2016年11月30日

大麻の危険と真実


また、有名芸能人の違法薬物騒ぎ。

もう、今度は、脳味噌自体に変調が起こってるんだろう・・・

って、ワイドショーでやってた。

そうなんだ。

大麻による脳の変調は、回復不能なんだ。

・・・って、薬学の本に書いてあるんだよ。

正確に言うと、薬草図鑑だけどね。

この間は、なんだか、変な元女優が、

「大麻は無害だ」とかって、喚いてたけど、

・・・アホちやうか?いや、確かに、昔は、

無害だったんだ。日本産の「麻」は。

繊維と食用の種を取るために植えられていた「麻」は、

かつて、本当に無害だった。だが、

戦後、持ち込まれた薬害成分を含む「インド麻」と、

人畜無害だった日本の「麻」が、

交雑してしまい、日本の全部の麻が、

麻薬成分を含むようになっちゃったんだ、って事。

この事実を、一体どれだけの人が、

正確に把握しているかって事。


学校の保健の先生方、お願いですから、これらの事を、

正確に生徒たちに伝えて下さい。


「麻」、正確に言うと「インドアサ」の麻薬成分は、

テトラハイドロカンナビノールと呼ばれる。

鎮静、催眠、幻覚の作用が強く、習慣性、耽溺性は、

ケシ類のそれよりは弱いながら、確実に存在する。

そして、動物実験によって、身体の強直性、精神においては、

激しい攻撃性を起こさせる事が、実証されている。

しかも、その作用は潜在的で、全く回復は見込めない。

一度中毒すると、脳細胞に回復不能な損傷を与えると

考えられる。

・・・私の作文じゃないよ。

薬学博士の、「木村康一」「木村孟淳」って人が、

書いた所を引用してるんだからね。


「じゃあ、大麻なんかに関わらなきゃいいんだ。

 意志の弱い奴が、引っかかって、大金搾り取られて、

 勝手に中毒するだけだから」って、大抵の人は、

考えるんだよね。確かに、日常生活的には、

その通りだから。

 でも、事はそんなに単純じゃない。

困るのは、「麻」が、繊維としても食用としても、

油用としても、結構有用だって言う事。

そして、繊維用麻を栽培する農家を苦しめているという事実。



インドアサの系統に取り込まれた、日本の繊維用麻は、

生で、畑に生えている時から、麻薬成分を空気中に放つ。

農家は、どうしても、軽い中毒症状を起こすようになってしまう。

これが、健康にいい訳はない。

そこで、日本の薬草学者たちは、何をしたか。

あの、七味なんかに入っている、ぷちっとした3mmほどの種、

あんな種を、1つ1つ育て、それぞれ、1本ずつを丁寧に、

成分分析を行い、系統を分離し、少しでも、麻薬成分の少ない方へ

掛け合わせ、また育てては分析し・・・を、繰り返し、

ついに、元の、テトラハイドロカンナビノールを含まない、

純粋の日本の麻を分離することに成功した。

この地道な努力の結果、農家は畑で「浅酔い」する危険から、

解放された。・・・という訳。なのに・・・

食用と称して、インドアサの種を個人輸入して、

勝手に栽培して売りさばき、一儲けをたくらむ輩が、

後を絶たない。

食用の「麻の実」は、麻薬成分を含まない。

そして、種を見ただけでは、インドアサか日本のアサか、

見分けがつかない。そして成長した草も、見分けられない。

そもそも麻の実は、正式なルートでは、加熱処理したものしか

輸入できない事になっているはずなのだが、

どこにでも、裏道と言うものはあると見えて、

生の、発芽可能な奴が、どうかして、輸入されてくる。

これを植えるとどうなるか。

麻薬成分を持った「インドアサ」が生えて来て、

中毒患者がお金を積んで買いに来る・・・なんていう、

単純な話じゃない。

一度交雑して、メチャクチャになりながら、

科学者の何十年にも及ぶ努力によって、

せっかく再び純粋化した、日本麻の遺伝子が、

かき乱されてしまうのだ。



まともに中学校の理科2分野を習った人なら、

植物の種子ができるのに、花粉というミクロな、

粉が関係している事を覚えておられるだろう。

勝手に、麻薬成分のあるインドアサを栽培すれば、

その花粉が空中を飛び、どんなはずみで、

再分離された純粋な日本の麻のめしべに、

受粉してしまうか、わからないのだ。

かくれて、室内で栽培していることが多いようだが、

それでも、花粉は飛ぶ。飛ぶようにできているのだ。

栽培者の違法者の服や体について、屋外へ出て、

どこかの麻畑へたどり着かないと、誰が保証できるのだ?



だから、アサを違法に植えてはならないのだ、と、

分かっている日本人は、一体どれだけいるのだろう?

麻薬だから、植えちゃ駄目なんでしょ?くらいの認識の人が、

きっと多いと思う。

それどころじゃないって言う事が、

もっと広まらなくてはならない。

そして、大麻は無害なんかじゃない。

普通に本屋さんで買った本に、薬学博士が

「回復不能」と、はっきり書いておられる!!この事実!!

もちろん、大麻のみならず、他の麻薬草類に関しても、

「中毒者の治癒は困難」等、相当に手厳しい表現である。

いかに、学術的な管理の下でしか、栽培してはならない物か、

この厳しい文の行間に、博士達の苦渋が滲み出ている。



どうか、変な好奇心にそそられたり、

無知な人のアホな主張に踊らされたりする人が、

少しでも減ってほしい、そんな思い余って、

素人なりに作文してみた。

・・・分かって頂けただろうか・・・

 参考文献「原色日本薬用植物図鑑」保育社


Posted by さあちゃん at 12:29│Comments(0)
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