2013年03月27日
俗人のぼやき


急いだんですけどね・・・



さあの信頼する人達は、関係者の内の、最も近しい者から、削ると言う公式が、あるらしい。
うかつにお近づきになり、向こうも信頼して下さったと感じ、
「ここが、努力のしどころ


必死になった時に限って、切られる。今回に限らず、他所でもあった事だけど。
ただ、それが度重なり、さあは、ますます臆病になる。人嫌いになる。被害妄想が再発する。
そりゃ、たかが髪飾り。大した物では無いです。誰にだって作れます。
特殊技術なんか、いらないって事は、よ~~~っく知ってます。
でも、高価な材料を渡され、「〇月〇日から展示」って言われりゃ、俗人は舞い上がるもんです。
その辺、すっぱりやられるほど、遠慮ない間柄になった覚えは、ないんだけどな・・・
The Song of Wind (322)
冬の短い日が、早や、暮れようとしている。
エリオルム市街戦は、当初、ソルダムが恐れたより、
狭い範囲内で収束し、ニグの画略した三つ巴の乱戦は、
魔術師集団の働きにより、完全に避けられていた。
コリンとニグの死の後は、テッセリム隊、トルトバイト水軍共に、
黒い霧の影響から、徐々に抜けつつあるようだった。
戦の喧騒は、静まりつつある。
だがそれで、事態が前に進むわけではない。
ケルビンは、亡骸の傍らに突っ伏して、動けなくなっていた。
神官長が、長い階段を上り、近付いて来た。
数人の神官を伴っている。
「南西の小御堂へ、ご遺体をお運びします。
お連れの方々も、お集まりです。」
ポーリャが、そっとケルビンの手を取り、立たせた。
癒しの魔女ゆえ、迎えに来てくれたらしい。
ドリスやミラン、ジャドゥビスも、下にいるのだろう。
落胆激しいケルビンは、ポーリャに支えられ、階段を歩いて下り、
グレイアムの棺と共に、小御堂へ向かった。
御堂内は、異様に明るく、灯火が点けられている。
入り口付近には、粗末な木の棺が二つ、既に固くふたを閉ざされ、
並べ置かれていた。ニグとコリンらしかった。
生きた人々は、堂内中央に、集っている。
その中に、十二節の長杖を携えたものが、一人。
ケルビンは、はっとした。
法術師は、二人いなければならない。セヴィリスとダルトン。
だが、遠目に見える法術師は、一人だけ。それも、若い・・・
「ダルトン!!」
ケルビンは、事態を読み取り、人の輪に突進した。
意に違わず、輪の中心に、棺に入れられ、横たわっていたのは、
大隠者と号された、希代の法術師、ジョルジオ・ダルトンの、
物言わぬ亡骸であった。
そこへ、神官達が、グレイアムの棺を運び込んだ。
オリザ姫が、泣きすがる。
クレメンティが詰め寄った。
「グレイアムは、お前とほぼ同時に、黒い霧に触れた。
そしてお前は消え、グレイアムは、死して残された。
アルフィーニによると、黒い霧は、人を選ぶとか・・・
己に同調した者の、使い魔と化し、手足として働く・・・
だが、その見返りが何であるか、彼女は知らぬと言う。
あの異形の生き物と、何を取引した?」
ケルビンは立ち尽くし、俯き込んではいたが、
悪意を包もうとしているようには、見えなかった。
「黒い霧は、開放されたがっていた。
十四ヶ所の結界を解き、仲間の元に返してくれと、
伝えて来た。見返りを提案したのは、私だ。
私は、シシィを返してくれと頼んだ。
が、奴は、シシィの事を知らなかった。
私は、ユリシアが言った、『ごく近くだが、
感知できない何処か』と言う、イメージを伝えた。
それについての、奴の返答を、言葉にするのは難しい。
奴自身、よく理解できておらぬ、高度な思考・・・
だが、そのパターンを鵜呑みにして、利用する事は出来る・・・
ニグも、そのようにして、奴の力を得たらしい。
・・・それを利用し得れば、シシィを取り戻せるかも知れぬ・・・
アルフィーニは、この思考を、受け付けなかった。
私は、その思考が、何処からもたらされた物か、考えなかった。
その辺りで、私は、奴の術中に、嵌っていたのかも知れぬ。
己が理解できぬ思考を、精神が生み出す事は出来ぬ。
それに思い至らなかった・・・
私は、内側の結界を破壊すると同時に、外側の結界を破った折、
奴を逃さぬ為、仲間を呼び集めた。
『頭脳の思考と、物質の存在と、時空流動との共通構築式』
そう表現するしかない、奴の思考パターンを与えると言って・・・
その挙句が、この有様だ。
グレイアムを死なせ、ダルトンもまた、無理をかけて死なせた。
奴・・・黒い霧を退治しようと、ここまで来て、奴に捕らわれ、
シシィをも失った・・・
私は、・・・大馬鹿者だ!!」
続く
まあね。さあは、あくまで作家志望であって、手芸家志望ではない。
悪魔が去って、ストレスが減ったから、JOMO応募、復活しようかな。
それとも、もう少し、手持ちの材料使って、髪飾りを、作り溜めしておこうかな。
実は、肩書き考えて、名刺発注してたんだ。娘の、あやたちゃんに。






大量生産は出来ないから、makerって言う、気分じゃないので。
名刺制作、娘でよかった。先走って、先行投資してたら、大損害だよ。
と言う訳で、復活しました。「風の歌」・・・完結目指して頑張りますので、
どうぞよろしくお願い致します。ではまた次回・・・





きょうも、お越し下さって、ありがとうございました。
脱・0円ファン宣言!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
大好きなのは、タロットカードの話
なんだかへんだな・・・
付け足し・・・Quarandolleってなんだ?
ふしぎちゃん女子
あ・・・あ・・・あたしじゃないーーーっ!!!!!
Posted by さあちゃん at 00:00│Comments(0)
│ファンタジー