2015年07月11日

惜しい気持ちはたっぷりありますが・・・


 やはり、無理でした。

 責任上、本年度は続けようとは、思っていますが、

 家族のサポートなしに、この生活は、無理です。

 私が、家族をサポートせねばならないのに、

 家庭的に無能力な家族達に、支えてもらおうと言うのは、

 雲に乗って、旅をしようとするようなものです。

 そこにあるようには、見えてるけど、現実に、触れる事はできない。

 例えば、夫。私が勤めだして変わった事は、

 朝、出勤する時に、鍵をかけて出るようになっただけ。

 娘は週1回、夕食を作ってくれます。でも、作ったら、作りっぱなし。

 3ヶ月で10㎏強、痩せました。この3日ほどは、何とか食べてますが、

 ご飯が咽喉を通らない日も続きました。

 資格試験の勉強は、あくまで、受験勉強。保育業務の実践については、

 全くの白紙状態です。でも、この事実を知っている人は、

 役所にも保育園にも、誰もいません。

 そもそも、9時から15時までの、パート業務のはずだったのに、

 確かに、面接の最後の方で、「フルタイムの採用も、あるかもしれません。」とは、

 説明は、ありました。・・・ただし・・・

 「採用面接としては、一旦終わりますが・・・」って、

 前置きした、後のお話でしたので、まさか、担任業務が来るなんて、思わなかった。

 大体、3月も中旬になって、クラス担任が決まってない事があるなんて、

 こっちも、一度は中学校教員資格を取ってる身。

 そんな事、あるわけ無いと思ってたし。「担任手当ても、つきますよ。」とは、

 言われましたけど、・・・まあ、慣れて来れば、そう言う事も、できるかも・・・

 その程度の認識でしたね。

 第一、「採用条件が変わりました。フルタイム、担任業務ですが、よろしいか?」

 との、事前の連絡も無かったわけで。

 手続きも、色々してる間に、一言の確認も無く、

 4月1日、いきなり、勤務初めに条件が変わっている事を、知らせて来るなんて。

 ハンコ、押した時点では、「9時から15時」だと思い込んでたんですが、

 「臨時職員」と言う一括りでは、その辺は、うやむやにされたって事でしょうか。

 いろいろ、調べました。こんなの、ありか?って。

 ・・・この程度、ざらにあるようです。

 好条件への変更に当たるため、上級機関へ申し立てても、

 取り上げられる可能性は、無いとの事。

 本来の勤務開始前に、聞き難いだろうけど、自分で確認しなければならないとか。

 再三再四、確認した挙句、勤務が始まってみたら、条件が違ってた場合、

 申し立てが通ることも在り得るけど、自分で確認して、記録を取っていないと、

 駄目だそうです。会話の録音とか、尋ねた内容を書き取って、

 「間違いありません」って、人事側のハンコ取っておくとか。

 まあ、大抵の人は、やらんでしょう。私が人事なら、こんな人が来たら、

 内定取り消しますよ。こりゃ、面倒な人だったな、って。

 ・・・色々、アルバイトもパートもして来ましたけど、

 労働者側が、ここまで自分で動かねば、労働条件って、守られないんだとしたら、

 労使関係って、本当に、ガラス細工どころか、飴細工並みに脆い物なんだって、

 本当に、齢半世紀過ぎまで生きて、生まれて初めて知りましたね。

 前のスーパーの店長に辞める時、「もっと信頼して欲しかった。」と、言われましたけど、

 職場って信用できない、って、それが常識なんじゃないですか?

 うっかり何か言ったが最後、話は百倍千倍に膨らんで、

 尾鰭どころか、冠も裳裾もつけて、そこ等中に広まってしまう。

 それを知ってるから、皆、必要な事でもだんまりで、何一つ情報が出てこない。

 明確な情報の無い、真っ暗闇のイラクサの藪に、放り込まれてる気分です。


 ・・・こんな状態で、家庭で、まるねこ娘のサポートは、できません。

 来年1年、まるねこ娘は、正念場です。いや、もう、始まってる。

 プロの方々との展覧会に向けての、制作が。

 わーって、巧拙ない交ぜに大勢で、持ち寄り展覧会的にやるのとは訳が違う。

 どの程度の芸術作品が出てくるのか、わからない中へ、

 美大在学中とは言え、同列の末尾に加えて頂くのだから、

 手は抜けない訳です。

 ・・・実は、私の従姉が幼稚園教諭・保育士で、学校卒業から定年まで、

 勤め上げましたが、結婚・2度の出産、その他諸々を乗り越えるのには、

 実母(私の伯母)と姑(従妹の旦那さんのお母さん)のサポートあっての事でした。

 伯母が、この従妹の息子達を含め、内孫の男の子も入れて、

 4人の男児を育て上げ、姑さんが家事をフォローしてこそ、

 できた事だったのだと、今にして、思い知りました。

 サポートの必要な家族を抱え、年齢に追っかけられ、

 北は北海道から、南は・・・九州は引き上げてきたけど、奈良と兵庫に、

 気がかりを抱えて、フルタイム勤務は、無謀でした。

 若い頃から続けてきた仕事なら兎も角、新人としては、

 あまりにも、出遅れました。

 母も姑も、サポートのいる年なのです。でも、私の体はひとつ。

 手も足も、2本ずつしかない。

 「されど2人」のために、すべてを提供できない。

 (いかなる「されど2人」かは、ご想像にお任せします)

