2011年10月05日
おごと温泉駅前
娘の大学の、最寄り駅。
前から気になってた
でっかいオブジェ。
何なのだろう
よくわからない・・・
いつも確かめる間なく、
スクールバス乗り場へ・・・
The Song of Wind (123)
翌日、昼前にケルビンが、アルフィーニ達に合流した。
セヴィリスをヘリアンタに、戻す為に来たのだが、
ミランの話を聞き、共に探すことにしたのだ。
しかし、空中三方向から探索しても、なお、
ミランの行方は、手懸りすら得られなかった。
セヴィリスが精査してさえ、気配も感じられない。
小屋から森の道を、南へ向かったまま、彼の波動は、
ふっつりと途絶えているのだ。
魔法の残像も無い。尤も、ケルビンほどの魔術師ならば、
魔法を使った後を、消してしまう事など、容易いと言う。
「それでも消した後が、残る場合が多いのだが、
それすらもない。かなり強大な、魔法使いの技だ。」
「星辰の計算では、死を表すものは、出ていない。
少なくとも、この近くで、死亡していることは、
無いと思う。」
「名通りの魔法使いは、大抵、魔都ベルバビーノに
拠点を持っている筈だ。コーブリオンが
滅んだ後の事は、分からぬが・・・」
空中で留まっての、相談である。
ドリスは、三人の話に着いて行けず、ドラゴンの背で、
ただ聞いている事しか、出来ない。
「ねえ、ベルバビーノに行くの?」
ドリスは、誰にとも無く尋ねた。
アルフィーニが簡単に言った。
「いや、行かない。魔道対決は、ダルトンの恩に、
報いてからにすると決めた。」
「でもミランは、ベルバビーノに連れて行かれたんじゃ・・・」
「もしそうでも、怪我人のお前を連れて、
魔都に入るわけには、行かない。
魔法使いの道理は、常人の道理を超える。
別の魔法使いが、手出しして来れば、二度手間なだけだ。」
いかついドラゴンの姿で、アルフィーニに諭されると、
ドリスは何も言えなくなった。
そもそも、自分が怪我を負ったのが、発端である。
「一応、大の男だ。紅蓮の魔戦士を名乗るなら、
それなりの覚悟も、あっただろう。
死の星が出ていないと言う、セヴィリスの読みを信じて、
一旦、ヘリアンタに戻らないか。」
「ミランを見捨てるの!?」
ケルビンの提案に、ドリスは仰天した。
「できない・・・私のせいなのに・・・」
普通の少女なら、泣き伏してしまう展開だろうし、
いつものドリスなら、飛び出して、一人ででも、探しに行く所だ。
しかし、今のドリスには、どちらも出来なかった。
場所は、森の遥か上空だし、怪我もしている。
「見捨てはしないよ。ファーゴを捕まえて、三王女を
救出したら、次は必ず、ミランを探し出す。
師匠は、ファーゴの上に、更に黒幕がいると言っていた。
ミランの武力は、必要な時が、きっと来る。」
セヴィリスに宥められ、ドリスは仕方なく、戻る事に同意した。
「セヴィリス、ドリスと一緒に、乗りなさい。
急がねばならないから。」
アルフィーニに促され、セヴィリスは不承不承、
ドラゴンの背によじ登った。
人目を避けて、更に高く昇り、雲に紛れてヘリアンタを目指す。
日の暮れ掛かる頃、巨大都市の威容が、近づいて来た。
「あれ?」
セヴィリスが、小さく声を上げた。
「何?」
ドリスが、風に逆らって尋ねる。
「いや、ソルダムの波動が・・・
・・・そんなはず、ないか・・・」
しかし、セヴィリスは正しかったのだ。
丁度その頃、バルツァード制圧の、布告が出される直前に
サイスの関所をすり抜けた、ソルダムとユーディスの二騎は、
街道を、上空の一行とは逆の西へ、国境のガラノデルム目指して、
ひた走っていたのだった。
続く
さっき、下書き読み返して、気が付いたんだけど、
このまま、ソルダム対マチアスの、一騎打ちに持ち込むと、非常にまずい・・・なぜか
「怪物くん」の最終回、そのままになっちゃう特殊メイク抜きで
う~ん・・・どうにかした方が、いいんだろう・・・な、やっぱり・・・
では、また、次回今日も、お越し下さって、ありがとうございました。
前から気になってた
