2014年11月01日
さらなる試練・・・
今年も、七五三の季節が、
やって参りました。
三歳女児用、被布。
その、たて襟飾り。
今年は、本格派つまみ細工。
なかなかでしょ
（
自画自賛
）去年と同じじゃないかって
ちがうよ～～～
よーく、比べて見て下さいネ
これが今年。
下が去年。
紫色が違うのは、カメラの性能のせい。
さあのガラケイで人工光だと、何だか青くなっちゃったけど、
地色は、ほぼ同じ紫。裏地は、まあ、着たら見えないもんね。
決定的に違うのは、専門的に言うと、縦襟の丈。
前の、長方形の、打ち合わせの所ね。
去年の分は、とにかく、生地が足りなくて、カツカツだった。
だから縦襟が短く、襟開きが広すぎて、みっともないのを隠す為に、
ごちゃごちゃと、いっぱい花を付けた。蝶々も付けた。
今年は、生地が十分にあった。あったというか・・・
・・・これ実は、さあが縫うはずじゃ、なかったんだ。
違う人が、引き受けてたんだ。
さあは、保育士試験が済んだら、花飾りだけ作る予定だった。
でも試験は、ご存じの通り、とんでもない次第で・・・
とにかく、筆記試験を終わらせて、和裁教室に復帰宣言。
・・・そのさあを、待ち構えていたのは・・・
・・・コシのないレーヨンの、手芸用生地で着物を作ること自体、
そもそも無理があるのだし、この生地、異常にほつれやすいし、
もともと、接着芯を貼って使う物だから、織り目も粗いし。
最初に引き受けた人は、以前、１度やった事があったのに、
・・・失敗。・・・
時間をかけすぎ、アイロンを何度も当てるうちに、変色。
紫や赤は、染料の発色が難しいらしく、アイロンの熱で、
一瞬変色する事がある。冷めると戻るのだけど、ちょっとコワイ。
生地のツヤもなくなってた。アイロンが上手く利かず、
少し湿らせたのかも知れない。
絹地なら絶対アウトだが、レーヨンでも、水気は避けたい。
「もう、１からやり直すしかないと思って、生地は買ぅて来たんよ。」
・・・それを、さあに縫えって・・・
・・・それも、１０月中に・・・
七五三って、１１月１５日じゃなかったっけ・・・
「慣れた人の方が確かやし、どっちみち花飾りも、作って貰わんならんし」
キッチンハウス先生、さあが、既に、精神的にプッツン直前なのを、
ご存じない。
この日、１０月２１日。怒涛の試験は、たった２日前だった。
でも、仕方がない。幾度も縫って、手順はわかっている。
ノートも整理できてる。結局引き受けた。
２５日・土曜日、貴重な土曜休日を返上で縫い上げた。
またしても、縦襟は短かった。また、沢山の花を作るか・・・
しかし、時間的に、余裕はなかった。
縦襟を十分に長くすれば、花は２個でいいのだ。
襟用の生地を、上前縦襟に流用した。下前は、失敗作を解いた。
失敗作の残布は、幸い、新品のツヤを保っていた。
ここから襟を取った。結構十分に、長さがあった。
今までに無く、ふっくらと丸い襟を作った。
七五三記念撮影のチラシの、モデルちゃんの被布を、参考にした。
２８日、お稽古場で、肩上げとホック付け。
「１１月１日の土曜日に、お届け予定やから、３１日までに、
花飾りつけて、持って来てね。」
言うは、易し。行うは、難し。
花は、一片たりとも出来てなかった。
にっこり笑って誤魔化したが、心底、震えが来た。
・・・兵庫の母が、入院していた。
お見舞いに、行かなくてはならなかった。
来るな、とは言われていた。母に、ではない。看護している弟に、だ。
「来たって厄介なだけじゃん
オレ、アッシーは出来ねぇよ」弟は長年のプー太郎が祟って、老人介護する羽目になっていた。
代わってやりたいが、こちらも、病人（オヤジ）を介護している身だ。
だから、せめて、病院へ直行直帰のお見舞いに、
行こうと決めていた。だが、これでは行けない。
母は、お仕事１番で生活してきた人だ。