 考えました。考えつくして出した結論です。

 まず、まるねこ娘の画業を、軌道に乗せる。

 それから、2人の息子達に、中途半端をやめさせ、きちんと結論を出させて、

 社会的に真っ当な家庭を築かせる。

 それから、ウチのオヤジの食養生をもっと徹底する。

 それから、兵庫の親達の面倒を、もっと見る・・・いや、看る。

 看る、です。そう言う年です。

 弟の負担を、少しでも減らさねば。いくら我が儘、通してきた子でも

 可哀想過ぎます。

 初めの条件なら、土日に、時々訪ねられるかと思ったんだけど、

 駄目です。疲れすぎて。

  これが、結論です。仕方がありません。残念です。涙出ます。

 初めの条件ならば・・・考えます。IFです。でも、限界です。

 娘には、将来の、これからの一生が掛かっています。枉げられません。





     きょうも、お越し下さって、有難うございました。


 

   


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Posted by さあちゃん at 10:15│Comments(10)保育
この記事へのコメント
こんばんは。
受験に努力を重ねて
就職試験の諸条件を乗り越えて
採用となったのを喜んでいましたが
体力的な大変さがよくわかります。
お仕事のほとんどが
責任問題でもあります。
こちらでは補助的勤務の募集は
あくまでも補助的勤務のようです。
事前に打診がなかったのは
地域性なんでしょうか。
あくまでも問わなかった
自己責任なんでしょうか。
労働社会から離れているわたしには
謎だらけです。
ご家族のことを考えての決断とのこと、
決断するには勇気がいります。
より良い方向にいかれますように。
Posted by ぷーちゃん*ぷーちゃん* at 2015年07月11日 20:57
Dear ぷーちゃんさん
 事前の打診をして、逃げられた経験がある、というのが、一番ありうる話でしょうね。
 本来、必要無い条件で採用枠を設け、面接に来た人のうちで、めぼしい人に、
弱みに付け込むような話をきかせ、興味を示した所で、さっさと上の業務につけてしまう。
でも、3ヶ月で、10kg強の減量は、いくら元々肥満気味だったとしても、
体力的に、落ち過ぎです。上体を起こしてるのが、やっとなんです。
TVで痩せたい人が出てくると、「2歳児追っかけて、走れ~!!」って、喚いてます。(笑)
Posted by さあちゃんさあちゃん at 2015年07月11日 23:12
さあちゃん

「山あり谷あり」の人生、勇気ある真実の言葉。
現実社会の中で 形は違っても「山あり谷あり」の苦悩を
抱えた多くの人がおられることも知っていますが・・・
幾多の困難を一つ一つ、乗り越えてゆかれる記事に勇気を
貰っていますよ、
しかし、人、健康あってこそのこと! とのかく
わが身の「健康」を一番に、行く末を決めてください。
Posted by 風 at 2015年07月14日 11:33
Dear 風さん
 健康って言う面から言うと、ちょっと、いい加減な所があって、
こんな赤ちゃん達のお世話するのに、事前に健康診断もなかったんですよ。
最低限、結核・肝炎・梅毒・・・血液や飛沫で感染する病気の検査をするべきじゃなかったのかなぁ・・・
 昔々、デパートに入社した時、ツベルクリンが大きく出て、結核の精密検査を受けさせられました。
甲状腺肥大と、ね。両方とも「シロ」でしたが。
でも、クラス担任をさせるなら、絶対必要でしょ?それがなかったんだから、
パート的業務だって、思っちゃいますよ。
 
Posted by さあ at 2015年07月14日 22:12
私も、定年退職後、何ヶ所か、労務管理がアバウトな職場で働いて来ましたが、憤慨したり、勉強になったりして 来ました。
職場の同僚は、テキトーに行きや! とアドバイスして下さいましたが、テキトーが難しく、
悩みました。それも、勉強だったかも?!
そうして、世間が分かってきました。

