2011年03月28日
ごちそうのあとは、デザート!!

イチゴにホイップクリーム。










上にかけるのかと思ったら、また、ご丁寧な事をする娘。







もういいから、早く食べようよ




The Song of Wind (42)
ダルトンはやはり、セヴィリスが捕らわれた事を知っていた。
「小水妖共が、わんさかと襲ってきおってな。
それで分かったのじゃ。セヴィリスが、意識のない状態で、
敵の手に落ちたとな。それにしても、いやはや・・・
あの半分位でも、御免被りたい所だったろうが、
本当に、無数と言っていいほどでな。
堪らずに、逃げ出してしもうたのじゃ。
あの水妖魔王、限度を知らぬ。よほどのうつけじゃ。」
「そうだろうか。私には、けっこうな小細工好きのように
思えるのだが・・・姫の叔母を、操られた状態のまま、
我等の手に渡して、死地に誘い出し、姫もろとも、
我等を殺そうとしたのだ。
彼女は、生きたまま、また取り込められたようだが、
本当に、これが、死霊の仕業だろうか。なにかもっと、
別の存在が、隠れているのでは、と言う気がしてならない。」
さすがに、大都市だけあって、夜半回っても、宿は思うとおりに、
良いところが取れるし、料理屋も、遅くまで開いている。
一行は、オリザ姫とドリスを宿に残し、黒馬のアルフィーニを、
外の見張り兼用で、馬小屋に預けて、料理屋の片隅で、
向後策を話し合っていた。
と言っても、もっぱら意見を述べるのは、ケルビンとダルトンで、
ジャドゥビスには、口の挟みようのない話題が、ほとんどであった。
「・・・あの、大灯台の上部から、墜落したとな・・・
ふむ、何刻頃かの・・・」
「・・・日暮れて、間もなくだった。脱出した時まだ、
西に残照が、微かに残っていたから・・・」
「なるほど、わかった。小水妖共が襲ってきたのが、日暮れ方。
わしは一旦逃げ出して、すぐ撃退法を見つけ、引き返したが、
連中は、家財を破壊し終わって、やおら、ドアや窓を
壊しに掛かった所で、突然、溶ける様に、床や地面に
吸い込まれて、消えてしまったのだ。わしは、その時、
訳が分からなかったが、どうやら、セヴィリスを捕らえたので、
わしは放って置けと、指令が来たのだろう。
刻限は、ぴったりじゃな。」
「その引き方も、死霊らしからぬ。知恵の回りかねる、
巨漢の死に損ないが、セヴィリスに、何の用があるのか・・・」
ジャドゥビスは、いやな想像をしてしまった。
水妖魔王の、青いぶちのある半透明な、ぶよぶよの腹の中に、
三王女の代わりに、セヴィリスが取り込まれている所を、である。
あの端整な姿に、正体のない、虚ろな目を見開いた所など、
見たいと思う者は、居るまいと思われた。
「大方、これでわし等の動きを封じ、手の内を見透かし、
一歩先手を取れると、思うたのじゃろうが、
先手は、こちらも打ってある。まずは、休まれよ。
姫が回復せぬ事には、我等はうごけぬ。」
ジャドゥビスは、日数ばかりを気にしていた。
明朝には船が出る。全てを負わされた、カインの事を思うと、
いたたまれず、一人ラゥオールフィアへ、引き返したくて
たまらなかった。が、そんなジャドゥビスの心中に、
ダルトンが鋭い釘を打ち込んだ。
「公子殿、焦られるなよ。戦いは始まっておる。
こちらも、虜囚と言う犠牲を、出しておるのだ。
今しばらく、待たれよ。短気はならぬぞ。」
続く







ダルトンとケルビンの会話で、終わっちゃいました。

また一つ、分かったことがありますよね~~~



セヴィリス君は、『端整な姿』なんだって。
だって、実体三次元モデルも、端整なんだもんね~~~



まあ・・・



私的には、下あごの線が、少し弱いかな?と、思いますが?
誰の事なんでしょうね。

では、また、次回・・・





今日も、お越し下さって、ありがとうございました。
脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
│ファンタジー