2016年02月11日
まるねこ娘の「サイン」・・・って?
まるねこ娘に、「ギャラリー・風の門」から、お電話がありまして、
「今回売れた絵に、『サイン』の、あるのとないのとがあって、
サインのない絵を、お買い上げくださった方が、
『サインが欲しい』と仰るので、お渡し日の土曜日までに、
『サイン』を入れに来て下さい。」
・・・サイン・・・
まるねこ娘の、サイン
・・・なにそれ・・・
絵のすみに、普通、作者の名前が入ってるのは、知ってるよ。
「めぐみの舞い」には、ええカッコしいの、横文字筆記体の
鉛筆書きサインが入ってる。さあが教えた、アルファベット筆記体。
今の学校、筆記体、教えないもんね。
多分、シルクスクリーンの作品は、10枚くらい刷って見て、
成功した作品の、目印代わりに、書いたんじゃなかろうか。
9色重ね刷りだから、多少の色ずれは、どうしても避けられない。
自分で精査して、「O.K.」と思った物に、
目印をしておかないと、後日、光の加減で、成功作品と、失敗作と、
見分けがつかないかも知れない。
それを、どう解釈して頂いたものか、
「私の買った絵にも、あのサインを入れて欲しい。」と、
言って下さったんだそうで。
あんな、ガキンチョのサイン・・・
・・・いや、売れたからには、あれでも、プロの画家なのか・・・
複雑です。長男なんか、いまだに言いますもん。
「オレにとって妹は、今でも、生まれたてで、保育器の中で、
(脳出血予防の為、体重如何に関わらず、
2時間だけは、保育器に入れる産院だった。)
真っ赤で、ほこほこ湯気を立ててる、
『あんまん』みたいな赤ん坊なんだ。」
兄貴にして、これですからね。親のさあにすれば、
ついこの間まで、お腹の中にいた筈なのに・・・てな、もんですよ。
それが、プロの画家・・・考えられません。
長男次男が就職した時も、それぞれ結婚を決めて報告してきた時も、
「あら嬉しや。私にも、娘が3人出来る事になるのね。」
そんな感想しかなかった。息子を取られるとか、
若い女性にジェラシーを感じるとか、全然なかった。
それどころか、自分の子供達が、独立して行く事が、
無性に嬉しかった。誇らしいし、肩の荷は下りるし、
ただただ、嬉しくて仕方なかった。
それなのに、なんで、まるねこだけ、そう思えないのか、
・・・末っ子だからかなぁ・・・
卒業制作の、「ゼミ」も、どの先生の所に行くのか、
気になってしょうがない。
兄貴達なんか、気にしたって、どうせ理解不能な分野だから、
(工学部と医学部放射線技術)気にしなかった。
美術だって、よく解らないんだけど、でも、なぜだか気になる。
いま、マンガを描いてて(授業の課題作品よ)、これの提出日が、
3年生末日まで、延び延びになってる。
マンガの授業は、とっくに終わってるらしい。
授業の提出分は、一応、合格点を貰っているらしいのだが、
担当の教授が、「続きを読ませろ。完成するまで、単位はやらん」
って、無茶を言って来たらしい。
「3年生末日までに、モノクロででも完成すれば、
成績に『スペシャルのS』をつけてやる。
できなければ、提出分の成績のまま。
先に成績をつけたら、きっと、完成しないだろうから、
保留にしておく。がんばって、描け」
そんな無茶な話。聞いた事がないぞ
しかも、「ゼミ」を決めるのに、二人の教授が、
まるねこを真ん中に、取り合いを始めたらしい。
まるねこがすでにタブローで、頑張ってるのだからと、
タブロー・マチエールの教授が主張する所へ、
マンガの教授が、「いま、これ描かせてるんですよ。」と、
作品を突き付けたという。これを読んだタブローの教授。
「続きが読みたいねぇ・・・」
で、まるねこは、マンガの「ゼミ」に入る事になってしまった
・・・って、これじゃ。大岡越前、お裁きの場・・・
子供を真ん中に、産みの母と育ての母が、引っ張り合うと、
子供が「痛いよ~~」と泣き、産みの母が手を放す。
「本当の母は、産みの母じゃ。痛がる子供の手を、容赦なく引く者に、
母の資格はあるまいが。」
・・・あ、違うか・・・
まるねこの場合は、最後まで、引っ張ったセンセの勝ちだった。
「最後まで描いたら、まず、初めの提出分16ページを、
出版社に送る。この作品なら、編集員が付くだろうから、
その時、全部を見てもらう。この手順で行こう。」
・・・これを聞いたまるねこと、後で聞かされたさあの反応は、同じ。
「そんな上手い事、行く訳ないよ。こんなくらいの作品、
毎日、何十通って、出版社に送り付けられてるのに・・・」
まるねこは、正直に教授に、そう言ったらしい。で、教授の返事。
「この作品に、目を留めない出版社なんか、
終わってる」
・・・随分、高く買って下さってるようだが、
さあの、親としての不安は、一向に払拭されない。
弟も、漫画家になりたいって言って、結局「ぷーたろー」・・・
もとい、「フリープロダクトデザイナー」だもんなぁ・・・
フリーデザイナーよりは、「画家・イラストレーター」の方が、
どうせ同じフリーでも、聞こえが、ややマシな気がする・・・のは、
さあちゃんだけなのか
不安です。まあ、卒業制作=一生の職業ではないから、
・・・と、思うしかありません。やれやれ。
では、また次回。
今日も、お越し下さってありがとうございました。
2024年 今年もよろしくお願い申し上げます‼️
豆皿ばかりが増えました
一年以上 ご無沙汰してしまいました
まるねこ娘と親馬鹿ママの合同誕生日会
まるねこ椎茸ちゃんの、MAMORU四コマ劇場!
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Posted by さあちゃん at 03:23│Comments(2)
│親ばか
この記事へのコメント
あ。ども・
サイン入れるべきですよ
まさに自分が生み出した作品ですから
自分の分身、いや自分の子供といっていいのかもしれませんね
作品のためにもちゃんとどんな作品であれ、作者の想いがこもってますから
サイン入れるべきですよ
まさに自分が生み出した作品ですから
自分の分身、いや自分の子供といっていいのかもしれませんね
作品のためにもちゃんとどんな作品であれ、作者の想いがこもってますから
Posted by すし屋のおやじ at 2016年02月11日 06:05
Dear おやじさま
急にDM送ったりして、すみませんでした。その上アドバイスまで、
頂いて、本当にありがとうございます。
・・・そうなんですね。サイン、大事なんですね。
なんだか不思議な感じがしますが、サインするように言います。
ありがとうございました。
急にDM送ったりして、すみませんでした。その上アドバイスまで、
頂いて、本当にありがとうございます。
・・・そうなんですね。サイン、大事なんですね。
なんだか不思議な感じがしますが、サインするように言います。
ありがとうございました。
Posted by さあちゃん at 2016年02月11日 07:34