2018年12月23日

すみません・・・愚痴ばかりで・・・


疲れた。・・・保育園は、介護施設じゃない。

私ごときが、こんな事を言える立場にない事は、重々承知だが、

若い担任の気苦労を思うと、もう、無理なんじゃないかと思う。

・・・80歳を越えての、現役保育士というのは。

受持ちの子ども達の中に、咬癖のひどい子がいて、

マークして見ていても、止められない事がある。

目の前に来た子に、いきなり口から先に、噛みつきに行く。

止めるためには、余程の反射神経がいる。咄嗟の運動能力と、が。

だが、80歳を越えた老保育士には、もはや、どちらも望めない。

さらに、明らかな身体機能の低下が、顕著になりつつある。

小さい子が、開いているドアの、隙間に指をかけていた。

老保育士は気付かず、ドアを閉めかけていたそうだ。

それに気づいた若い保育士が、「あぶないiconN04」と、かなりの大声を上げた。

室内で、別の保育や作業をしていた私達にも、充分聞こえる声だった。

が、老保育士は気付かず、バンと、ドアを閉めてしまったiconN04

当然、指詰め事故に、なってしまった。止めた声は、全然、聞こえなかったらしい。

足腰も弱り、「あ、噛みかけてる!」と言っても、

素早く立ち上がって、駆けつける事は出来ない。

私は、子ども達と老保育士を一足跳びにまたいで、噛みかけを阻止した。

間に合ったが、子ども6人を跨ぐなどと言う行為は、

行儀の面では、誉められたものではない。

ある時は、子どもの密集を避けようと、二人を老保育士に預け、

あとの子達に、順番に工作をさせる事にした。

順番だから、咬癖の子ともう一人と言う順番が来る。

不安だったが、一対一保育は、午睡時間以外、人員的に無理。

結局この子は、老保育士の眼前で、相方に噛みついた。

だが、近くにいた保育士によると、充分、止められる状況だったらしい。

他にも、もう何年も、週一回来てくださってる看護師さんを、

 「あんな先生、いてはったか?」と尋ねて、周りを吃驚させた。

この人は、クラスを受け持たず、どのクラスでも、臨機応変に保育する、

フリー人員と言う事に、なっている筈なのだが、

 「今日は、〇時から△時まで、◇◇組で、◎時から▲時まで、☆☆組で。」

と、言われると、「ややこしいて、かなわんiconN04」と、怒り出す。

何とかなだめて、承知させた後になって、他の保育士が早退などで

配置替えがあると、また、「あっちゃ行け、こっちゃ行けって、

もう、ワケわからんiconN04どこか一ヶ所に、ここ、って、決めといてiconN04」と、

むくれてしまうのだ。フリーの意味を、理解出来なくなっているらしい。

給食の世話も、最後の果物を、食べさせるのを忘れたり、

一人当たりの分量を間違えて、後で、不足を起こしたり。

クリスマスの特別なおやつが、ケーキと聞いた後で、

午前の乳児用おやつを見て、

「赤ちゃんは、ケーキと違うわ。」などと言う。

クリスマス用なら、全員用の、午後のおやつに決まっている。

大きい子は、午前のおやつが、ないのだから。

周りが赤ちゃんばかりだから、まだしも、もっと大きい子が近くにいたら、

「何言うてんの?」と言われ、保護者達に、この現状が伝わる所だろう。

他にも、どうしても作業に人手が割けず、トイレ掃除を頼むと、

 「した事が無い。仕方が分からん。誰か、側に付いて一から教えてくれ。」と、

とんでもない事を、言い出した。人手が足りなくて、頼んでいるのだから、

説明や指導に、人手は割けない。

それに、この一年ほどは、確かに掃除は、年齢故に免除されていたが、

私が、一昨年に勤め始めた時には、率先して、トイレも、他の所も、

掃除して回っていた人なのだ。やった事無いわけが、無い。

どうやら、最近の記憶が、定着しなくなっているらしい。

幼少期や、若い頃の話ははっきりしていて、口も達者だから、

外見的には普通だが、他人様のお子様を、職業的に預かれる状態では、

無いのではないかiconN05

正直言って、私も生活力は下り坂である。

50歳台後半から、新天地に飛び込んで、浮かび上がれず、溺れかけている。

若い、それこそ、まるねこ娘より若い保育士に、頭を下げて、書類作成を習い、

同い年のベテラン保育士に、手取り足取り、「滑り台では、ここを見るiconN04」と、

叱られながら、指導を受けている。

はっきり言って、老保育士の働きに気を配る余裕はない。

若い担任に迷惑かけないよう、自分の役割で精いっぱいだ。

老保育士の、日々衰えて行く老いの介護までは、請け負えない。

それでも、保育士資格保有者。彼女には、児童の割り当てがある。

老保育士が保育出来ない分は、他の保育士の負担が増える訳だ。

更に、老保育士のご機嫌を、損ねないよう、気遣いして、言葉を選んで、

下手に物言いせねばならない。・・・余分な気苦労である。

一体、この現状を、行政は、どう見ているのだろう?

保育園は、介護施設ではないのだ。

要介護者でなければ、働けるとは限らない。

人の命を預かる現場で、定数を割り当てられた状態で

記憶力を失い、反射運動力を失い、視聴覚を失い、

感情抑制力も、仕事の理解力も失いつつある老人を

職員としてカウントせねばならない、これ程までに激しい人手不足。

私も、10月以来、昼休憩は物理的に取れない。

午睡時間は、書類作成と掃除、睡眠チェックで、手いっぱいだ。

体力は限界。50の手習いを越えての仕事である。

若い頃から、体の慣れた保育士でも、次々、体調を崩して行く。

老保育士を気遣いながらの保育など、出来るわけがない。

誰かが、この老保育士に、退職勧告せねば、早晩、指詰めどころではない、

重大事故が起こるに違いない。起これば、取り返しがつかない。

行政が気付いて、調査に入ってくれないかと思うが、

書類監査や、会計監査は来ても、職員の要介護度調査は、来ない。

自覚は、期待できない。日々増える負担に、ため息しか出ない。

誰に訴えれば、現状打破できるのか。

福祉、保育行政関係者で、これを読んだ方の誰かが、

私立園の職員現況調査を、思い付いてくれるのを、待つしかない。

それまで、事故の無いことを、神にでも、仏にでも

祈ることしか、できない。


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Posted by さあちゃん at 22:43│Comments(0)愚痴無題
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