2014年06月19日

窒息する女性達・・・暫くのお休み。

窒息する女性達・・・暫くのお休み。
 
  働く女性に対しての、世の男性の目は、本当に冷たい。

 若い女性議員の発言に、汚い野次を飛ばし、

 保育所の待機児童は一向に減らず、学童保育は定員いっぱい、

 それなのに、「女性、もっと働け」と、安部首相はのたまう。

 御自身、政治家二世であり、奥様も良家の御出身では、

 世の女性達が、如何に生き難く、常日頃から、息苦しく感じている事を、

 全くご存じないのであろう。

  年金や税制で優遇されているから、女性が働こうとしないのではない。

 家計の助けとして働く時、辛い、意に染まぬ仕事でも、

 ぎりぎり精神的平衡を保てる、実に絶妙なラインが引かれているからだ。

  仕事に慣れ難く、失敗の多い新人パートに、

 「わざとやってんのか!?

  そんなに時給が欲しいのか!!」等と怒鳴る上司に、

 あれ以上の時間、こき使われたら、娘の学業の為と我慢しすぎて、

 精神的におかしくなっていただろうし、50歳直前で急に働き始めた身に、

 10歳以上も年の若い人と、同じだけ働く事は、到底できない。

 何も、わざわざ、優遇措置の範囲内を、自分で想定した訳ではない。

 偶々、雇ってくれた所が、

 「このくらいが、体力もお金も、ややこしくない範囲ですよ。」と、

 規定を作っていただけの事だ。

 もし、年金税制の優遇がなければ、最初から、もっと長時間働き、

 私の体力も精神力も、もっと早くに尽き果て、

 夫の定年に向けて、次の仕事の為に、勉強しようなどと思いも付かず、

 せっかく身につけている特技や知識を、生かす事も出来ず、

 ただの、パン屋の店員、それも、自分では一片のパンも作れない、

 木偶の棒のまま、疲れ果てた老年を迎える事になっただろう。

  3人の子供の内、2人までが、割と上手く育ってくれた。

 末娘は、やや難物だが、ようよう自覚も育って来た。

 このまま順調なら、大学卒業の四文字は、背負うことが出来るだろう。

 夫は病身だが、今日明日にどうこうする訳ではない。

 老人達は、とりあえず、今現在、身近に介護者がいる。

 結婚3年目にして、第3号被保険者の恩恵に浴した身としては、

 持てる知識と特技を以って、世に貢献せねばと考えて、しかるべきだろう。

 それゆえに、選んだのが、保育士だった。
 
 保育に欠ける児童を、養護教育する立場。

 子供と仕事に板ばさみにされ、社会の狭間に落ちこんでいる、

 女性達を救い、子供達を救いたい。

  男達は、想像力にも洞察力にも欠けた、自分の視野の範囲でしか、

 物を見ず、考えず、実に平面的な法律で、女性達を翻弄する。

 いつも、苦しみ悲しむのは、女性だ。なぜか。
 
 それは、子を産み育てねばならない性だからだ。

 人の新生児は、生理的未熟児であり、

 本来、胎児として胎内にあるべき状態で誕生する。

 この事を、正確に認識している男性は、一体どれほどいるのだろう。

 男性の教育不足、認識不足が、いつも女性を苦しめるのだ。

 女性は、自身が無知だろうと教育不足だろうと、関係なく、

 生物としての「雌」の役割を、生まれながらに負わされている。

 逃れられない運命があるとすれば、「女性である」と言う運命こそ、

 その際たるものであろう。

  体内に、生命進化の宇宙を胎すると言う事が、何を意味するか。

 生理的未熟児を養育するべき、乳汁を分泌すると言う事が、

 どれほど大変なことか。男達は、それらをどう捉えているのか。

 女性議員への野次を聞く限り、恐らくは、何一つ考えも、

 認識もしていない。それが、現状である。

  私は、女性と子供達の味方になりたい。

 うがった精神、上から目線と、そしりは免れまいが、

 これが、私の正直な心情である。

 保育士の筆記試験まで、後一ヵ月半となった。しばらく、作文を休もうと思う。

 思った時、自分の考えを、きちんと書いておきたくなった。

  上の写真は、まるねこ撮影。オレンジ色が好きでね。庄堺公園にて。

 では、暫く、休みます。多分、お盆過ぎくらいに、復活予定。

 それまで、SEE YOU AGAINiconN04iconN04

 
 



同じカテゴリー(無題)の記事画像
木星金星大接近!!
またまた載っちゃいました!!!!!
合掌
ちょっと元気が出たかな・・・?
捨てる神あれば拾う神あり
合格しましたっ!!!!!
同じカテゴリー(無題)の記事
 木星金星大接近!! (2023-03-04 21:58)
 すみません・・・愚痴ばかりで・・・ (2018-12-23 22:43)
 迷惑コメント・・・何なのだろう・・・ (2017-10-12 00:00)
 またまた載っちゃいました!!!!! (2017-06-18 01:29)
 納骨はしたけれど・・・ (2017-05-27 20:56)
 合掌 (2017-05-03 12:44)

Posted by さあちゃん at 13:59│Comments(2)無題
この記事へのコメント
さあちゃん 

お久しぶりです。早くに読んでましたが・・・ホントウにそうです。
「女性とこどもたち」女性を表現して「体内に、生命進化の宇宙を胎する」この一語につきますね。都議会での卑劣なヤジは偉ぶった自民党議員先生方の「本音」でしょう、「少子高齢化」が顕著になっても若者世代の環境をほとんど 考えず 経済的貧困の現実に何ら手を打たないことが明白に語っています。子供を育てる環境が整っていない背景の一つに 男性の
雇用の不安定化と長時間労働、低賃金も影響していますが・・・
人間の「体」を治すように、国民生活すべてにわたる 政治の「仕組み」の
調整をしないと、女性が抱える現実の「痛みや苦痛」は解決されないですよね〜〜。
さあちゃんの、温かくて鋭い視点の文章に共感できました。常識をくつがす 夢の達成の朗報を信じています。
まるねこちゃんの撮影、いつもいいね!!ペコリ 
Posted by 風 at 2014年06月24日 11:18
Dear 風さん
 すみません。男性達を、思いっきりこき下ろしました。めちゃめちゃ、腹が立ったので。
結婚するしないの決断は、簡単ですけど、母になるかどうかの決断は、今の日本では、ホント、重いんです。
 女性の子育て年代とキャリアを積む年代は、余りにも重なりすぎていて、二兎を追えないように、なっている。
でも、どちらも、追わなければならないんです。
 生物としての「雌」の役割と、一人の独立した人間としての役割。
そのために、女性は、男性より更に手厚く、支援されなければならないはずなんです。
そうしなければ、ホモサピエンスは、滅びるのです。
 まだまだ、保育自体が、手探り、試行錯誤の時代を出ていない現状です。
何が子供達にとって、最善なのか。私も、それを考える場の、一端に立ちたいんです。
 そのために、がんばってみます。何年かかるか分かりませんが・・・
(500円の老眼鏡買いました。お安いけど、結構見えます。)
 まるねこ写真、褒めて頂き、ありがとうございます。
さっきから横で、「夏だけバイト」を探して、ワーワー言ってましたね。
 親と同じ所はイヤみたいで。近いのにね。
Posted by さあちゃんさあちゃん at 2014年06月24日 22:49
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。