2013年02月09日

あったま来た!!

 本日、愚痴です。

  ファンタジーがお目当ての方、お読みにならないで下さい。


 

 パン屋でパートしている。そこに悪魔がいる。悪魔だから、反省がない。

 パン焼き窯に、生地を入れたら、温度設定をする。タイマーをセットして、スタートボタンを押す。

 これは、基本。作業の常識。それを、何ぞや。

 「シュークリーム入れたから」

 パン屋だから、シュー・ア・ラ・クレームではない。パイのようなデニッシュである。

 窯の温度とタイマーは、合ってた。それは電光掲示だから、離れた所からでも分かる。

 後は、スタートボタンを押すだけの作業。

 それを、して無いって、誰が思うんだろう。

 つまり、上記のセリフの後ろに、こう言う言葉があったのを、省略したらしい。

 「温度と時間がわからないから、セットして、スタートボタンを押してください。」

 総責任者たる者が、もう、何ヶ月も製造している菓子パンの、

 温度・時間の設定を知らないと、誰が想像したって、思うわけ無い。

 かくして、シュークリームは焦げた。

 常々、人に、様々の新製品の温度と時間設定を、早く覚えろと、

 やいやい言ってる張本人が、これである。

 なぜ、言うべき言葉を省略したか。理由は明白。

 リーダーが、近くにいたからである。

 自分が、ごく基本的な事を、覚えていないのだと、リーダーに、知られたくなかったのだ。

 ・・・と、言う事を知ったのは、後の事。

 ここからが、悪魔が悪魔たる行動の、真骨頂を現す所である。

 私は、この前日、足を挫いて、歩くのが非常に困難になっていた。

 これは、自分のドジだから、しかたがない。だが、どうにも痛いのだと白状して、

 窯の前を離れていた。シュークリーム事件は、その直後であった。

 スタートスイッチを押すには、長い作業台を、半周しなければならない。

 足が痛いと、断りを言った直後に、誰が、そんな指図をされたと思うだろう。

 スタートスイッチの押し忘れは、結構、皆がやる失敗である。

 お焦がし事件は、頻発しているのだ。

 パート全員が、悪魔がスイッチを押し忘れた、と思った。

 繰り返すが、温度・時間の設定は、出来ていた。

 「設定、これでいい?」この一言と、スタートボタンを押す手間を、

 悪魔は、惜しんだのである。自分の不勉強を、隠そうとして。

 この日は、アルバイト君が、来ない日であった。後片付けをしておかねばならなかった。

 これは、足が痛くてもできる。鉄板拭きが、あと4,5枚の所で、リーダーとベテランさんが、

 ゴミの山を持って、作業場を出た。

 私も一緒に終わってよいと、皆がいる間は、悪魔は、優しげに言った。

 が、悪魔のセリフには二言(にごん)がある。

 鉄板を拭き終わるや否や、売り場の後片付けを命じられた。

 時間的に見て、片付けるべき所は、あまりない。店は営業中である。

 少し片付けて作業場に戻ると、

 「オレ、シュークリーム入れたからって、言ったよね!

  なんで、スイッチ、入れに来なかった?

  なんで?なんで?

  見ろよ、これ!最悪だ!!」

 廃棄処分品入れには、ご丁寧に、握りつぶした、焦げたシュークリームの山があった。

 「今日、窯の責任者だろ!!

  どうして、スイッチ入れなかった!?

