2016年11月29日
タロットカードの絵「ディスクのプリンセス」ができました!!!

タロットカードの絵、3作目です。
「ディスクのプリンセス」
ちょっとだけタロット占いを御存じの方は、
「え


なにそれ


ですよね。
手っ取り早く言えば、一般的なウェイト版カードの、
「ペンタクルスのペイジ」に相当します。
タロットカードを御存じなくても、トランプの人物カードは、
ご存知と思います。が、トランプには「ペイジ」は、ありません。
これは、トランプのカードの枚数に象徴性を持たせようとして、
1年間の週の数、52週に合わせるために、カットしたんだと思います。
で、「ペイジ」って、何かって言うと、「お小姓」です。
当然、男性。・・・でも、これじゃあ女性を表すカードは、
Queen「女王」しかない訳です。年の若い少女を指すカードが、
ないわけです。
タロットの成立年代を考えると、大体、そんな少女が、
占いの現場や結果に現れてくること自体が、
あり得なかったんでしょうね。
当時のヨーロッパなんて、今の日本以上に、酷い男尊女卑で、
占いに関わる貴族やお金持ちのウチの、女の子なんかに、
発言や行動の自由なんか、無かった訳で。
それが一転、人妻になるや否や、結構な自由が与えられたりして・・・
だから、女性カードは、「Queen]だけで、事足りてたんだと思います。
でも、時代と共に、占いの質問者は、若い女の子が多くなり、
そうなると、若い男性カード「ペイジ」に「少女」の意味を持たせても、
・・・



結果が出ちゃう事がある。
なにより、質問者の前に、カードを並べるわけだから、
結果だけを読んでても、「このカード、どういう意味ですか?」とか、
尋ねられちゃう事がある。その時、カードのデザインによっては、
「ペイジ」が結構な髭面だったりするから、
「これは、あなた自身が現れてるんです。」とは・・・
言いにくい。・・・で、最近のカードは、
「ナイト(騎士)」を「プリンス」、「ペイジ」を「プリンセス」に変えてる訳。
まあ、監修者によっては、「ナイト」は、そのままだったりするから、
ホント、色んなカードが出回ってます。
自分で描いてる人も、案外、多かった。
「ディスク」についても、昔みたいに、金本位制じゃないから、
お金や貨幣を表すのに、「コイン」って言う時代じゃないし、
ペンタクルスだと、本来、「五芒星形」だから、
さあ的に、ちょっと違うと思う。本当は、さあ的には
「結晶」
にしたいんだけど、適当な英語がない。直訳すると「crystal」・・・
逆直訳すると、「水晶」になっちゃう。違うんだなぁ・・・
ケイ素の6角柱だけ指すんじゃなく、酸化アルミニウムとか、
ケイ酸塩とかも、入れたいの。え?サファイア・ルビーとか、エメラルドとかよ。
迷った末、もう、英語も、何語も、入れない事にした。
タイトルとしては、ディスクと言うけど、
「ワンド」、「カップ」、「スォード」に対しての、「ディスク」。
「杖」、「杯」、「剣」、なら、「結晶」に、したい。
という訳で、変わったタイトルであることの言い訳は、終わり。
「檸檬色のコスモス」は、単純に、個人的好みです。
「結晶」と類義語としては「fruit(果物・実り)」が出てくるので、
スートの表す季節としては秋だから、「実りの秋」も、あってるし。
だからって、秋の花にしたんじゃなく、ホント、イメージと好み。
だって、「ディスクのプリンス」は、チューリップだもんね。
まだ描いてないけど(笑)
いいんだ。昔話でチューリップは、花は冠、葉は剣、球根は黄金を表すって、
読んだことあるし。(笑・笑)
本は、一見白紙ですが、この世の深淵の真実の書だから、
それを心の目で読んでいるのだから・・・って事で・・・(笑・笑・笑)
・・・笑い事じゃないけどね。
メジャーアルカナも、Ⅱ、Ⅵ、Ⅷが、今、モノクロ状態で出来てます。
では、また次回。今日もお越し下さって、ありがとうございました。
Posted by さあちゃん at 16:09│Comments(0)
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