2012年04月01日
風の歌 190・・・もうすぐ200回!!
季節は春。
出窓に避難してた鉢植えも
今日で、冬篭り、終了です。
残念ながら、菫、苺、シクラメンは、
ついに駄目でした。
鉢の中に、虫がいたんだな。
菫は、どこかで取って来れないかな
道端に咲いてるのとか・・・
苺は、買うけど・・・
The Song of Wind (190)
夕刻近く、ようやくディールヴァ城に着いた、俄か盗賊と、
セヴィリス達一行は、城門前で、確認の為、
まず、ジャドゥビスに引き合わされた。
ジャドゥビスは、シシィのドレス姿に、ずっこけかけたが、
一瞬後には、入れ替わった事情に気付き、澄ました顔で、
シシィ達を三王女、荷馬車の姫達を、同行者だと証言した。
「本当にそうか。間違いないな。」
パストリア軍の指揮官は、くどいほど念押しをして、やっと、
セヴィリスと森番の、縄を解くように命じた。
セヴィリスが、痺れの切れた手に、十二節の長杖を、
ようやく握り締めた時だった。
ジャドゥビスと指揮官の後ろに、不必要に大勢居並んだ、
パストリアの兵士達が、一勢に、賊の一団に襲いかかった。
賊と言っても、数日前まで、ディーレンの一市民だった者が、
大半である。奇襲専門の兵士に、敵う訳がない。
皆、身代金を手にしたら、町に戻り、生計の足しに
する事ばかり、考えていたのだろう。
誰もが、虚を突かれ、剣を抜く間もなかった。
最前列の者は、分けも知らぬ内に、死んでいた。
後は、文字通り、大虐殺である。
イーヴェルは、余りの事に、ついに、気を失い倒れた。
乳母と森番が、それを身を挺して庇う。
四人の姫達は、金切り声を上げるばかりだ。
ジャドゥビスは、指揮官に食ってかかったが、指揮官は、
薄笑いを浮かべ、言い放った。
「このような、下等な賊に、支払う金など、
持ち合わせては、おりませんよ、嘘つき公子殿。
それに、我等を見くびるのも、程々に願いたい。
我等が、同盟国の王家の方々を、見誤るとでも?
こちらの街着の方々こそが、真の姫君達であられ、
気絶したのは、この城の、イーヴェル・ペトロス嬢。
そのドレスの女二人は、どこの馬の骨とも知れぬ、
身代わりである事、当初から明白だ。
公子殿に確認させたのは、あなたが、この馬の骨共の、
一味に加担しているかどうかを、確かめる為だ。
だが、これではっきりした!!」
その言葉が、終わらぬうちに、指揮官の両側に控えた、
甲冑兵が、セヴィリスとシシィに飛び掛った。
ユリシアは、話の流れを聞き、徐々に姿を消していた。
気付くと、オリザ姫が、きらきら輝く女鎧を纏っている。
セヴィリスは、長杖をもぎ取ろうとする兵士に、
咄嗟に、火球を浴びせ、シシィは、小柄な女と侮って、
素手で掛って来た兵の腰から、剣を奪い取った。
ラミア王女が、妹達とオリザ姫を庇うように立ち、叫んだ。
「やめて!!もう、やめて!!
どうして、何も悪くない人々の、血を流すの?
どうして、こんなに罪深い私達を、助けようとするの?
お金でも、名誉でも、あげればいいじゃない。
何が惜しいと言うの?
