2018年03月25日
なんだか、変わった卒園式・・・
まるねこ画 「海彩(うみあや)」
ちょっと、スーラの点描画のようです。
多分、晩春の海辺・・・
これからの季節、インテリアにいい感じです。
やれやれの、卒園式が終わりました。
これまた、給食付き卒園式・・・こんな事するの、ここだけでしょう。
まあ、長い子で6年間、給食のお世話になってるのだから、
調理員の先生達にも、感謝の意を込めて、一緒に食べて貰う、
唯一の機会ですから、意味深い物があります。
だって、小中学校、給食のお世話にはなったけど、
偏食のひどかったさあにとって、給食の調理員さんは、
恐ろしいだけの存在でした。
それに、当時の給食と言えば、主食はパン。
でも、おかずは和風あり、中華風在り。パンに合わない時もあった。
おまけに、籤運の悪さは、当時から。
卵の殻や、骨の欠片付き肉などに、再三当たり、
「残してはならない」と言われて、泣きながら、
卵の殻入りスープを飲み下し、骨片入り肉団子も飲み下し、
ゴリゴリの筋だらけの肉の欠片も、得体の知れない野菜屑も、
毛の生えた鶏の皮も、死に物狂いで、舌や口の中に引っかからないよう、
つまり、味覚に掛からない様に飲み下して、過ごした8年間だったわけで。
(大阪の中学校1年間だけ、お弁当だった。)
そんな食べ方だから、時間が掛かり、食器を返すのが遅くなり、
一人分を、後から持って行くと、
「また、あんた
食器、数える手間を、なんぼやと思てるん
組ごとに洗ってるのに、面倒ばっかり増やして
そのへん、置いとき」
と、怒鳴りつけられる訳で。
だから、ここの保育園の給食で、生まれて初めて、
「肉の脂身のうまみ」を、味わいましたよ。
それに、卵の殻なんか、入ってたら、大問題
即日、給食会議。調理員の親会社の担当者が、呼び出されるわけ。
(調理員さんは、給食専門の会社から、派遣されてる)
この間、アレルギー児の除去食のスープが、メッチャ冷たくて、
当の子どもが食べなかった。
まだ、上手く表現できない年齢の子。
スープ大好き、いつも、真っ先に食べるのに、一口食べて、
あと、見向きもせず。正担任が遠目に見て、
「あら、今日は、スープ後にするの?」と声掛けした。
子どもは、えへへ、と笑ったが、結局、食べ残してしまった。
直接配膳して、そばで見ていたさあちゃん、
「他の子のスープに比べ、除去食のスープは、冷たくなっていました。
ご飯や煮物は、他の子達のと同じくらい、温かかったのですが・・・」と、
説明した。そしたら・・・
この一件は、すぐ給食室に伝わり、以降、除去食も、他の子達の分も、
そんなに冷たい物が来る事は、一度もない・・・
(熱いと、やけどの危険もあるので、適温で来る)
どうです給食、いまむかし。
これほど、心を込めて、気を使って、
給食を作って下さってるんですから、最後に調理員の先生達と、
一緒に会食をしようと言う、まあ、卒園式後のお楽しみ給食でした。
さあちゃん、お式の間は、卒園生の弟妹の保育。
まあ、卒園児は、余り馴染みのない子達ではありますが。
その弟妹は、受け持ちの子が多いから、いつものお部屋で、
いつものように・・・
でも、いつもと違う、ドレスアップした服を着せられて、
チビ男児は、小っちゃいブレザーに小っちゃいネクタイ。
チビ女児は、フリフリのブラウスに、刺繍の上着。
「卒園式やから」と、言い聞かされて来たのか、
「みてあたち、そつえんしきなの」
と、フリフリ服を、見せびらかしてくれる。
いや、あんたの卒園式じゃないよ・・・あんたは、まだあと、
何年間か、ここに来るんだよ・・・分かってるのかなぁ
さて。さあちゃんも、2年目突入。今度は掛け値なしの赤ん坊担当。
0歳児のクラスです。つまり、新入園児ばっかり。
う~~ん・・・泣かれるだろうなぁ・・・
では、また次回。今日もお越し下さって、ありがとうございました。