日を切られた仕事を蹴って、お見舞いに来たと知れたら、
何を言って、どやしつけるか、目に見えている。
３０日、お見舞いを蹴って、花飾りに掛かった。
去年のように、幾つも失敗する訳に行かない。
一発で、２個、そっくりさんを作り上げた。
こう書いてたら、簡単だが、この間、またも欠勤したオヤジの、
３食を作り、片付け、家事全般もやってる訳。
夜っぴて縫いつけ、３１日昼前、届けようとした。
時間的に言うと、届けて、直、パン屋に行かねばならない。
オヤジは、風邪気味だと、大手を振って欠勤。
さあが、家を出ようとしたら、ぬぅ～ッと起きて来て、
「昼飯は？」
癇癪玉は破裂寸前。
準備してあった食事を、全部電子レンジに放り込んだ。
「あれ食べて
」返事も聞かず飛び出しかけて、またも変事を目にした。
まるねこの自転車（新品
）の、駐輪場シールが、古いままだ
昨日、学校へ行く時、料金を渡したはずだ。
おとぼけ愚娘。「あれ、そうやったん？お小遣いやと思った。」
バッキャローーーーッ
１４段の外階段を、どう駆け下りたのか、記憶に無い。
意識がはっきりしたのは、公園横を過ぎた辺り。
必死にペダルをこぎ続け、１ｋｍ余り。キッチンハウス先生宅の
文字通りのキッチンハウスに、被布の風呂敷包みをそぉっと置くと、
パート先のパン屋へ、また必死に取って返した。
パン屋へ着いてから、時間を確認したら、家を出てから９分だった。
ママチャリで、約２ｋｍを９分
作業場へ入っても、息切れが治らない。
それなのに、なぜか頭数が少ない。・・・
お嬢さん上司が、発注ミスした原材料を分けて貰いに、
水口店へ行ってると言う。土日の準備で、てんやわんやの金曜日に
月末決算で、ややこしい、この日に限って
既に回ってしまってる目が、更に回るような忙しさ。
お嬢さん上司は、間もなく戻ったけど、「あ、明日の予約のピザがない。」
一人、のたもうて、１枚だけ作るかと思いきや、
ピザ生地１パック、１０枚全部出してきて、「ごめん、作ってくれる？」
その時点では、まだ契約時間内だった。
ところが、事務処理に行ったまま、お嬢さん、作業場に戻らない。
さあは、一体、どこまで仕事すればいいのか、分からない。
残業は、できるだけ避けるように、通告が来ている。
ピザは出来たが、棚の上には焼き立て食パンが、１０本
午後５時前に、未処理の食パン１０本
（２０斤って事ヨ・・・）一刻も早くスライスして、店頭に並べなくてはならない。
あと４時間で売れるだけ、売らなきゃならないのだ。
物凄い勢いで、スライスしましたよ。袋につめて、値札を貼って、陳列して。
結局、１時間以上も残業。怠けた時間なんて無い。
夕方のお客様に、焼き立て食パンをって言う、パン屋の方針が悪いんだっゴミを担いで、売り場を出て、さらにさらに猛ダッシュ
駅前の駐輪場で継続の手続き。ホント、まるねこの馬鹿野郎
へろんへろんで、帰宅した。午後７時前。
残りの力を振り絞って、夕食作り。オヤジと愚娘、上げ膳据え膳。
食べるだけが仕事の奴等。ああ、腹立つ。
腹立つから、書いてやった
凄い愚痴だね、これ。客観的には、さ。
最後に、弟に電話して、「お見舞い、行けない」って、断った。
母の病状は、点滴治療だけらしい。通院でもいいのだが、
昔から、じーっ、と出来ない人でね。
安静を保つ為に、病院に放り込まれたらしい。
そんな事なら看病の弟に、何か美味しいお歳暮でも、贈りましょう。
やれやれだね。もう、ややこしい事は、無いかな？
暫くは、御免こうむる。夏服片付けて、庭の草むしりして・・・
さあは、忙しいんだ。
家が片付いたら、南草津へ行きましょう。
もう、頸が、限界。肩凝りなんだか、寝違えなんだか・・・
では、この辺で。また、そのうちに・・・
今日も、お越し下さって、ありがとうございました。
Posted by さあちゃん at 00:26│Comments(0)
│愚痴