  どうして!?なんで!?」

 これで、面食らわない人がいたら、教えて欲しい。

 焼く為に、パン生地を窯に入れたら、スタートスイッチは、押さねばならぬ。

 パン焼きの常識である。

 それを、自分は、今日の責任者じゃないから、離れた位置にいる責任者に、

 ちょろっと、一言、判別不明のことを言って、済まそうとしたのである。

 自分の失敗は、人のせいだと、平気で言う。

 ところが、この悪魔、私が何か一言でも、反論しようものなら、

 「また、人のせいにする!!」と、怒り狂うのが常なのだ。

 誰かの名を、出さざるを得ない詰問をし、うかつに人名を出せば、それをあげつらって、

 「人のせいにした!」と、喚き回る。手の付けられない人物である。

 自分の言ってる事と、人に要求する事のギャップに、全く気付いていない。

 しかも、リーダーとベテランさんを追っ払い、八つ当たりの舞台を、自ら設えてから、

 これをやるのである。

 本当に、窯の責任者が、パン焼きのスイッチの操作全てを、

 自ら行わなくてはいけないのだとしたら、誰が、いようといまいと、

 即座に叱責すればよい。だが、できない。

 スイッチ操作は、生地を窯に入れた瞬間に、発生するからだ。

 リーダーの前で、こんな事を言えば、どうなるか。

 賢い人だから、その場では何も言わない。だが、自分の不勉強が、店中に筒抜けになる。

 その力のある人物である。だから、まず彼女を追っ払ったのだ。

 そして、私は、彼女に告げ口をしない事が、分かって来たらしい。

 八つ当たりには、格好の人物である。

 私は、ここと言うはけ口を持っているから、とりあえずは、告げ口しないだけだ。

 ここに、固有名詞抜きで、言いたい放題書いている。

 だが、うっとうしい悪魔との付き合いも、明日一日である。

 悪魔に異動命令が来た。古巣に帰るそうである。万歳!!

 いなくなったら、パートさん達に、全部ばらそう。ちょっとずつ、ちょっとずつ、ばらそう。

 ここに書いたことも、書かなかったことも。

 ・・・実は、皆、そう思っているらしい。ちょっとだけ、ばらしかけた人がいるから、わかった。

 
 こんな所に書かずに、本社に提起すれば?と思う方も、おられるだろうが、

 なにしろ、職場が自宅に近すぎる。騒ぎを起すのは、賢明とはいえない。

 そして本社は、県外である。だから、愚痴なのだ。

 愚痴は、恥ずべき事だと言う人がいる。

 関わりのある人に言うのは、いけないと思う。告げ口になるからだ。

 当事者に反論の機会が無いのは、卑怯であろう。

 だが、無関係な人にとっては、「へえ、こんな人間って、実在してるんだ。嫌だねぇ・・・」

 で、終わりである。それでいい。

 
 「他人事みたいな顔する!!」

 と、悪魔によく言われた。帽子とマスクで、いまいち表情は、はっきりしないと思うが、

 当然だとも思う。職場に、愛着がもてないのだから。

 住めば都とか、郷に入っては郷に従えとか、言葉はあるが、

 悪魔のいる所は、つまり、地獄である。

 51歳のババァに、時給をくれるのでなければ、誰がいたいと思うものか。

 何があっても、心底を動かぬよう、自意識を確立しておかねば、

 いびられてやめていった、若いアルバイト達の二の舞である。

 それが、そう言う表情になるらしい。

 体罰問題が、白熱している。度を越えた体罰=暴力、八つ当たり的暴言に、対抗する為には、

 自己確立が欠かせない。だが、その現場では、石になるしかない。

 相手にも現場にも、執着も愛着もなく、ただメニューをこなし、時間をやりすごす。

 それが、相手を余計に逆上させ、八つ当たりはエスカレートし、暴力暴言は度を越し、

 挙句が、高校生の自殺事件を引き起こした。

 あの事件とは、腕力があるか無いかだけで、他は、悪魔の所業と同じである。

 現場に愛着を持たせ、上司を信頼させ、パート達の融和を図るのに、

 失敗の度に人を罵倒し、お互いが陰口を言い合ってるかのように、作り話をし、

 仲違いさせ、きちんとした新人教育もせず、用語も設備も、説明の一つもなしに働かせて、

 それで自分の勤めが、成ると思っている。

 こう言う人物を、「体育会系」と言って、会社組織は、重用するらしい。

 かくして、アルバイトは長続きせず、やめ癖がつき、

 パート達は疑心暗鬼に捉われ、戦々恐々とした中で、時給分だけしか仕事せず、

 余分な責任から、逃れる事しか考えない。すべて、「体育会系」を重んじた結果であろう。

 体育系部活で、暴力をよしとする土壌に育った人物が、会社組織を、

 ひいては、日本の社会を崩壊させるのだ。悪魔の古巣は、無事ですむかどうか。

 私は、知らない。が、日本社会のごく一端であるから、一応、心配するのである。
 



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Posted by さあちゃん at 11:13│Comments(0)愚痴
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