2017年08月27日
バザー2時間って、忙し過ぎない!?

保育園でバザーがありました。
・・・ありました、なんてモンじゃないね・・・
だいたい、Google mapで見たら、建築中の画像が出るくらい、
新しい保育園だから、バザーもまだまだ、試行錯誤中。
「あれをやろう」「これもやろう」「こんなふうにやりたい」
いろんな意見を入れていると、訳わかんなくなってきて・・・
会議と称して集まっても、無駄話の多い事・・・
おまけに、O-157のおかげで、「食べ物の持ち帰りはNG」
「座って食べる場所を、たくさん作れば、
無理に持ち帰る人は、減るに違いない」
急遽、中庭の芝生にブルーシートを敷き、
芝生自体をクッション替わりに。
ベンチに布をかけて、テーブル風に並べ、
テラスから中庭に出て、食べて貰えるように、
朝から、しつらえ替えに、大わらわ。
「これだけ沢山、客席の用意があるのに、持って帰って食べる人は、
自己責任よ。ポスターもいっぱい貼ったし、放送もするし。
食中毒って言われても、保健所に言い訳が立つわよ。」
食べ物は、給食室で調理員が作るし、分けたり包んだりは、
毎月検査を受ける職員が、エプロン・マスク・三角巾で、やるから、
その場で食べて貰うのなら、ほぼ大丈夫な筈。
でも、日用品コーナーや、職員おすすめ品コーナーは、
・・・どうするのが、正解なんだろう・・・感が、あふれている。
オーナー園長の「占いコーナー」に至っては・・・
占い師のさあちゃんとしては、「・・・・・」ものなんだけど。
子どもの福祉施設の、オーナーとか園長とかが、
「占い」



何占いか知らないけど、保護者はどう思ってるのかなぁ・・・
パソコン時代だから、ホロスコープもすぐできるかも知れないけど、
どうも、もっと神秘的な方らしい。
小道具を持ち込む所を見てしまったけど、
白雪姫の継母のイメージだなぁ・・・「鏡よ、鏡よ、鏡さん・・・」
さあちゃんが保護者なら、ちょっと悩むかも・・・です。
「おすすめ品」を出せ、と言うので、つまみ細工を持って行きまして。
売れました。
ただねぇ・・・2時間しかない開催時間。残り30分で、半額セール。
最後15分で、3品100円セール
残った物は、職員が泥かぶりの覚悟で、手分けして買い取り。
どの段階で売れたのか、分からないから、
素直には喜べません。



おくるみ人形袋も、どこかへ養子に行きました。



受け持ちの2歳児のもとへ。
「七五三に使います

わざわざ保護者さんが、お声をかけて下さいました。
ありがとうございます。でも、上手く髪に留まるかなぁ・・・
売れ先が分かったら分かったで、心配・・・

(これは、売れ残り)
それにしても、バザー2時間って・・・忙し過ぎる。
買い物に来たママさんは兎も角、懐かしの保育園を訪れた卒園生は、
ヨーヨー釣りにスーパーボール掬い、アクセサリー作りに粘土細工。
合間にカレーを食べ、焼きそばを食べ、アイスを食べ、
輪投げ大会、福引コーナー・・・お友達とも喋りたいし、
弟妹分の在園児に、何でも上手な所も見せたいし。
ワーワー言ってる間に、お開きの時間。
粘土細工が出来上がらず、「やだ!持って帰って続き、作る!」
結局、親御様、粘土ひと固まり、お買い上げ。
無料体験コーナーだから、出来上がりは持って帰れない。
お持ち帰り分は、買い取ってもらう訳。まあ、お安いものだけどね。
そう。たった2時間の為に、4月から大騒ぎ。
特に、前日のお昼寝時間。
いつも、お昼寝たっぷりの、寝坊すけちゃんが、
・・・眠らない・・・
ず~~っと起きてる。眠いんだとは、思う。お布団の上には、いる。
でも、眠れない。大人の興奮がうつるんだ。
副担任配属が決まった時、カリスマ正担任保育士に言われた。
「あなたからは、緊張のオーラが出ている。
それが子供にうつって、眠りを妨げるから、
さっさと休憩に行ってください!」
そう言って、部屋から追い払われたものだった。それが・・・
前日には、いつも機嫌よく、パッチリお目覚めの子が、
突然「ギャーーッ


