ぶるんねん文庫

　季節はずれでごめんなさい。（文字だけ秋色）でも、あす、比叡坂本でお祭りとか・・・

お祭り繋がりで、お許しください。ｍ（ _ _ ; )ｍ
　


･･･私のじゃありません。娘の作品です。

それも、去年の・・・

これを出したのがバレたら怒るだろうな

こんな、図工作品をって　

いまは、もっと上達してます。親の欲目でしょうけど・・・





　　　　　　　　　　　　　碧氷窟の双生児　　　　（１４）

　

　入浴の一件以来、ふたりには、明らかな変化があった。

　サフィールは相変わらず、気まぐれな言動を、取り続ける。

用事の途中でも、お構いなしに飛び出して、

氷雪の折り重なる山道を、ひとり登って行ってしまう。

ただ、決して自分からは、戻って来なくなった。

　ダクリー婆さんに、捕まっても、地団太踏んで、反抗する。

　逆に、ジルはぼんやりしている事が多くなった。

サフィールのように、遠くへは行かないが、

家に居ても、どこかへ行けばその先で、

心の在り処を失ってしまう。


　ダクリー婆さんは、ふたりを薬使いにするのは、

無理だと思ったが、婆さんと暮らす限りは、

最低限の知識と技術は、持たせねばならない。

婆さんは、心を鬼にして、ふたりを教え続けた。

　ふたりは、不思議と、覚えは悪くなかったが、

実際の場面に遭遇すると、役に立たなかった。


　夏が来ると、疫病が流行る。

また、重症の子供が来た。

家へ帰せば、他の子供にうつるだろう。

　婆さんは、子供を預かった。ジルとサフィールが

心配だったが、仕方がなかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　続く


　猛暑でしおれかかっていた、シクラメンが復活しました。

もう４年目なんですが、葉がいっぱい出てきたんです。

　咲いたのを買ってきて、一昨年咲かず、去年咲いて、

夏、だめかな？って、ほっとき気味だったら、復活って・・・

昔、バイト先でクリスマスディスプレイのシクラメンを６月まで咲かせたっけ・・・

相性いいのかな？　　　　


　今日もお越しくださって、ありがとうございました。