心底、化け物に成り果てた私達には、
もう惜しい物なんか、無いというのに!!」
ふわりと、黒い霧が立ち込めた。
オリザ姫が叫ぶ。
「いけない!叔母様達!!怒りの激情に流されると・・・」
最後まで言う暇は、なかった。
三人の王女達、ラミア、リリア、ルシアの姿は、どろりと
溶け合い、捩れ合って、見る見る巨大化し、黄泉の国の、
入り口を、見張っているという、伝説の、三つ首犬の姿に
変じていった。
続く
「ケルベロス」とも書けない。ギリシャ神話になっちゃうし、
今、ゲームのタイトルか、何かになっちゃってる。
難しいな・・・お化け巨大三つ首犬。ダンゴムシの表現も、まだるっこしい。
なにより、このファンタジーの、成立そのものが、はっきり書けない。
知的財産権に抵触しそうで。
別に、一円も儲けて無いんだから、いいんだろうけど・・・中傷誹謗してる訳でなし。
ホント、まだるっこしいです。
・・・では、また次回。今日も、お越し下さって、ありがとうございました。
出窓に避難してた鉢植えも
今日で、冬篭り、終了です。
残念ながら、菫、苺、シクラメンは、
ついに駄目でした。
鉢の中に、虫がいたんだな。
菫は、どこかで取って来れないかな
道端に咲いてるのとか・・・
苺は、買うけど・・・
The Song of Wind (190)
夕刻近く、ようやくディールヴァ城に着いた、俄か盗賊と、
セヴィリス達一行は、城門前で、確認の為、
まず、ジャドゥビスに引き合わされた。
ジャドゥビスは、シシィのドレス姿に、ずっこけかけたが、
一瞬後には、入れ替わった事情に気付き、澄ました顔で、
シシィ達を三王女、荷馬車の姫達を、同行者だと証言した。
「本当にそうか。間違いないな。」
パストリア軍の指揮官は、くどいほど念押しをして、やっと、
セヴィリスと森番の、縄を解くように命じた。
セヴィリスが、痺れの切れた手に、十二節の長杖を、
ようやく握り締めた時だった。
ジャドゥビスと指揮官の後ろに、不必要に大勢居並んだ、
パストリアの兵士達が、一勢に、賊の一団に襲いかかった。
賊と言っても、数日前まで、ディーレンの一市民だった者が、
大半である。奇襲専門の兵士に、敵う訳がない。
皆、身代金を手にしたら、町に戻り、生計の足しに
する事ばかり、考えていたのだろう。
誰もが、虚を突かれ、剣を抜く間もなかった。
最前列の者は、分けも知らぬ内に、死んでいた。
後は、文字通り、大虐殺である。
イーヴェルは、余りの事に、ついに、気を失い倒れた。
乳母と森番が、それを身を挺して庇う。
四人の姫達は、金切り声を上げるばかりだ。
ジャドゥビスは、指揮官に食ってかかったが、指揮官は、
薄笑いを浮かべ、言い放った。
「このような、下等な賊に、支払う金など、
持ち合わせては、おりませんよ、嘘つき公子殿。
それに、我等を見くびるのも、程々に願いたい。
我等が、同盟国の王家の方々を、見誤るとでも?
こちらの街着の方々こそが、真の姫君達であられ、
気絶したのは、この城の、イーヴェル・ペトロス嬢。
そのドレスの女二人は、どこの馬の骨とも知れぬ、
身代わりである事、当初から明白だ。
公子殿に確認させたのは、あなたが、この馬の骨共の、
一味に加担しているかどうかを、確かめる為だ。
だが、これではっきりした!!」
その言葉が、終わらぬうちに、指揮官の両側に控えた、
甲冑兵が、セヴィリスとシシィに飛び掛った。
ユリシアは、話の流れを聞き、徐々に姿を消していた。
気付くと、オリザ姫が、きらきら輝く女鎧を纏っている。
セヴィリスは、長杖をもぎ取ろうとする兵士に、
咄嗟に、火球を浴びせ、シシィは、小柄な女と侮って、
素手で掛って来た兵の腰から、剣を奪い取った。
ラミア王女が、妹達とオリザ姫を庇うように立ち、叫んだ。
「やめて!!もう、やめて!!
どうして、何も悪くない人々の、血を流すの?
どうして、こんなに罪深い私達を、助けようとするの?
お金でも、名誉でも、あげればいいじゃない。
何が惜しいと言うの?
心底、化け物に成り果てた私達には、
もう惜しい物なんか、無いというのに!!」
ふわりと、黒い霧が立ち込めた。
オリザ姫が叫ぶ。
「いけない!叔母様達!!怒りの激情に流されると・・・」
最後まで言う暇は、なかった。
三人の王女達、ラミア、リリア、ルシアの姿は、どろりと
溶け合い、捩れ合って、見る見る巨大化し、黄泉の国の、
入り口を、見張っているという、伝説の、三つ首犬の姿に
変じていった。
続く
「ケルベロス」とも書けない。ギリシャ神話になっちゃうし、
今、ゲームのタイトルか、何かになっちゃってる。
難しいな・・・お化け巨大三つ首犬。ダンゴムシの表現も、まだるっこしい。
なにより、このファンタジーの、成立そのものが、はっきり書けない。
知的財産権に抵触しそうで。
別に、一円も儲けて無いんだから、いいんだろうけど・・・中傷誹謗してる訳でなし。
ホント、まだるっこしいです。
・・・では、また次回。今日も、お越し下さって、ありがとうございました。
脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
│ファンタジー