2011年01月15日
ファンタジー大長編開始・・・?



大変、間があいてしまいましたが、戻ってまいりました。

無事、メルヘン大賞の投稿も済ませました。

純粋の意味で、


4作・・・へたな鉄砲

数出しゃ当たるわけじゃ、ないんですが、

時間のある限り、がんばってみました。どうなるかなぁ・・・

言ってたから。次男が。
それにしても、いい青空!スキー抜き



The Song of Wind (1)
青白い満月が、夜闇をあまねく照らす。
星々は輝けども、月にはかなわず、
ひっそりと、息をひそめる。真深き夜。
純白の、巨大な翼持つ天馬が、
突如月光を切り裂いて、海上に現れた。
天馬は、南海の島国、ラゥオールフィアの王宮目指して、
真一文字に飛んで行く。
夜釣りの漁師が、その帰りを待つ港の家族が、
眠りを知らぬ都の商人(あきんど)等が、月の翳りに天を仰ぐ。
王宮は、すでに喧騒が渦巻いていた。
不可思議のあやかしは、いずこを目指すのか。
天馬は、ついに目指す先に降り立った。
ここは、王宮の奥深き、女宮の屋上テラス。
乗り手がいる、と見るや、兵士等が、どっ、と取り巻いた。
が、それよりは動けぬ。馬上の男が一睨みすると、
兵士等は、薄緑色の靄に包まれ、動きの自由を失っていた。
「さあ、姫。おいでなさい。」
男は、手を差し伸べた。と、それに応えて、
テラスに駆け出して来た者がいる。
「お約束通り、迎えに来ました。さあ、参りましょう。」
必死に取りすがり、立ち塞がる侍女たちを振り切り、
ラゥオールフィア王国の唯一の世継ぎ姫、
オリザ・アンジェリカ王女が、天馬に駆け寄ったのだ。
王妃が、余りのことに自ら追って、飛び出してきた。
「なんということを! 姫! こちらへ・・・こちらへおいでなさい!」
しかし、オリザ姫は、目にいっぱい涙をためて、
一瞬母を振り返ると、足を止めることなく、石の床を蹴り、
差し出された、男の手にすがりついた。
「姫! いけません!! お戻りなさい! お願い! 戻って!!」
王妃の悲痛な叫びが、月照る夜の王宮にこだました。
男は、馬上に姫を引き上げると、手綱を一振りした。
天馬の翼がはためき、その蹄が風を踏む。
「やめて! 戻ってきて! 姫を返して!!」
王妃の声に応えがあった。オリザ姫だった。
「お母様、ごめんなさい! オリザは、もう、耐えられないの。
この城も、城の人々も、なにもかも・・・
この国の全てが、私の心をかき乱す。だから行くの!
追わないで! この人が悪いんじゃない、
私の心が弱すぎるの。お父様にも言って!
ケルビンを追わせないで! お願い、弱虫な王女を許して・・・
行かせて・・・ごめんなさい・・・・・」
声は遠のき、天馬の姿は、見る見る小さくなり、
上空を煌々と照らす月光に、その姿が溶け込んで消えていった。
続く
なんのこっちゃ、ですよね。

ファンタジーの長編です。

いきなり、月夜の天馬!

完結できることだけを、祈ってる状態です。
すっごい不安で、いっぱいです。



なんとか、続けます。孤立無援でも書きます。
では、今日は、ここまで。

お越しくださって、ありがとうございました







脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 02:08│Comments(0)
│ファンタジー
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