ぶるんねん文庫

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　もし・・・もしも、「風の歌」の読者様の中に、嵐のファンがおられましたら、

　松潤の事を、下に持って行く事を、お許し無いだろう、って、思って。

　上に書きます。松本潤君。サン・サイン乙女座。

　でも、何処から見ても、獅子座にしか見えない・・・と思って、調べた。当たり。

　金星火星が獅子座。意外だったのは、月が牡牛座、水星が天秤座。

　水星が獅子座なら、もっと、ニノや翔君とぶつかって、大騒ぎになってるか・・・。

　このバランスの読みの良さと、温順さが、あれだけ目立つ風貌ながら、

　５人組の末っ子で、やってられるんだろうな。

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　　　　Ｔｈｅ　Ｓｏｎｇ　ｏｆ　Ｗｉｎｄ　（２３４）

　「結界が効かない・・・？」

　セヴィリスは、聞き返したが、思い当たる節があると見えて、

それ以上は、何も言わなかった。

　「問題は、ラダンだ。だが、対結界魔術は使えるはずだ。」

　「それは、もう。」

　自信があるのか、口元が、緩んだ笑みを見せている。

　三人は、六神官の詠唱が響くドーム内を飛び、

明り取り窓を開閉する為の、回廊に身を潜めた。

　外の、白い石を敷き詰めた広場には、戴冠式に列席する、

ルテシア中の、貴族名士達の為の席が、多数設けられている。

　しかし、聖堂内には、グラウコス・デムメノン以外、誰も入らぬ。

　有象無象が踏み込む事を、六神官が許さぬのだろう。

　・・・万が一の際、犠牲者を出さぬように、と、言う事か・・・

　万が一・・・何が起こると言うのか。

　三人が、固唾を飲む間に、終に、マチアスに先導されて、

ネレイド王が、現れた。まだ空席の列を抜け、緋色の敷物を踏み、

金と黒の装束で、聖堂へ歩み寄る。ただ、その手には、豪華な

衣装に似つかわしくない、十二節の長杖がある。

　コーブリオン帝国は、かつて、魔都ベルバビーノを有していた。

　そこを治めるに当たって、歴代皇帝は、法術を修める必要が、

あったとされている。ファーゴは、そう説いて、ネレイドに法術を

修めさせたのだ。似つかわしさは、問題外だった。

　大扉が開かれた。

　中へ入るのは、ネレイド王、ただ一人である。

　マチアスの面前で、扉は閉ざされた。中は、晩秋らしく、

真昼でも寒々として、すべてが石造りらしく、しん、と冷たい。

　六神官が、六方向の小部屋から現れた。

　常に歌われている詠唱は無い。無言で歩み、王を囲む。

　囲まれた王は、中央のヘキサグラムの上に導かれた。

　皇帝冠は、一番奥に大きく区切られた、祈祷場に

美々しい飾り台を設け、ひっそりと置かれていた。

　古風な純金作りだが、古びてはいない。

　古来の冠は、帝国崩壊時に失われたのだ。

　ネレイドは、古画や彫像から、これを復元させたのである。

　グラウコスが、重々しく告げた。

　「此方に、まかりこしましたるは、聖なる神々に、

　　認められましたる、コーブリオン帝国の、皇帝位請求者。

　　第二十七代皇帝、エリオン・テュパイオスの玄孫にして

　　皇帝指名者、グラウコス・デムメノンは、この者を、

　　次なる、三十八代帝国皇帝として、推挙指名致します。」

　六神官、と言いながら、一応の序列はあるらしい。

　ひとり、ローブに金の縁取りのある者が、ネレイド王の、

正面に立った。王は、自然に跪いた。

　その時、地鳴りがした。ネレイドは驚き、顔を上げた。

　ぐらりと、床が揺れた。ドーム全体が呻りをあげた。

　さすがの六神官も、狼狽を隠せない。

　地下のマヤリス妃が、持てる全魔力で、巨大な白亜の聖堂を、

揺るがしに掛っているのに、違いなかった。

　　　　　　　　　　　　　続く
　
　パート先では、面白い事もあります。

　昨日は、金髪中学生男子三人組がいると言うので、おばさん達は、面白がって、

　作業場から見てました。「同じ色やね」「一本の毛染めで、三人染めたんか」

　「よう、足りたな」「夏ヴァージョンやな」それで、さあも、見に行ったら、・・・

　夏ヴァージョンと言うより、ニノ・ヴァージョン

　ニノ君ヘアが、三人。あはは。

　顔は、一人は後ろ向きで、不明。あとは、大野君風丸顔と、やや相葉君風。

　「毛染めの刺激で、頭皮、燃えます」って、ニノが言ってたのにも関わらず、

　やっちまったんだな。ごくろうさま。勉強しろよ。オバサンの冷や水でした。

　では、また次回。今日も、お越し下さって、ありがとうございました。