2012年01月21日
金沢 旅記録 6 氷見港の虹
なんで、金沢に二泊もして、
見たい所が、見られなかったか
美術館とか、工芸品とかに、何の興味もない、
オヤジの行きたい所が、近江町市場と、
富山県の氷見だったから。
でも、娘の機嫌を損ねたくないオヤジは、
美大生の親らしく、21世紀美術館を先にした。
勿論、兼六園は目の前だから、その次。
結果、氷見に着いたのは、3時すぎ。
魚市場へ、午後に行く馬鹿。何にもない。
あったのは、見事な、海に映る虹。氷見港全面、丸ぁい虹の橋の下。
それが、海面に映って、最高のロケーション。虹がなかったら、何も面白くない、氷見行きでした。
The Song of Wind (159)
黒い霧の兵士は、呻き声と共に、がくりと膝を付いた。
ソルダムが、一足飛びに駆け寄り、その手とベルトから、
目に付く武器を、全て取り払らう。
矢傷は、不用意に抜くと、大出血を起こしてしまう。
ドリスは、素早くシャフトを切り落とすと、ソルダムと
二人掛かりで、喚き回る大男を、容赦なく後ろ手に縛り上げた。
甲冑のルテシア紋章が、彼だけ金色なのだ。
指揮官である事は、明白だった。
しかし意外な事に、ルテシア兵達は、死ぬまで、
敵と思しき相手を見つけて、戦い続けるよう、
刷り込まれているのか、敵の手に落ちた指揮官を、
敵と認識し、攻撃を仕掛けて来たのだ。
逆に、彼を取り巻いていた、濃い黒い霧は、何処へ
為りを潜めたのか、消え失せてしまっている。
「盾になって貰う心算だったが、当てが外れた。
訊かねばならぬことが、山ほどある。
殺さず、連れて脱出しよう。」
もう一階下りた階の、床から、膝ほどの水が漬いている。
二階か三階らしい。南国風テラスの、はき出し窓が、
侵入口らしかった。空になった軍用ボートが、多数、
手すりの飾り彫刻に、舫ってある。
ソルダムとドリスは、捕えた敵の指揮官を、手近なボートに
押し込むと、舫い綱を解き、乱戦の続く城を、後にした。
周囲に居残っていた、船を守備する兵は、
城から敵が出て来る事を、想定していなかったと見えて、
かなりの時間、呆然としていた。
だから、気付いて、騒いだり、矢を射掛けたり
し始めた時には、ソルダム達は、とうに、ボウガンの
射程外に、出てしまっていたのだった。
「どうやら、脱出成功らしいな。」
ソルダムは、オールを漕ぎながら、追っ手の来ぬ事に、
不思議さを感じながらも、やや安堵した声を出した。
ドリスも、大男に剣を突き付けてはいたが、
やや、気を緩めて言った。
「これから、どうされます?」
「ナタレンス公に会う。彼の手当てもせねば。」
「彼・・・そうだ、名は?
あのまま捨て置かれたら、味方に殺されてた所を、
助けてやったんだ。名乗りなさい!」
長身のルテシア指揮官は、憮然とした面持ちながらも、
とうとう口を開いた。
「俺の名は、ネルンブ村の、テオ・ニコルだ。」
ソルダムは、その名を知っていた。
ユーディスから、聞かされていたのだ。
隣のタンベルディ村にいた、母、アルナス王太后を拉致し、
ヘリアンタへ連行途中、ダトゥーラ・ファーゴに攫われた、
二人の反逆者の内の、一人であった。
続く
ここからが、問題なんだな。TVCMとの、カブリを、どうするか・・・
次のシーンを、やめちゃってもいいか・・・
いや、そんなことしたら、最後のシーンが、無くなっちゃう。
絶対、王様に、「これが我が愛の形だ!」って、叫んで貰わんと、困る。
・・・凄いバラシだね。おおちゃんが、これを叫んでる所を、ご想像下さい。
笑うから。「・・・・しやがれ」見た後なんか、特に。
では、また次回。今日も、お越しくださって、ありがとうございました。
脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
│ファンタジー