その前日にも、別の子が泣き叫んで起き、
この子の泣き声は凄まじくて、クラス全員を起こしてしまい、
久々に、パニック状態を起こしてしまった。
・・・幼稚園は、バザーをしてもいいだろう、と思う。
でも、保育園は、子どもによっては、1日の内、12時間を過ごす、
ほとんど、「第二の家庭」である訳で。そこで、お祭りをやるのは、
・・・小さい子には、思わぬストレスが掛かったのではないか、
と、思う。
特に、先生達が、保育の時間の合間に、
「ああだ、こうだ」と、保育でない事をしているのを、
子ども達は、敏感に感じ取っているのだと、思う。
保育に関する事をするのは、(参観日や七夕や、お誕生日会・・・)
それは、自分達の為の事だから、子ども達も分かるのだろう。
でも、バザーは、大人の行事だ。卒園生の同窓会だ。
1~2歳児は、何だか分からないけど、先生達が浮足立って、
わさわさしている事は、分かるけど、何故なのかが分からない。
それが、「お昼寝、眠れない、泣き叫んで起きる。」に、
現れるのだと思う。
本来のバザーは、「収穫祭」だったはず。
オランダで、そう聞いたもん。
秋に、農作物を収穫して、冬のクリスマスと新年に向けて、
様々な準備をする。
その時に、使わなくなった日用品、取れ過ぎた作物の加工品、
得意な手仕事の作品を持ち寄って売り、自分達の必要品を買う現金と、
貧しい人への年越し費用の施しを、確保する。
・・・そういう目的だったのに。
日本人って、ホント、我田引水の国民だよね。
そう言う、本来の目的より、
「お金になる。みんな楽しめる。どこもやってる。それやろう!!」
・・・で、やっちゃう。
もともと、キリスト教のお祭りだから、占いはご法度の筈だし。
まあ、少しは、家の物が減ったから、いいか・・・
前の保育園で、ボールプールが人気だったけど、
一つしかなくて、ボールの数も十分でなく、1歳児クラスが使うと、
2歳児クラスに当たらなくて。その時、言われたの。
「トイザらスで、1000円よ。」
どうやら、1歳児担任の私物だったらしい。町立保育園のいいかげんさ。
そりゃ、使われたくないわ、な。・・・嫌みの一つも言われるわけで。
で、言われた通りに買ったの。念の為に2セット。でも、1セットで十分だったから、
1セットは退職時に引き上げて来て、1年余り家で・・・邪魔で邪魔で・・・
で、バザーに寄付した。400円で売れてた。
孫が出来たら・・・とか思ったけど、長男の所へ持って行くには、
かさばるし、次男の所は、狭い2DKで・・・使えそうにない。
そのうち、古びてくるだろうし・・・
「ホントにいいの?」って、聞いて下さったわよ。品格の差よね。
前園では、保育中は黙認して、退職時にも言って来ないから、
「置いて行きます」と言ったら、「あら、ありがとう」で、おわり。
もうすぐ、前園、無くなります。認定こども園になるそうです。
名称は消滅する訳。場所は、そのままだけど。
あの、怒鳴り合わねば互いの声が聞き取れない、
音の乱反射する建物は、どのように改修工事されるのやら・・・
4か月で、ホント、耳が悪くなったわ。
今の保育園は私立だから、「認定こども園」になる日が来ても
社会福祉法人の名称は、変わらないと思うよ。
「小さな声で。静かな保育を。」
甲良あおぞら園の主張と似てた。
陶器の食器。透き通った装飾。木と布のおもちゃ。
それでも、騒音苦情はある。住宅街は難しいね。
やれやれ。ひとつづつ行事が終わって行きます。
来年度は、お掃除係に落としてもらおう。体がもたない。
正担任の無事の御出産を、祈るばかりです。
・・・大きなおなかで駆け回られると、ハラハラするよね。
責任者を引き受けた時点で、分かってたはずなのに・・・
では、また次回。今日もお越し下さって、ありがとうございました。