何よりも、健康に気を付けて、チャレンジして下さい。*\(^o^)/*
Posted by 夢想花夢想花 at 2015年07月16日 10:37
そら~惜しいよね~!
志しを立て努力して資格を取り、さあ~これからと言う時なのにね・・:
そうそう~受験勉強と実務とでは勿論、ギャップもある筈だし、、、
当然、他の職種でも見習い期間のようなものは必要ですよね。
それに小・中学校の授業なら、ある程度セオリー(マニュアル?)通りで運べると思うけど、ニ歳児?相手ならセオリー通りに行かないのも当たり前!!
そら~疲れるよね~(笑)
まして、さあちゃんは主婦業もあるのでフルタイムは正直キツイと思うよ・・・
それに担任ともなればメンタル面の負担も大きい筈だしね。
さて、どうするか?さあちゃんの記事で保育現場の実態が少し見えて来たような気がします。(笑)
折角の保育士資格、活かせる方法が見つかると良いですね!
祈ってます。(^ω^)
Posted by DreamDream at 2015年07月17日 05:12
Dear 夢想花さん
 労務管理は厳しいんですけど、それを采配する人の機嫌が、コロコロ変わるって言うのが、
著しく、メンタルを損なう状態なんです。
 夜も眠れずに悩み抜いて、「明日はこう言うふうにやってみよう!」と決意して、
必死に自分を鼓舞して、行って見れば、部屋の中は、がらりと様子が変わってる・・・
予定は、ぱ~~です。 様変わりした部屋に興奮した2歳児は、廊下へ駆け出す事、数十回。
 体力も尽きる訳です。その上で、メンタル抉りまくってくれますから。
帰りに、犬上ダムに飛び込みたくなるような事、言ってくれますよ。
そうなったら、厄介払いできたって、喜ぶかも知れない人だけど。(笑)
Posted by さあちゃんさあちゃん at 2015年07月17日 21:30
さあちゃんからのリ・コメ読んで、もっと心配になりました。
さあちゃんは、真面目で一生懸命過ぎるから、熱く考えすぎる。

その点は、私と似てるのではないかと、思って居ます。
私も、定年退職後、やっと就けた働き先で、露骨な労務管理みたいなことを、多くされました。組合もないし、訴えるところもないし、困ってたらブログ仲間から、一人でも入れる『関西合同労組』を、紹介して貰いました。監督官庁に相談に行ったこともあります。ブログにも載せました。また、シルバー人材センターで、80・90歳で働くご高齢者さんにも励まされて、それでも、行政からの天下り職員に横着なコト言われて、夜も寝られない口惜しい思いをした事もありました。

で、だんだん、あーだこうだ、と、あの手この手を考えるようになりました。
ダムに・・・なんて、言わんといて!!!
何よりも、大事なのは、あなたの素晴らしさだ!!!

私の造語ですが、『クールな眼と、温かい腕と、強い脚で・・・』で、頑張りましょう、ね!!!
それと、『捨てる神あれば、拾う神あり』、
『人生、至る所に〝青山“有り!!!』 です。
鏡の前で、笑顔も作って、気合いを入れ直すのも、良い方法かな?!
と、思ったりします。
フレーフレー、さあちゃん!!! *\(^o^)/*
Posted by 夢想花夢想花 at 2015年07月17日 23:47
Dear Dreamさん
 2歳児にもセオリーはありますよ。ちゃんと大人に解るセオリーが。
ただ、今までの彼らの周りにいた大人は、保育士以外の視野を持たない人か、
保育士で無い人か、どちらかだった訳で。
だから、彼らの訴えを、正面から感じていなかったんだと思う。毎年の2歳児の訴えを。
 例えば、毎日、タオルや水筒や食具セットを、決められた場所に置くんだけど、
2歳児にすれば、これは「何の為にやってるんだろう」って、筋道を考え始めてるんですよ。
 手洗い場にペーパータオルがあるのに、なぜタオルを所定の場所に掛けるんだろうって。
お茶の水筒を持っているのに、給食室で沸かしたお茶を、持参のコップで飲まなきゃならない。
おやつのプリンのスプーンは、金属製の普通のスプーンが出るのに、給食のスプーンは、自分のを使うとか。
 おもちゃだって、矛盾だらけ。
手触りのいいドイツ製の木のおままごと道具は、年長組の部屋にしかない。
ままごとキッチンも、年長組の方が、一回り小さく、木製で美しいわけ。
小さい子の部屋のままごとキッチンは、でっかいアメリカ製のプラスチックで、
2歳児にすれば、体に合った大きさのおもちゃで遊びたい。
 でも、年長児の部屋へ、入ってはいけない事になったわけで。
これが、「絶対だめ」なら、諦めるだろうけど、先生の都合によっては、
良かったり悪かったり・・・では、訳が分からない。
 分からないと言って、必死に訴えてるんですよ。2人は。
ベテラン先生達は、反抗期だって、押さえ込んじゃってたんでしょうね。
頭のいい子達ですけど、表現は2歳児だから、あの綺麗な上等のおもちゃで遊びたいって、
難しくて言えないわけ。まあ確かに2歳には、勿体ないかも知れませんけど。
 でも、どうして、全クラス平等にしてないのか、ホント、わかりません。
そして、どうして誰も、これを疑問に思ってないのかも、分からないんです。


 
Posted by さあちゃんさあちゃん at 2015年07月17日 23:53
Dear 夢想花さん
 すみません。ご心配をおかけしました。抑鬱症状は、オランダ時代に経験がありまして、
自分で分析処理できるんで、大丈夫です。
 ダムは・・・実は行った事ないんです。まあ、今は行かない方がいいかなって。
近くまでは行きましたけどね。変な畑があって、近付いてみたら、ソーラー発電所でした。
それで、笑っちゃって、帰って来ました。果樹園だと思った自分がおかしくて。
町育ちの、あんぽんたんです。おかしいでしょ?
Posted by さあちゃんさあちゃん at 2015年07月18日 00:11
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