカ山だったのだ。

　そして、ここからの眺めに、ソルダムは狂乱し、絶望し、逃避した。

　「そうだな。水底の鏡とは、水中の、蜃気楼の様な物だろう。

　　湖の周辺には、温水の井戸などが、多数あるはずだ。

　　・・・どうかな？」

　セヴィリスは、あくまで、学者としての興味だと、言う姿勢を

崩さなかった。しかし、ソルダムは、気を使われる事も、それ以上、

湖を眺めている事も、辛いらしく、峠道に向かって、引き返しながら、

言葉少なに答えた。

　「北部には、奇妙な土地がある。

　　南方の、それこそ、ラゥオールフィアにしか生えぬ様な、

　　北国には、貴重な薬草が、採れる土地が・・・

　　霜も降りず、雪も積もらぬ。

　　積もっても、春には、真っ先に雪解けする。

　　だが、薬使い達の、秘密の土地であり、正確な場所は分からぬ。」

　日の暮れの近付きと共に、冷え込みが増し、空からは、雪が

ちらちらと、舞いだした。行列は、足を速め、急ぎ、ポルトル村へと、

引き返して行った。ミランもドリスも、ジャドゥビスもオリザ姫も、

一言もなかった。言うべき言葉が、何も見つからなかった。


　村には、急拵えではあったが、小奇麗な館が、数軒できていた。

　街道こそ通っていないが、ガラノデルムに通じる間道があり、

今では、厄災の影響が、少なくすんだ村としては、サフィールに

最も近い、重要拠点となっている。

　そのため、都を逃れながら、離れがたく思う、貴族や富豪が、

次々と、仮の屋敷を建て、知らぬ目には、上等な別荘地に見える。

　その内の一つに、招き入れられ、オリザ姫は、ようやく、ほっと

肩の力を抜いた。南国育ちの姫には、初めての寒さであった。

　居間の、炉の傍に案内されても、毛皮のコートが脱げない。

　「姫様、ここは、北国で山地です。これから、もっと寒い日も、

　　ありますのに、今から、そんな風では・・・」

　ドリスが、屋敷の女主人の手前、オリザ姫に威儀を正させようと、

したが、女主人は、笑ってドリスを留めた。

　「ユーディスから、手紙を貰って、仔細は存じております。

　　お若いから、すぐ、お慣れになりましょう。」

　ソルダムが、挨拶のために、立ち上がった。

　「雑作を、おかけします、マルヴィッツ夫人。」

　マルヴィッツ夫人は、ホホホ、と、軽やかに笑い、

ソルダムの挨拶を、受け流した。

　「他人行儀だこと。昔のように、タンベルドのとこの、

　　『ライラおばちゃん』で、構わないのに、ね。」

　ソルダムが、柄にも無く赤くなり、皆は、唖然と、二人を見比べた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く

　タロット占い。ほんとうに、まじめに、真剣に、無作為に、５枚取ってます。

　でも、こういう結果になる。

　彼らの、リアルタイム情報って、さあには、入手手段が無い。

　生放送って、分かっているTV見る以外、　本当に無い。だから、大変な生放送、こなした後、

　・・・で、来週は？と、思ったら、こう言う結果。カードは何でも知っている。・・・なんちゃって・・・

　では、また次回。今日も、お越し下さって、ありがとうございました。