でっかいオブジェ。
何なのだろう
よくわからない・・・
いつも確かめる間なく、
スクールバス乗り場へ・・・
The Song of Wind (123)
翌日、昼前にケルビンが、アルフィーニ達に合流した。
セヴィリスをヘリアンタに、戻す為に来たのだが、
ミランの話を聞き、共に探すことにしたのだ。
しかし、空中三方向から探索しても、なお、
ミランの行方は、手懸りすら得られなかった。
セヴィリスが精査してさえ、気配も感じられない。
小屋から森の道を、南へ向かったまま、彼の波動は、
ふっつりと途絶えているのだ。
魔法の残像も無い。尤も、ケルビンほどの魔術師ならば、
魔法を使った後を、消してしまう事など、容易いと言う。
「それでも消した後が、残る場合が多いのだが、
それすらもない。かなり強大な、魔法使いの技だ。」
「星辰の計算では、死を表すものは、出ていない。
少なくとも、この近くで、死亡していることは、
無いと思う。」
「名通りの魔法使いは、大抵、魔都ベルバビーノに
拠点を持っている筈だ。コーブリオンが
滅んだ後の事は、分からぬが・・・」
空中で留まっての、相談である。
ドリスは、三人の話に着いて行けず、ドラゴンの背で、
ただ聞いている事しか、出来ない。
「ねえ、ベルバビーノに行くの?」
ドリスは、誰にとも無く尋ねた。
アルフィーニが簡単に言った。
「いや、行かない。魔道対決は、ダルトンの恩に、
報いてからにすると決めた。」
「でもミランは、ベルバビーノに連れて行かれたんじゃ・・・」
「もしそうでも、怪我人のお前を連れて、
魔都に入るわけには、行かない。
魔法使いの道理は、常人の道理を超える。
別の魔法使いが、手出しして来れば、二度手間なだけだ。」
いかついドラゴンの姿で、アルフィーニに諭されると、
ドリスは何も言えなくなった。
そもそも、自分が怪我を負ったのが、発端である。
「一応、大の男だ。紅蓮の魔戦士を名乗るなら、
それなりの覚悟も、あっただろう。
死の星が出ていないと言う、セヴィリスの読みを信じて、
一旦、ヘリアンタに戻らないか。」
「ミランを見捨てるの!?」
ケルビンの提案に、ドリスは仰天した。
「できない・・・私のせいなのに・・・」
普通の少女なら、泣き伏してしまう展開だろうし、
いつものドリスなら、飛び出して、一人ででも、探しに行く所だ。
しかし、今のドリスには、どちらも出来なかった。
場所は、森の遥か上空だし、怪我もしている。
「見捨てはしないよ。ファーゴを捕まえて、三王女を
救出したら、次は必ず、ミランを探し出す。
師匠は、ファーゴの上に、更に黒幕がいると言っていた。
ミランの武力は、必要な時が、きっと来る。」
セヴィリスに宥められ、ドリスは仕方なく、戻る事に同意した。
「セヴィリス、ドリスと一緒に、乗りなさい。
急がねばならないから。」
アルフィーニに促され、セヴィリスは不承不承、
ドラゴンの背によじ登った。
人目を避けて、更に高く昇り、雲に紛れてヘリアンタを目指す。
日の暮れ掛かる頃、巨大都市の威容が、近づいて来た。
「あれ?」
セヴィリスが、小さく声を上げた。
「何?」
ドリスが、風に逆らって尋ねる。
「いや、ソルダムの波動が・・・
・・・そんなはず、ないか・・・」
しかし、セヴィリスは正しかったのだ。
丁度その頃、バルツァード制圧の、布告が出される直前に
サイスの関所をすり抜けた、ソルダムとユーディスの二騎は、
街道を、上空の一行とは逆の西へ、国境のガラノデルム目指して、
ひた走っていたのだった。
続く
さっき、下書き読み返して、気が付いたんだけど、
このまま、ソルダム対マチアスの、一騎打ちに持ち込むと、非常にまずい・・・なぜか
「怪物くん」の最終回、そのままになっちゃう特殊メイク抜きで
う~ん・・・どうにかした方が、いいんだろう・・・な、やっぱり・・・
では、また、次回今日も、お越し下さって、ありがとうございました。
脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
│ファンタジー